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心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

京都 梅宮大社Ⅱ

2022年05月05日 | 名所めぐり(京都)

 

今回の京都名所巡りは、長岡天満宮、松尾大社、

そして、梅宮大社と神社を巡る回となります。

 

もう一つ先の駅には阪急嵐山駅があり

ここまで来てに嵐山まで足を伸ばさないのは

物凄く贅沢なことをしている気持ちにもなります。

 

 

 

東門 神苑入り口

 

梅宮大社の神苑は、池泉回遊式の庭園で

約3000坪の広さがあり

東神苑、北神苑、西神苑の3つのエリアに分かれています。

 

 

 

梅宮大社 神苑

 

東神苑は、咲耶池(さくやいけ)を中心とした庭園で

5月上旬にはキリシマツツジが一面に咲くとのことですが、

この日は、まだ咲き始めなのか散り始めなのか

キリシマツツジの赤い花は、多くはありません。

 

北神苑は、勾玉池(まがたまいけ)を取り囲む庭園で

初夏には花菖蒲(はなしょうぶ)や

紫陽花等が見頃となります。

 

北神苑から西神苑にかけて梅林が続き

早咲きの梅、遅咲きの梅と多くの種類の梅があり、

1本の木に紅白の花を咲かせる珍しい梅の木もあるようです。

 

 

 

東神苑 咲耶池(さくやいけ)

 

咲耶池の中島にある茶室『池中亭』

東神苑の景観を一段階高めています。

 

今は分からないけれども

以前は、茶室『池中亭』で茶会が行われていたと

喫茶『Stella』のマスターが話していました。

 

 

 

 

この赤い花は、椿?牡丹?

分からないので適当に言います。

いや~牡丹の花が綺麗に咲いていました。

 

 

 

 

周りの緑を映し込んだ水面がキラキラと輝いて

咲耶池の景観が素晴らしかったので

カメレオン歩きをしてゆっくりと観賞します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東神苑 キリシマツツジ

 

この赤い花は、木の形状は違いますが

キリシマツツジで間違いないかと。

さっき長岡天満宮で観てきたばかりですからね。

 

これ間違っていたら責任をとって

今日の晩御飯のおかずを一品減らします。

 

 

 

 

何かの植物の葉が咲耶池を覆っているのですが、

カキツバタの葉なのか、花菖蒲の葉なのか、蓮なのか、

まさかのキリシマツツジなのか、

はたして………。

 

 

 

東神苑 参集殿

 

参集殿は、神社によっては宿泊施設であったり

無料休憩所であったりと様々ですが、

東神苑の参集殿は、どのような役割なのだろうか。

 

 

 

 

 

 

東神苑 茶室『池中亭』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

北神苑 勾玉池

 

北神苑の勾玉池周辺では、

八重桜、花菖蒲、藤棚を楽しめるとのことでしたが

藤棚に藤の花が、ひと房も無かった。

 

 

 

西神苑

 

西神苑では、梅苑を楽しめますが

当然ながら梅の時期はとうに過ぎています。

 

梅宮神社の神苑の期待は正直大きくなかったのですが、

規模と美しさは、かなりのもので

神社に立派な庭園があるのは有難いです。

 

梅宮大社の庭園の北神苑と西神苑は、

エリアの花々の季節を外すと休眠状態となりますが

東神苑の美しさが補ってくれますね。

 

神戸への帰路に就く前に

これまた喫茶『Stella』のマスターから教えて頂いた

京都景観スポットに選定された地点に足を運びます。

 

 

 

 

阪急松尾大社駅へ向かう道中の

桂川に架かる松尾橋から5m前後の所に

景観スポットを示す金属が埋められているとのこと。

 

 

 

 

道路と歩道に目配せして探しに探して見つからず、

ようやくそれらしき金属を桂川の土手に発見。

 

15.8Kの意味が全く分からないので

これ違うかも知れませんが、もうこれだとします。

 

 

 

 

帰宅後にこの場所を調べてみたら

五山の送り火の鳥居形の観賞スポットにも

選ばれているようで

五山の送り火には、多くの人が集まるようです。

 

 

