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心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

This is me

2019年05月14日 | 雑感・愚見

勝てば掛け金が2倍、負ければ0のような

2分の一で勝てるギャンブルにおいて

確実に勝てる倍々理論というものがあります。


例えば、

最初の賭け金を千円とすると、

勝てば賭け金の千円が2千円となり、負ければ0円となります。


勝利した時は、そこで止めて千円の儲けとなるのですが、

負けた時には次の賭け金を倍の2千円、

また負けたら賭け金を倍の4千円と増やしていき、

勝利するまで倍々で賭けていきます。

 

この時、何戦目に勝利したとしても

手にしたお金-費やしたお金=1千円となるので、

千円の利益を手にしたらその日の勝負はそこで終わるか、

続ける場合は、掛け金は千円から始めます。


仮に7連敗する確率は、1%弱のようなので

8連敗、9連敗と負けが続く毎に、

の次に勝利する確率はどんどんと高まり、

胴元がイカサマを行っていないなら

理論上は100%勝利できることになります。


この倍々賭けは、マーチンゲール法と言われるもので

絶対に負けないギャンブルの賭け方として

古くからある理論ではあるのですが、

マーチングゲール法を知らない人はもちろん知っている人も

その戦法を駆使してギャンブルで儲けないのは、

この戦法には、危険性がかなりあるからです。


仮に千円で始めた勝負に6回連続で負けると

次の勝負資金が6万4千円必要になり、

10回連続で負けると資金が51万2千円必要になり、

18回連続で負けると必要な資金は1億3千万円越えとなります。

で、19回目の1億3千万円越えの勝負に勝利すると千円の儲けです。


これを利益のことは置いておいて、

倍々の部分だけを人に当てはめてみます。


一組の夫婦が二人の子供を授かって、

その二人の子供が後に二人づつ子供を授かっていくと、

この家の三世代の血統が男系と女系を合わせて8名となり、

物凄く単純な計算でしかありませんが、

28世代あたりで1億3千万越えの血族が生まれることになります。

 

126代も続く名家があったとするなら、

あくまでも単純な計算でしかありませんが、

男系と女系を合わせると、それはそれはもう・・・


さてですが、

しばらく鳴りを潜めていた女系天皇を後押しする人達が

またワイワイと声を出し始めました。


女性宮家を認めることは、女系天皇を認めることに繋がり、

女系天皇を認めると言うことは、

男系も女系も認めると言う意味になるのだと思うのですが、

時には男系の血統を遡り、時には女系の血統を遡る。


全世界に張り巡らされたネット網のように

誰かの血統をあみだクジのように辿れば、

人類の場合、血統(染色体)を辿ればアフリカの一人の女性、

ミトコンドリア・イブに辿り着くと言われていますし、

日本の場合、天照大御神に辿り着くのだと思います。


そうなると、もはや血統がどうのこうのは意味を持たなくなり、

天皇陛下になる人は誰でも良いのと

同じ意味を持ってしまうように感じてしまいます。


そして、ゆくゆくは日本国籍を取得した

外国の人が天皇陛下になる道も開けてくるように思います。


そうなると皇室、天皇陛下には何の意味があるのだろうか。

2000年以上にわたって続いてきたのは、

その存在に権威や尊さを自然と感じられるからであり、

その権威や尊さが維持されてきたのは

男系の血統で繋いできたことに答えがあるのだと思います。


私は皇室の場合、歴史も文化もある皇室という家を守ること以上に、

どのような人が住んでいるのかが重要だと思っていて、

家さえ守れば、そこに住む人が誰でも良いんだとは

どうしても思えません。形ではなく人が重要ではないでしょうか。


仏教だってそうでしょう。

いくら立派で神々しい伽藍がそびえ立っていても

手を合すのは御本尊であって伽藍にではありません。

りかちゃん人形やジャガイモが、御本尊として祀られていたら

心から手を合す人はいるでしょうか。


皇室が、玉座が椅子取りゲームの椅子のように変化した場合に、

その椅子に座る誰かに日本国民の扇のかなめと感じられる権威や重みを

私達日本国民は、自然と感じられるのだろうか。

一般参賀にどれだけの日本国旗がはためくのだろうか。


女性宮家、女系天皇を認めさせようとする人達は、

2000年続いてきた伝統、習わしを変えてでも

皇位安定継承のために必要だと言っているようですが、


そこまで皇位安定継承を重要かつ大切だと考えるのであるなら、

2000年と比べれば、たった70年前に、

しかも外国の考えによって皇籍を離脱させられた

旧宮家復活を先に検討する方がどう考えても自然だと思うのです。


皇位安定継承のためと女性宮家、女系天皇を認めさせようとする人達は、

耳障りの良い言葉を並べて唾を飛ばしていますが、

そもそも皇室を解体を望む思想を持った人達が

多くいることを忘れてはいけないと思うのです。


その集団の人達は、どんな場合においても人は

平等、公平であるべきの思想からかもしれません。


私は、その思想自体は素晴らしいものだと思いますが、

それが行き過ぎた結果、実際にはどうなのかは、

世界の歴史をみれば答えはもう出ているように思います。


境界や区別や分類を撤廃した方が良いこともありますが、

同時に撤廃してはならないことも数多くあります。

 

私たち国民から愛想をつかされ、うんざりするような姿に変われば、

2000以上続いてきた皇室と言えども自然と消えていくだろうし、

現在のような品格、権威、尊敬を自然と感じられる存在であり続けたら、

巌となり、苔の生すまで自然と長く長く続いていくのだろうと思うのです。


今回は、私個人の価値観や感覚からの内容でしかありませんので、

正しいとか個人の心の安定云々とは離れています。

もちろん同じ考えや感覚を持った人が多くいることを望んでいますが、

あくまでも個人の見解でしかありません。


個人の見解を述べることで

誰かを怒らせたり傷つけることもあるかと思います。


それによって誰かが離れることになることは

悲しいことですし、残念なことですが、

ゲシュタルトの祈りの精神で怖れないことが大切かなと。


【This is Me】&【Let it Go】&【My Way

 

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計


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