1970年 新幹線のひかり号の車内で36歳の男性が
大きなあくびをした瞬間に顎が外れました。
車内に医者がいなかったため、
新幹線は本来通過駅の静岡駅に臨時停車し、
男性は病院に直行しました。
顎が外れると口を開けたまま閉じることが出来なくなり、
上手く話せなくなるし、痛みはあるし、
ヨダレは出るしで大変な状態になるようです。
この状態(症状)を医学的には顎関節脱臼と言うのだそうです。
顎が外れた人から話を聞いたことはあるのですが、
私自身は一度も経験をしたことがないし、
顎が外れている状態の人を見たことも無いのですが、
そのようなことがあると知ったのは、
子供の頃に読んでいた漫画の一場面からだったと思います。
顎が一度外れてしまうと、その後も外れやすくなるようで、
普段の生活の中で顎に負担をかけないよう注意が必要になります。
何に注意を払うかと言うと、
①大きく口を開け過ぎない。(鉄板注意)
②頬杖をつかない。(こんなことでも)
③あくびやクシャミをする時には、顎を手で支える。(要注意)
他にもあるようですが、上に書かせてもらった3つのことが
主な注意点となるかと思います。
慢性化すると少し口を開いただけでも顎が外れるようになるそうで、
そんなことになると大変ですね。
注目すべき原因の一つにストレスと言うのがあげられていて、
ストレス過多になると顎がポコッと外れると言うのではなくて、
ストレス過多になると
歯ぎしり、緊張による強い噛み締めのような行動を
自然と取りがちになると言うことですね。
また、鬱とか睡眠障害等の影響があげられていますが、
そのことによって上のような行動を取りがちになると言うことなのか、
その他の影響があるのか、申し訳ありませんが調べてはいません。
治療方法と言うか外れた顎関節を元に戻す方法は、
格闘技やスポーツで膝、肘、肩等の関節が外れた時に
慣れた師匠や先輩が「フンッ!」て入れるのが顎になっただけなので
何も医師によらずとも戻せるようです。
しかし、
生兵法大怪我の元で全くの知識も経験も無い
自分や誰かに戻してもらうことは
無理な力を加えてしまう危険性があるので
経験が少なくとも顎の構造や治し方の知識が深い医師に頼る方が
遥かに安全で確実です。
現在の新幹線のシステムもそうだと思うのですが、
あれだけの速度で走らせている新幹線の運行間隔を
多い時で4分間隔で発着させています。
それを可能にしているのは全体を一つの生き物かのように動かす
緻密で見事な運行管理システムと運転手の技術によるもので、
予定外の駅に緊急停車することは、一本の新幹線だけではなく
全体の新幹線に影響がでるとは思うのですが、
当たり前のように対処してしまう凄みを感じますし、
乗客は安心して新幹線を利用できることを再確認できます。
私なんか買い物をして食事をして何て言う緩い計画も
突拍子も無いことが起きると、
その日の行動の流れがバタバタになることがあるので
新幹線だけでなく日本の鉄道システムは化け物級に感じていて
サービスを提供する側の備えるべきの
プロ意識と技術について考えさせられます。