皆様、今回も名所巡りにお付き合い下さり

ありがとうございました。

私的には、今回も十分に満足できたのですが

皆さんにも楽しんで頂けたなら嬉しく思います。

 

 

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京都 梅宮大社Ⅰ

2022年05月04日 | 名所めぐり(京都)

 

今回の京都名所巡りの最後に訪れるのは

松尾大社からほど近い所にある梅宮大社です。

 

梅宮大社は、京都を代表する梅の名所

約40種・約550本の梅の木が植えられていて

初春になると境内に梅の香りが充満するとのことですが

それらは来年以降の楽しみとするしかありません。

 

また祭られている神様の名前から

松尾大社と同じくお酒の酒造の神としても

信仰されています。

 

 

 

桂川

 

梅宮大社は、桂川を挟んで松尾大社の反対側にあります。

梅宮大社へ向かう道中に喫茶店を発見したので

休憩をかねて入店。

 

 

 

喫茶『Stella』

 

 

 

 

店内には若々しいマスターが一人。

 

20分程度お邪魔して梅宮大社へのつもりでしたが

気さくなマスターと会話が弾み長い滞在となりました。

 

松尾大社の一番神聖な場所を教えてくれたのがこの人で

マスターの子供の頃は、先ほど私が渡ってきた桂川に

芸者を乗せて舟遊びをするお大尽の船が

数多く浮かんでいたそうです。

 

 

 

 

私が育った地域では、ピラフに福神漬けが

ちょこっと添えられていることが多かったんですよね。

 

私は、福神漬けが好きなので

福神漬けを食べたいがためにカレーを注文する時もあって

この時もそんな感じだったのですが

残念なことにメニューにカレーはなかったんですよね。

 

 

 

梅宮大社 一ノ鳥居

 

 

 

梅宮大社 ニノ鳥居

 

 

 

梅宮大社 楼門

 

1828年の江戸時代に再建された楼門には、

奉納された酒樽が数多く並べられています。

 

 

 

梅宮大社 舞殿

 

梅宮大社も舞殿ではなく拝殿と表記されていたのですが

ここはあえて舞殿と書かせてもらいます。

こちらも1828年に再建されました。

 

 

 

 

 

 

梅宮大社 拝殿と舞殿

 

梅宮大社は、別名『猫神社』と呼ばれていて

多数の猫が境内や神苑を自由に歩き回っています。

 

これは20年ほど前に梅宮大社で

保護した野良猫が多くの子猫を出産したことからで

現在は15匹の猫が悠々と暮らしています。

 

 

 

 

猫達が飼い猫なのか、半野良猫なのか、半飼い猫なのか

梅宮大社と猫達の関係が良く分かっていないのですが

どの猫も思いっ切り人間を信頼しているようで

しゃがみ込んで手を伸ばすとにゃ~と近づいてきます。

 

チュールを持ってきてあげればよかったかなと。

 

 

 

梅宮大社 五葉松

 

 

 

手水舎

 

 

 

梅宮大社 奉献酒樽

 

 

 

梅宮大社 本殿と拝殿

 

こちらは1700年に再建された本殿と拝殿。

 

 

 

梅宮大社本殿前の狛犬

 

今まで観てきた本殿前に鎮座する狛犬のサイズは、

境内の中でも大きなサイズだったと思うのですが、

梅宮大社の本殿前の狛犬は、

なんでだろう?かなり小さなサイズなんですよね。

 

 

 

梅宮大社 祓い所

 

 

 

梅宮大社 本殿と拝殿

 

 

 

梅宮大社 神饌所(しんせんしょ)

 

神饌とは神様の食事のことで、

神饌所は、その食事の支度をするための社殿になります。

神社の大きな行事や神事の際に神饌所が使われます。

 

下鴨神社では、同じ役割をする施設を

『大炊殿(おおいどの)』と『贄殿(にえどの)』と呼びます。

 

 

 

梅宮大社 東門(神苑入り口)

 

1824年に再建された東門で神苑の入り口になります。

 

社務所の神苑拝観受付の窓口前に

デンと居座る一匹の猫を横目に見て拝観料を支払い

東門に掛けられた鉄の閂を自分で外して中に入ります。

 

梅宮大社を訪れようと思ったのは、

この神苑があったからなんですよね。

 

 

 

