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心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

想像と現実

2020年06月11日 | 雑感・愚見

2015年 アルゼンチンの大西洋岸のビーチの景観が、

一夜にして激変してしまいました。

突如空から数百万匹のカブトムシの大群が来襲して

美しい海岸が黒く埋め尽くされました。

 

あまりにも衝撃的な出来事だったのか

複数のメディアでも報道されたようですが、

この原因については、結論は出ていないようです。

 

一夜にして数えきれない甲虫に埋め尽くされたのは

アルゼンチンの大西洋岸に位置するブエノスアイレス州の

観光客が訪れる美しいビーチで、この光景を目にして

絶叫していた観光客もいたそうです。

 

こういうの短い期間で区切れば

異常な出来事になるとは思いますが、

何十年単位で見るとバッタの大量発生のように

ある程度定期的に発生している事象じゃないのと思ったりします。

 

人は安定を求める気持ちがありますから

通常とは違う何かが起きると強い不安や恐怖に

駆られてしまう人もいるようで

人類滅亡の知らせだとか、UFOがばら撒いたとか

叫ぶ人達もいたようです。

 

私達は、強い不安や恐怖を感じて、その感情に合致する何かを想像し、

その想像したことが事実であるかのように

処理することがあります。

 

最悪のことを考えて対処法を準備することも大切ではありますが、

あまりにも想像が伸びすぎ広がり過ぎると

未来の危機の可能性にエネルギーを注ぎすぎて

今の余裕を失ってしまいかねません。

 

ある人は、上司から挨拶が返ってこなかったことを

気に病んで鬱的な精神状態にまでなっていました。

 

その人の心の中で世界では、

私は嫌われている→会社で戦力として期待されていない→

窓際に追いやられる→リストラにあう→無職になる→

収入がなくなる→ホームレスになる。

 

その人の鬱的な心の反応を生み出していたのは、

心の中で明日あるいは近い内に

ホームレスになっている自分を想像したものでした。

 

その結果、毎日の仕事に意欲、集中力が失われ、

仕事での失敗が増えて上司からの信頼を失ったりすると、

あまりにも勿体ないことになります。

 

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計


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