2018年 オランダでの話。
「年齢を20歳若く変更する」ことを求めて
69歳の男性が裁判所に提訴しました。
提訴理由は、「出会い系でモテたいから。」
裁判所「…。」
当然のことながら却下されたようです。
この話は、色々な所に無理があって
突っ込みどころが満載ではあるのですが、
満載の中の一点のみ勝手に検証をして、
「出会い系でモテたい。」を
「異性と会話をしたい。」に変換すると、
トルコで離婚後に孤独に耐え切れず
会話目的で1年間に4万回以上も
緊急電話をかけて逮捕された男性がいましたが、
孤独を癒す方法は違えども、
その気持ちは同じではと思えたりします。
自分は一人だと感じる時の気持ちとして、
一つは、孤独感で、
分かり合える人がいない。
求め、求められる繋がりが感じられない。
なんて時に感じる感じでしょうか。
もう一つは、疎外感で、
自分だけが避けられているような感じで、
相手にされていない。興味を持ってもらえない。
嫌われている。異質扱いされている感じでしょうか。
どちらにしても
「求めよ、さらば与えられん。叩けよ、さらば開かれん。」
の気持ちが自然と感じられる人は、
なんやかんやと行動を起こしますから
後に孤独感も疎外感も解消されると思います。
しかし、
「自分なんか求めても意味が無い。」とか、
「行動を起こしても何か変わるはずがない。」
と言ったような感じが心の底に存在し、
それが疑いとか不安程度ではなく、
絶対神のように鎮座していると、
それがそのまま現実となります。
自分には無理と信じている対象者人には、
まず行動を起こさないから
仲良くはなれないだろうし、
相手から手を伸ばしてくれたとしても、
その手を取ろうとしないので、
本人が心で信じていることが現実になるのも
至極当然のことです。
悪い意味で純粋すぎると言うか、
生真面目すぎる人に多いように思うので
図太さを少し持つことが大切かと思うのです。
この69歳の男性は、
良い意味と言えるのか分かりませんが、
ユニークな図太さとバイタリティに溢れている様子から
きっと孤独を癒す別の方法へと辿り着けると思うのです。