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京都 松尾大社Ⅱ

2022年05月03日 | 名所めぐり(京都)

 

霊亀の滝まで本殿がある境内から

ある程度の山道を奥に進むと思っていたのですが

亀の井のすぐ近くだったのが有難かったなあ。

 

霊亀の滝の鳥居の下で両手を合わせて

ここでは何も祈らず自然を感じてみました。

 

 

 

 

霊亀の滝で参拝をした次は、

現代の作庭家・重森三玲氏が

徳島県吉野川から約200の青石を運び作庭した

3つの庭園『松風苑』の観賞へと向かいます。

 

 

 

松風苑 入り口

 

頭上注意!

渡り廊下を潜った先にあるのが

松風苑一つ目の庭園『曲水の庭』

 

 

 

松風苑 曲水の庭

 

『曲水の庭』は、平安貴族が慣れ親しんだ雅遊の場を

表現したもので清流が曲線を描いて流れています。

 

清流の曲線を生み出す土手部分に用いられているのが

池の水際を美しくみせる州浜の手法と思われますが

それはまるで水の中でうごめく銀の龍の背のようにも見えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

名勝『無理庵』の庭園にも

庭園内に浅い川の流れが造られていました。

 

水が緩やかに流れる様なのか、

流れる水が生み出す音なのか、

優美、優雅、流麗、端麗さをより感じます。

 

 

 

即興の庭

 

この庭は、当初の計画にはなかったもので

即興で作庭した庭だそうです。

即興で作庭された庭の名称が『即興の庭』

そのままやん。

 

この庭にふさわしい名称を考えに考えて

一周回って即興の庭となったのかな。

 

 

 

 

 

 

松風苑 上古の庭

 

『上古の庭』は、曲水の庭に隣接する庭で

古代祭祀の場である磐座を模して作庭されています。

 

 

 

 

奥の巨岩二つは、松尾大社の御祭神の男女二柱を、

地面に植えられたミヤコザサは高山の趣きを、

それらを取り巻く多数の石は、随従する諸神の姿を

巨岩によって表しているとのことです。

 

周辺に漂う山の緑の香を含んだ空気を

自然と何度も深呼吸をして身体の奥深くへと導きます。

 

 

 

松風苑 蓬莱の庭

 

松風苑の最後の庭園『蓬莱の庭』は、

楼門近くの茶屋の奥にあって

店内からも観賞することも出来ます。

 

蓬莱とは、不老不死の仙界のことで

仙人が住む山を蓬莱山と言い

鎌倉時代に蓬莱思想が流行したことで

これまで観賞してきた多くの庭にも

蓬莱山を模した石組が配置されていました。

 

 

 

 

蓬莱の庭は、回遊式庭園となっていて

池の周りを巡り一歩毎に変化する景観を

楽しむことができます。

 

無人販売している鯉の餌を発見したので

何年振りだろうか。鯉の餌やりを楽しみました。

 

 

 

 

鯉って餌への群がり方が半端ないですよね。

 

何日も食べ物を口にしていないかのように

必死になって餌を奪い合う様子を見せられると

餌袋をもう一袋購入して与えてあげたくなりますが、

どう見ても彼ら全員、丸々と太ってるんですよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正面奥の茶屋の窓からも蓬莱の庭を観賞できます。

 

 

 

 

 

 

 

上古の庭の裏側で山の緑の香が充満した空気を

深呼吸をして身体深くに取り込んで

美しいものに触れて

これでまた寿命が数年伸びたに違いない。

 

これで京都最古の神社と言われる

松尾大社の参拝を終えて次の目的地へと向かいます。

 

 

 

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京都 松尾大社Ⅰ

2022年05月02日 | 名所めぐり(京都)

 

長岡天満宮の参拝の次は、

京都最古の神社と言われる松尾大社に向かいます。

 

阪急嵐山駅に向かう車窓から

長岡天満宮と同じ様に松尾大社の大鳥居を

何度も眺めながら通り過ぎてきました。

 

阪急『松尾大社駅』の改札を出ると直ぐ目の前に

松尾大社の大鳥居(一ノ鳥居)が見えます。

松尾大社駅の一つ先の駅が嵐山駅になるんですよね。

 

