2012年 アメリカ・ニューヨーク州の銀行に
強盗が入り多額の現金が奪われ、
警察が到着する前に犯人は見事に逃走します。
ところがです。有り得ないことが起きました。
警察の現場検証中に強盗が舞い戻って来て
「要求した金額より少ないんですけど!」と
不足していたお金を要求!
銀行「えっ?」警察「えっ?」強盗「えっ?」
もちろん即座に逮捕された。
前にも盗んだ商品が壊れているから交換してくれと
被害を受けたお店に持ち込んだ犯人もいましたが、
普通に考えると、あまりにも太々しいと言うか、
被害者を愚弄しているとしか思えてしまうのですが、
あまりにも斜め上の行動なので反社会性パーソナリティ障害か
発達障害の可能性も考えられます。
ここでは発達障害の中の注意欠陥・多動性障害(ADHD)と
言われるものについて少しだけご紹介させて頂きます。
その特徴は、
①落ち着きが無い。
落ち着きがない。と言うよりも
ゆったりと落ち着いていることが出来ません。
一定時間、ジッと座っていることが不快で、
頻繁に姿勢を変えたり、貧乏ゆすりをしたり、
手足を動かしたり、絶え間なく話したりします。
②注意力が散漫
仕事の最中であっても、会議の最中であっても、勉強においても、
簡単に注意力が切れて他のことに意識が向いてしまいます。
相手の話を聞くことが出来ずに
自分の話だけを一方的に話してしまいがちになります。
何かをしている途中に、
ふらっと別の何かに関心が向かいます。
③物事の優先順位が付けられない。
自分の関心があるものを優先して取り組んだり、
あれやこれやと同時に多くのものに手を出してしまいます。
また、仕事の期限を守れなかったり、整理整頓が出来ず、
約束を忘れたりします。
基本的に飽きっぽくて、それでいて退屈に耐えられず、
直ぐに新しい何かを探して関心事が変化します。
④マニアックな傾向
基本的に注意が散漫で飽きっぽい反面、
地図、電車、車、歴史等々、自分の興味あることに
強いこだわりを見せてのめり込みます。
⑤思い付きで行動してしまいます。
物事の良し悪しや後先のことを考えずに、
思い付きで行動を起こしたり、口に出したりします。
他にも特徴と言われる傾向があるようですが、
注意欠陥・多動性障害(ADHD)の方の主な特徴については、
上の5つのことがあげられています。
注意欠陥・多動性障害の原因については、
現時点では、決定的な原因はないとされているので
改善の方法についても決定的な方法も発見されていないのですが、
改善の取り組みが全く出来ないと言うことではありません。
改善のための第一歩は、
本人が注意欠陥障害であることを自覚することになります。
注意が必要なことは、注意欠陥障害の特徴だけを拾い上げて
私も集中力が弱い、忘れ物が多い、整理整頓・掃除が苦手なので
自分がそうであると判断する必要は全くありません。