遅ればせながらですが、
日本時間2019年7月14日にアメリカ・カリフォルニア州で開催された
WBC世界スーパーバンタム級王座統一戦で暫定王者の亀田和毅選手が
無敗の王者レイ・バルガスに判定で敗れました。
私は、この試合のハイライトしか観ていないので
あくまでもハイライトを観ての感想となるのですが、
亀田和毅選手は、大差の判定で敗れたとはいえ、
試合内容はそれほどの差は無かったようにも感じました。
亀田兄弟とその親父さんは、その振舞いや試合内容から
ボクシングファンから色々と言われていますが、
それについては置いておいて、兄弟三人を世界チャンピオンに育てた
親父さんの指導力とプロデュースの手腕は、素晴らしいと思いますし、
それに応えた三兄弟もまた素晴らしいと思うのです。
ただ何と言いますか、仮にこの試合で亀田選手が勝利して
チャンピオンになっていたとしても
山中慎介選手や長谷川穂積選手や内山高志選手のような
絶対王者として君臨できるような内容ではなかった感じも。
何回か防衛に成功して、判定で敗れて、
また別のチャンピオンに挑戦して勝利して何回か防衛して、
判定で敗れてと言う感じでしょうか。
ジェイミー・マクドネルとの2試合よりも
内容が良かったように感じましたが、
どこかでKOするよりもKOされない気持ちの方が優位な感じと言うか、
何というか、上手く言えませんが何かが一枚不足している感じがします。
子供の頃から親子で世界チャンピオンになる夢を追い、
それを実現したのは賞賛に値すると思いますし、
それは十分な成果だと思っているのですが、
もう少し強くなれる余力(ポテンシャル)を感じているので
その余力(余白)の部分を埋めてもらいたいと
静かな気持ちで応援しています。