 

 

松尾大社 大鳥居

 

平安遷都以前よりこの地に住んでいた人々は、

松尾大社本殿の背後(西側)にある松尾山の山頂近くに

神が降臨する『磐座(いわくら)』と呼ばれる岩を

山の神として崇めていました。

 

701年に京都盆地の西一帯を支配していた秦氏が

『磐座』の神霊を分霊して現在の本殿の場所に

社殿を建立したとされています。

 

 

 

松尾大社 表参道

 

また松尾大社は、酒の神としても信仰され、

現在でも全国の醸造家から信仰の篤い神社です。

 

松尾大社が酒の神様とされているのは、

ある時の神様同士の会合で

松尾大社の山から湧き出している水を使って

神様が一夜にしてお酒を造り

それが非常に美味しかったことからだそうです。

 

 

 

松尾大社 二ノ鳥居と楼門

 

松尾大社の『ニノ鳥居』には、

穢れを祓う力があるとされる榊の束が連なっていますが

これは鳥居の原始形式を示すものと伝わります。

 

また古来では、ぶら下げられた榊の枯れ具合によって

その年の豊作物の収穫具合を占っていたとのことです。

 

 

 

松尾大社 楼門

 

1667年に棟上げされた高さ約11mの楼門で

楼門の両側には、随神が鎮座しています。

 

 

 

松尾大社 随神

 

 

 

 

京の都の東を守護する『八坂神社』。

南を守護する『城南宮』。

北を守護する『上賀茂神社』。

西を守護する神社が『松尾大社』

 

 

 

松尾大社 楼門から観る『二ノ鳥居』

 

 

 

松尾大社 拝殿と休憩所

 

 

 

松尾大社 境内の山吹

 

ここ松尾大社は、山吹の名所として知られていて

この時期には境内を流れる一の井川沿いを中心に

約3千本の山吹の黄色い花が咲き誇ります。

 

 

 

 

 

 

山吹と水車

 

 

 

松尾大社 手水舎

 

 

 

手水鉢

 

松尾大社の手水鉢に設置されているのは

松尾神の使徒とされる亀の像です。

 

松尾神が大井川を遡り丹波地方を開拓する際に

急流では鯉、暖流では亀に乗ったとされていることから

松尾大社の神使は、鯉と亀になります。

 

 

 

松尾大社 拝殿と中門

 

私調べではありますが

松尾大社の本殿正面の建物が拝殿とされていて

多くの参拝者が参拝する場所は、

中門となっているんですよね。

 

で、多くの参拝者が実際に参拝するのは、

中門とされている場所なんですよね。

 

同じような建物が

神社によって舞殿だったり拝殿だったり。

これらの違いを十二分に理解するには、

学者なみの知識と理解が必要となりそうなので

良く分からんままにしようと思います。

 

 

 

松尾大社 拝殿と相生の松

 

松尾大社の本殿の背後の山が松尾山で

松尾山の山頂近くに磐座があります。

 

 

 

松尾大社 相生の松

 

350年の樹齢を保っていた雌雄根を同じくする相生の松は、

昭和31年と32年に枯れてしまったようですが

今も霊松を夫婦和合、恋愛成就の象徴として信仰されています。

 

 

 

松尾大社 神輿庫

 

神輿庫と思われる建物の軒先には、

酒蔵で見かける杉玉がぶら下がっています。

 

神様が松尾山の湧水を使って作ったお酒をふるまった時に

杉の木で器を作ったとされていることからのようですが

全国の酒蔵で見かける杉玉は、

松尾大社の伝承と関係している?

 

 

 

松尾大社 南末社四社

 

本殿の南側に並ぶ四つの祠は、

左から祖霊社、金刀比羅社、一挙社、衣手社。

 

 

 

松尾大社 拝殿

 

拝殿の奥の本殿は、

明治40年に国の重要文化財に指定。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この場所から拝殿奥の本殿の屋根が見えます。

 

本殿の特別公開が実施されていたようですが

公開1回毎の参加者の人数制限されていて

しかも次の定められた公開時刻が

1時間30分後だったこともあり

申し込むのを止めて庭園観賞へと向かいました。

 

 

 

松尾大社 亀の井

 

