19世紀のワルツ王、ヨハン・シュトラウス2世は、
様々な女性とも浮名を流し、結婚も3度経験しています。
シュトラウス2世が女性に大人気なことに目を付けた
使用人が睡眠中のシュトラウスの寝室に忍び込み
無断で少し切り取った髪を女性ファンに
高額で売りつけていた者もいたようです。
素晴らしい作品の作曲者だから女性にモテるのか、
数多い女性にモテる魅力が名曲の源泉なのか、
有名人だから異性にモテるのか、
異性にモテる魅力があるから有名人になれるのか、
鶏が先か、卵が先か………。
ヨハン・シュトラウス2世と言われても
「誰それ?」ってなる人も多いかと思うのですが、
「美しく青きドナウ」の作曲者と言うと
ああ~あの曲となる人も多いのではないでしょうか。
曲名を言われてもピンとこない人も曲を聞けば
この曲なら聞いたことがあると言うかと思います。
私は「美しく青きドナウ」を聞いて思い出すのが
映画「2001年宇宙の旅」。
2001年宇宙の旅の映画開始冒頭に流れる曲は、
K1でボブ・サップ選手が入場曲にしていましたが
「美しく青きドナウ」は、
あれではなくて宇宙空間のシーンで流れる曲です。
他の機会でも耳にしたことは確かなのですが、
他が浮かんでこないのは、
2001年宇宙の旅が他のものを吹き飛ばしているのかも。
2001年宇宙の旅のテーマ曲と映画投入曲の「美しく青きドナウ」
私達は、ある場所を訪れたり見た時や何かをした時に、
それが記憶を思い起こすトリガーとなって
自然と誰かのことや何かのシーンが
思い浮かんだりすることがあるのですが、
色々な刺激の中でも音楽と記憶の結びつきは
強固なもののように思います。
このことについて
音楽は脳の聴覚を司る部位に伝達される際に
記憶を司る海馬にも刺激を与えるからとか、
音楽によって刺激を受けた右脳が活性化することで
同じ右脳の働きの一つ映像イメージも
活性化するからとか言われているようです。
良い音楽は、それを聴くだけでも心が穏やかになれたり、
幸せな気分にさせてくれたりするので
自分の素晴らしい体験とリンクする音楽があると
癒し効果抜群の心の薬となるかもしれませんね。