心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

信じ疑う

2009年07月26日 | 雑感・愚見
「経験に勝るものなし」と言う言葉があります。
他人の話を聞いたり、知識、ノウ・ハウを学んだりすることは大切な事ですが、
それら全ては、他人の意見や考えや体験の話です。
ですから、それを経験した人にとっては真実でも、
その真実が自分にそのまま当て嵌まるとは限りません。

例えば、いや~インドは最高に良かったという話を聞いて、
そんなに良いのかとインド旅行に出かけたとしても、
同じように最高だと思えるかどうかは分からないようなものですし、

女性を口説くには押しが必要だ。俺が今の彼女を口説き落とすことが出来たのは、
断られても、振られても、諦めずにプレゼントを送ったり、日参して口説いたからだ。
何て言葉を真に受けて同じ事をやろうとすると、
あれっと気が付いたらストーカー扱いで警察沙汰になって、
連行されながら、違ーーう。誤解だーーー。
と叫んでも後の祭り何て目にあったりすることもあるかもしれません。

知識、ノウハウだけを仕入れても、行動を起こし経験を加えなければ、
せっかく学んだ知識、ノウハウも自分に役立つものになりません。
「経験に勝るものなし。」この言葉は、
自分が経験する事、自分の経験から学ぶことが大切である事を言っています。

しかし、この経験力ですが注意が必要です。
経験を積み重ねると言う事は、固定観念をも生み出します。
固定観念は、選択肢の幅を狭め、柔軟性を奪っていきます。

警察に連行されながら、違ーーう。誤解だ―――。ちょっと待ってくれ。
後もう一押しすれば、絶対に彼女は私の事を受け入れてくれるはずだ。
今までの女性は全部そうだった。止めろ。おい。離せーーー。
見たいな感じ。

人から提供される知識やノウハウに重きを置き過ぎて、
自分の内側の学びを軽んじるのも、あれですが、
自分の内側の学びを盲信するのも良くありません。
外の学びも内の学びも信じながら疑う事。これが大切ではないでしょうか。

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計

投票ボタン

blogram投票ボタン