本殿を囲む廻廊の北側(本殿を正面に見て右側)に

亀の井霊亀の滝、そして庭園観賞入り口があります。

 

亀の井と呼ばれる霊泉は、

茶道、書道の用水として活用されていたり

延命長寿、よみがえりの水として有名な湧き水で

近隣の人達が汲みに来ているそうです。

 

 

 

 

またこの亀の井の湧水をお酒に混ぜると

不思議なことに腐敗しないと言われていて

現在も醸造家が持ち帰る風習が残っているようで

社務所には、亀の井の湧水を持ち帰るための瓶も

販売されているようです。

 

腐らないって話は、宗教的な話とも思えるのですが

腐らない水『神戸ウオーター』として

昔、神戸に寄港した外国船の飲料水の補給に

神戸の水が好まれていたという話もあるので

もしかして実際の話かもと思ったりします。

 

 

 

北末社の三宮社と四大神社

 

霊泉『亀の井』の奥に設置されている北末社。

 

 

 

滝御前社と霊亀の滝

    

 

松尾大社の近くで生まれ育った方が言うには、

この場所が松尾大社で一番神聖な場所とのことです。

そして、

霊泉『亀の井』の隣に松尾大社参拝で楽しみにしていた

3つの庭園の内の二つの庭園があります。

 

 

 

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京都 長岡天満宮Ⅱ

2022年05月01日 | 名所めぐり(京都)

 

長岡天満宮の中提参道のキリシマツツジを堪能して

肝心要の本殿参拝へと向かいます。

 

 

昨年は、三室戸寺の圧巻の2万株のツツジ苑、

今年は、長岡天満宮の真紅のキリシマツツジ。

甲乙付け難し。

 

 

 

 

 

 

注連柱と酒樽奉献舎

 

 

 

錦景苑

 

紅葉庭園と呼ばれる『錦景苑』は、

平成19年に完成した紅葉庭園で規模は小さいながらも

池と中島もある苑内には、滝の音が静かに響きます。

 

 

 

 

 

 

弁天池と石橋

 

弁天池には、大きな石橋(推定2t)が架けられています。

二つの中島は、亀島と鶴島?

 

 

 

 

こちらの中島が亀島にしか見えず、

亀島だとしたら先ほどの中島は、鶴島のはず………。

 

 

 

長岡天満宮 四ノ鳥居

 

こうして一つ、また一つと鳥居を潜る度に

より神聖な場所に近づいていきます。

 

 

 

酒樽奉献舎

 

 

 

長岡天満宮 五ノ鳥居

 

 

 

手水舎と臥牛の像

 

 

 

手水鉢と龍の像

 

 

 

 

 

 

臥牛の像

 

天満宮と言えば、臥牛の像。

 

 

 

拝殿と神楽殿

 

 

 

神楽殿

 

 

 

長岡天満宮 拝殿

 

現在の拝殿は、昭和16年竣工の素木の拝殿を

平成10年に朱塗りにし増改築したもので

拝殿奥の御本殿は、

昭和16年に平安神宮より拝領移築したもの。

 

 

 

拝殿と筆塚(左)

 

先が尖がった白色の石柱の筆塚は、

使い古した筆の供養のために築いた塚。

以前、参拝させてもらった

安井金毘羅宮には、櫛塚もありましたね。

 

物を大切にの精神は、経済的な意味だけでなくて

作った職人への敬意と大切に使用してきた用具には

使用者の魂が宿るとの考えから来ているのかも。

 

 

 

長岡天満宮拝殿前 狛犬

 

 

 

長岡天満宮 拝殿

 

 

 

長岡天満宮 稲荷大明神

 

最後にお稲荷さんに参拝して長岡天満宮を後にします。

 

稲荷神社は、五穀豊穣、商売繁栄。

ちなみに『お稲荷さん』は、きつねではなく

稲荷神の神使であり、神様をお守りする存在になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キリシマツツジは、桜の花と同じ様に見頃の期間が短く

しかも雨に打たれることにも弱いとのことで

長岡天満宮と満開のキリシマツツジを目的にする場合は、

開花情報を細目にチェック。

 

 

 

阪急 長岡天神駅沿い 喫茶『フルール』

 

