1999年 アメリカ・シアトルで
プロボクシングでは史上初の男女対決が行われ
女性のマーガレット・マクレガー36歳が
男性のロイ・チョウ34歳に判定で勝利しました。
1999年10月9日
シアトルセンターのマーサーアリーナで行われた
4ラウンドのジュニアライト級の試合で
マーガレット・マクレガーさんは、
試合を終始支配して3-0の判定勝利。
この試合がボクシングコミッション協会によって
承認されたことでプロボクシング史上初の
男女対決の試合となりました。
この試合の前の女性との3試合で勝利していた
マクレガーさんは、ロイ・チョウ選手との試合の勝利後に
「これは私の人生で最大の日だ!」と宣言しました。
しかし、
エキシビション・ビジネスのショーでもなく
れっきとした試合での女性との試合を
この男性も良く受けたものだなあと。
勝利してもメリットはないばかりか
もしも負けた時のデメリットは大きすぎるし、
毎日鍛えに鍛えたこの拳は、
女性を護るためのものであるからして
女性との試合なんて御免被る。
なんて感じで、女性の顔を全力どころか
軽く殴ることにも躊躇するだろうから
殆どの男性ボクサーは、
女性との試合を承諾しないと思うんですよね。
試合終了時のロイ・チョウ選手の表情を見る限り
かなり本気で試合をしたようにも思われ
この試合を受けたロイ・チョウ選手なりの
マクレガーさんへの敬意だったと思われます。
以前から生き抜く強さとか
シングルマザーで子供三人を育て上げたりする
精神的な強さや身体のしなやかな強さは、
男性よりも強いように思っていましたが
このような戦いにも勝利するとなると
女性の潜在能力の高さを示しているように思います。