心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

加害責任

2024年03月01日 | 雑感・愚見

 

1994年 アメリカのペンシルバニア州で

強盗に入った29歳の男が

家人と激闘の末に射殺されたのですが、

強盗の遺族が、射殺した相手を告訴しました。

 

法廷は、遺族に5万ドルの賠償金の

支払いを命じました。

 

 

これ射殺する前に強盗犯を制圧していて

射殺するまでもなかった、

つまり明らかな過剰防衛だったのなら

まだ理解できるのですが、

 

アメリカでは、殴った側が拳を痛めたとして

被害者を訴えた的な裁判が開かれたなんて

たまに見聞きするので

 

上の裁判は、強盗犯と家人との銃撃戦の末なのか、

強盗犯の暴力に屈せずに

家人が自衛のために所持していた拳銃で

強盗犯を撃ったと自然に考えると

 

で、その家人に5万ドルの賠償金だとしたら

アメリカさん。それで良いんですかあ~。

家人が強盗被害にあったことを忘れていやしませんかあ。

 

こんな裁判が

日本で行われたという記憶がありません。

強盗被害者である家人を

告訴した強盗犯の遺族もどうかと思うし、

かなりの賠償金を認めた裁判官もどうかと、

アメリカと日本の正義の感覚がかなりズレ………

いや私の感覚だけがズレている?

 

1ドル160円計算だと800万円。

そんな大金は、家の中には置いてないだろうから

強盗が例え成功していたとしても

強奪できなかったであろう大金。

 

抵抗しなければ

家人が殺される可能性だってあっただろうし、

抵抗せずに盗まれるだけ盗まれろってこと?

で後は警察が逮捕するからってこと?

 

でも盗まれた資産は、取り戻せない………

大金の賠償命令が下されるのだから

確かに盗まれたお金が取り戻せなくても

損害が少なるっちゃなるけどなあ。

 

どうにも納得がいかん。

被害者となる善良なる市民に対して

何か間違ったメッセージを送ってそうな気がするんですよね。

 

アメリカがクシャミをすれば

日本が風邪をひく。何て言われていましたが、

虐めの加害者を手厚く擁護する感じが

上のような価値観が浸透しそうになりつつあるのか、

そんな社会、わしゃ、いやじゃあ。

 

 

 

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリングルーム花時計



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。