嵐山へ向かう車窓の中から

何度も目にしていたのが喫茶『フルール』。

レトロな感じが気になっていたので

長岡天満宮参拝の後に立ち寄ろうと決めていました。

 

 

 

 

開業が昭和44年で長岡京市では有名な喫茶店のようで

長岡天満宮の参拝者や界隈の住民で賑わうお店のようです。

 

 

 

喫茶『フルール』店内

 

店内は広く、レトロ調ではあるけれども

外観の印象とは違ってちょっと豪華な感じ。

 

 

 

 

『喫茶フルール』の人気商品はプリン。

今日の朝の私の口は、プリンを求めていなかったので

モーニングサービスを注文。

 

 

 

喫茶『フルール』 Bセット

 

ぎっしりとスクランブルエッグが入ったトースト。

これがなかなかの優れもので旨かった。

 

程よいトーストの焼き加減、

トースト自体の甘さ、ほのかなバターの味、

ぎっしりと入ったスクランブルエッグの味が

口の中で調和します。

 

参拝して少し疲れた脚を休めるために

落ち着ける空間を求めて入店したので

そこまで味には期待をしていませんでしたが

天満宮の参拝の締めとしては完璧でした。

 

 

 

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京都 長岡天満宮Ⅰ

2022年04月30日 | 名所めぐり(京都)

 

しばし名所巡りを控えていたのですが

久しぶりに京都の名所へと足を運んできました。

 

今回の京都名所巡りで最初に訪れるのは、

これまで京都嵐山駅に向かう車窓から

何度も目にして何度も参拝を見送ってきた

京都府長岡京市の長岡天満宮です。

 

長岡天満宮への初参拝は、

樹齢百数十年になるキリシマツツジが開花して

長岡天満宮の八条ヶ池周辺が真っ赤に彩られる

この時期と決めていました。

 

 

 

長岡天満宮 正面大鳥居

 

長岡天満宮のある長岡京市は、地名が示すように

平安京前に都が10年間置かれていた地です。

 

長岡天満宮周辺は、菅原道真の所領であったとされていて

平安時代の901年に菅原道真が

大宰府へ左遷された際に長岡に立ち寄り

『我が魂長くこの地にとどまるべし』と詠んでいます。

 

 

 

八条ヶ池 中堤

 

正面大鳥居の八条ヶ池の中堤の両側に植えられている

約100株のキリシマツツジは、

推定樹齢が170年前後で樹高が約2.5mで

桜からバトンを渡されたかのように赤い花が開花します。

 

1638年に八条宮智忠親王によって

灌漑用の池として築造されたのが八条ヶ池

真紅に染まる中堤の参道を通り抜ける前に

八条ヶ池周辺の景観を楽しみます。

 

 

 

八条ヶ池 南側

 

正面大鳥居前の中提参道南側の八条ヶ池の景観。

 

池の対岸に見えるのは、

明治14年創業の筍料理の老舗『錦水亭』。

まだ朝早いので営業はしていません。

 

長岡京市は、筍の産地で

阪急長岡天神駅から大鳥居までの道脇でも

筍が販売されていました。

 

 

 

八条ヶ池と中堤

 

 

 

八条ヶ池と水上橋

 

正面大鳥居前の中提参道の東側の八条ヶ池には、

檜で造られた水上橋があります。

 

 

 

 

私の調べによる天気予報では、今日は晴れ。

 

長岡天満宮の午前7時半の様子は、

空はどんよりと曇り、水上橋は濡れていて

まだ完全に今日になっていないようです。

 

 

 

六角舎

 

中堤と中ノ島を結ぶ総檜造りの水上橋を含む一帯は、

『八条ヶ池ふれあい回遊のみち』と名付けられています。

 

 

 

 

何故そうなのか上手く言葉で表せないのですが

このような廻廊を歩くと童心が喜ぶんですよね。

直線的に渡されずに所々で曲がっているのが

また良い感じなんですよね。

 

 

 

 

 

 

中堤参道

 

 

 

長岡天満宮 中堤参道

 

中堤参道のキリシマツツジを楽しんだ後で

八条ヶ池周辺の景観を楽しむのも良し

先に八条ヶ池周辺の景観を楽しんでから

中堤参道のキリシマツツジを楽しむのも良し。

 

