心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

床屋事件簿

2022年04月29日 | 雑感・愚見

 

1956年 兵庫県神戸市の理髪店で

誤って客の口ひげを剃り落とした店主が

訴えられました。

 

口ひげを剃り落とされた客が

店主に3万円の賠償を求めた裁判は、

「生やして間もない。」として棄却。

 

 

上の出来事は、

かなり古い出来事ではあるのですが、

普通に考えると大切な口ヒゲを

勝手に剃り落とされた男性の気持ちも分かるし

 

当時の3万円の価値が

どれ位なのか分かりませんが

常識外れな額でもなさそうだし、

法廷に持ち込むほどのものでも

ないような気もするんですよね。

 

床屋店内での互いのやり取りがどんな感じだったのか、

お互い一歩も引かずで埒が開かなかったのでしょうか。

 

男性の気持ちを少し汲み取ってあげて

双方が勝ちで双方が負けのような

1万円とか何千円とかの判決を

出してあげても良いような気もしますが、

 

訴えた男性にとっては、

裁判だから金額を設定したけれども

お金の問題じゃなくて

仕方ないと受け入れられるだけの店員の態度、

許せるだけの態度があれば

こうはなっていないと言うのかも知れません。

 

もしかしたら寸借詐欺的に

あえて無精髭的に伸ばした口ヒゲを

床屋に剃らせることで

お金を巻き上げることを目的にしていたとしたら

話が全く違ってきますが、どうなんでしょうね。

 

 

私が東京で経験したことですが、

安いカット専門店を初めて利用した時に

 

「どの程度カットしますか?」と問われ、

「後ろを刈り上げない程度に短く。」と答えたら、

 

カットをし終えた店員が持った鏡で

私の後頭部を見せて

「刈り上げの程度はこれ位で良いでしょうか?」

鏡の中の私の後頭部は、

見事に刈り上げられていました。

 

まあ私は「責任者を呼べ!」なんて言いません。

温厚さをアピールしている訳ではなくて

邪魔くさいのが嫌だったからだし、

エネルギーを費やすだけの価値を感じていなかっただけで

もし私が襟足にかなりの価値観を置いていたら

分かりませんね。

 

話は少し変わりますが

絶対的に駄目という訳ではありませんが、

否定文で催眠暗示を入れない方が良いとされはいますが

催眠暗示に限らず普通の会話においても

上のようなことが起きる原因の一つになることを

身をもって経験出来た出来事でした。

 

 

 

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