here and now

怒りを聴く

電話で、カウンセリングのボランティアをさせていただいていると

クライエントの怒りを聴く機会があります

 

カウンセラーとして、そこに、どうあればよいのかと思います

 

私を育ててくれた母には

長男の嫁としての様々な苦労があり

怒りの気持ちを出しておりました

そんな母を、私は、かわいそうに思い

助けになりたいと思っておりました

 

また、時には、幼い子どもですから

親から愛されたいという欲求を

我儘にぶつけることもありましたが

そんな時は、母から厳しく叱られたものです

 

思春期を過ぎて、成人になるまで

私は、自分の怒りにふたをしたまま

怒りを意識することなしに過ごしておりましたが

 

少しずつ、自分を解放することができるようになると

怒りの感情が、外へ向かって出てくるようになりました

たまっていたマグマが噴出を始めました

 

けれど・・・

それで、気分すっきり、一件落着とはならなかったのです

 

・・・怒りのコントロール・・

歯止めが利かなくなってしまったのです

 

何冊かの本を読んでいて、教えられたことですが

怒りの感情が湧きあがる時に

脳内に分泌される物質が

一時的に、私に元気を与え、気分よくさせてくれるのだそうです

 

すると私の脳は、錯覚を起こして

その時の感覚を、良いものとしてとらえ

また欲しがるようになるのだそうです

 

わかるような気がするのです

 

何か嫌な気分に陥った時に

そこから逃れたくて、忘れたくて

怒っている自分がいるのです

私は、その脳内の物質の気持ちよさを知ってしまったのですね

 

それだけのことです

 

だとしたら・・

 

その物質がなくなるまで

静かに、いまここの自分に、居ればよいのですね

 

 

 

 

娘からは、沈丁花の写真が送られてきましたけれど

我が家の庭の沈丁花は、まだ固いつぼみです

今日も、雪がちらつき寒い朝です

 

 

 

 

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