 

 

 

モーゼの気分を少し味わえたような気がする。

 

 

 

 

 

 

中堤参道と正面大鳥居

 

振り向いたら 

いつだってあなたは居てくれる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中堤参道の太鼓橋

 

中央参道にある石太鼓橋は、

加賀藩「前田候」の寄進と言われています。

 

 

 

 

長岡天満宮の八条ヶ池周辺の景観と

長岡天満宮を真紅に染めるキリシマツツジに満足して

肝心の長岡天満宮の参拝を忘れてしまいそうになります。

 

キリシマツツジが開花し始めると

瞬く間に全てが開花するので

過去に市外から引っ越してきた人が

長岡天満宮が燃えていると勘違いして

消防署に電話を入れた人がいたとか、いないとか………。

 

 

 

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京都 真正極楽寺『真如堂』Ⅱ

2021年12月16日 | 名所めぐり(京都)

 

真如堂のもう一つの書院庭園『随縁の庭』は、

重森千青氏が2010年に設計した庭園。

 

『隨縁』とは、隨縁真如の略で

真理が縁に従って種々の相を生じると言う考え。

 

真如堂は、三井家の菩提寺であることから

隨縁の庭には、四ツ目の家紋(三井家家紋)が

印象的に配置されています。

 

 

 

随縁の庭

 

『隨縁の庭』の作庭にあたって

重森氏が自ら境内を巡り歩いて見つけた石を

再利用されているとのことです。

 

 

 

 

涅槃の庭の伝統的な日本庭園の様式と

このような現代的な様式の庭園があると

互いの庭が引き立て合い全体的に面白い魅力を

生み出しているように思います。

 

 

 

 

私の場合、庭園の前に腰を下ろして、

しばらく眺めていたくなるのは

伝統的な日本庭園なんですよね。

 

 

 

書院 露地

 

 

 

真如堂 本坊 大玄関

 

特別拝観の書院庭園は、午後4時で拝観終了時刻。

来た廻廊を戻り、本堂裏庭を巡ります。

 

 

 

真如堂 本堂裏側

 

 

 

 

 

 

   

 

秋の日は釣瓶落としと言いますが、

せっつくように暗くなり始めているので

少し拝観ペースを上げて回ります。

 

 

 

 

 

 

真如堂(本堂)南側

 

 

 

真正堂 阿弥陀如来露佛

    

 

江戸時代に木食正禅養阿上人が建立。

功徳日詣りを3年3ヶ月続けると、

無病息災、家運隆盛、祈願成就の御利益があるとのこと。

 

 

 

石佛郡

 

 

 

 

 

 

真如堂 裏庭

 

本堂正面の境内にも見劣りせずに

本堂裏庭の方も綺麗な紅葉を多く観賞できるのですが

私が訪れた日は、頭上の紅葉と足元の敷き紅葉が

半々に楽しめる状態でした。

 

 

 

真正堂 万霊堂と経蔵 

 

地蔵菩薩を安置する万霊堂は、

1934年(昭和9年)に三井本家の寄進で建立。

 

 

 

真正極楽寺 法華塔

 

 

 

真正極楽寺 慰霊塔

 

三井二木会・物故社員慰霊塔(三井家墓地)。

 

 

 

真如堂 石薬師堂

 

1966年(昭和41年)に東山五条の金光院より移築。

奈良時代~平安時代の伝教大師作の石薬師如来を安置。

 

 

 

真如堂 勅使門

 

この門を勅使門とするものもあり、

書院門としているものもあって

正しい名称は、少し調べましたが分かりませんでした。

 

 

 

真如堂 赤崎弁天

 

弁財天本座像を安置している赤崎弁天。

 

 

 

 

 

 

真如堂 元三大師堂【京都府指定有形文化財】

 

1696年(元禄9年)江戸時代に建立。

 

 

 

真如堂 新長谷寺

 

『洛陽三十三所観音霊場巡礼』第5番札所。

 

明治時代の神仏分離により吉田山から移築。

奈良県の長谷寺の御本尊十一面観音を模した

観音像が祀られています。

 

 

 

真正極楽寺 総門 

 

真如堂の拝観を終えて総門を出る頃には夕闇が迫り

本日の名所巡りを終えるには良い時刻です。

 

 

 

 

今回の京都名所巡りでは、

安井金毘羅宮、大雲院祇園閣、金戒光明寺、真如堂

これまで一度も訪れていなかった場所を巡りました。

 

お気に入りの名所に再訪して

初拝観では見逃してしまった箇所や

新たな良さを発見できるのも楽しいし、

初めての場所を訪れて

新鮮でワクワク感も楽しむのも良いものです。

 

京都河原町まで徒歩で向かうことも出来ますが、

さすがに足に疲労を感じているし、

友人との待ち合わせ時刻もあるので

交通機関を利用して向かいます。

 

 

 

京都河原町 東華菜館 本店

 

四条大橋に着いた頃には、

京都はすっかりと夜の世界に突入していました。

 

良く分からないのが撮影した写真を

デジカメやスマートフォンの画面で観ると

ピントもあって綺麗に撮れている画も

ブログにアップした写真は、ピントがずれて………

 

画面を見て写りが悪いと撮り直しも出来ますが

画面で見て綺麗に撮れていたら

こんなんどうしたら良いのか分からんのですわ。

 

 

 

京都 南座

 

皆様、今回も京都名所巡りにお付き合い下さり

ありがとうございました。

 

京都には再訪したい場所、

まだまだ訪れていない素晴らしい名所がありますし、

兵庫、大阪、滋賀や奈良にも訪れたい場所があります。

 

数年で一周目を終えることが出来るだろうと

始めた名所巡りですが

数か所巡ると数か所素敵な場所を発見し、

一周目の終わりが見えてこない状態です。

 

また次の名所巡りの際も

楽しくお付き合い願えれば嬉しく思います。

 

 

 

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京都 真正極楽寺『真如堂』Ⅰ

2021年12月15日 | 名所めぐり(京都)

 

金戒光明寺の拝観を終えて次に向かったのは

金戒光明寺に隣接する真正極楽寺です。

 

京都紅葉の名所寺院の一つの真正極楽寺は、

何年も前から拝観リストにあげていた寺院で、

初拝観は、紅葉シーズンにと決めていました。

 

 

 

京都大学医学部納骨墓地

 

その道中に発見した広い敷地に立派な構造物は、

京都大学医学部納骨墓地

献体の方々を慰霊する場所のようです。

 

献体の方々ってどこから………

献体の方々の葬式は………解剖前?解剖後?

解剖後は………

 

生きている人達を救うために

多大な貢献をしてくれている献体について

知らないことが多いなあ。

 

 

 

真正極楽寺 法伝寺

 

なんやかんやで目的の真正極楽寺に到着。

真正極楽寺の参道横に吒枳尼天(だきにてん)と表記された

巨大な石標を発見したので

真正極楽寺の前に立ち寄ってみました。

 

 

 

 

ここ法伝寺は、真正極楽寺の塔頭の一つのようで

元々は、真正極楽寺の鎮守社の稲荷堂で

吒枳尼天(だきにてん)をお祀りしているようです。

 

 

 

 

これ良い狛犬だなあ。

商品パンフレットに載せられている中から

選んだような狛犬とは違って

魂が宿っている感じがあるんですよね。

 

 

 

拝殿

 

吒枳尼天は、

狐の精で白狐に乗る天女の姿で表される

仏教における天部の神様。

 

 

 

 

元々は、鎮守社の稲荷堂なので

鳥居が有るわ。舞殿のような建物は有るわ。

本堂の造りは、拝殿・本殿のような造りだわ。

狛犬が有るわ。神馬の社のようなものも有るわで

とても寺院とは思えない雰囲気なのが面白い。

 

 

 

青面金剛尊

 

立派な狛犬が印象的だった法伝寺の拝観を終えて

真正極楽寺の拝観へと向かいます。

 

 

 

真正極楽寺 総門京都府指定文化財】

 

この総門だけを観て真正極楽寺を後にしたとしても

ニコニコ顔で帰れそうな位に

私のお気に入りの門なんですよね。

 

真正極楽寺は、比叡山延暦寺を本山とする

天台宗のお寺で御本尊は、阿弥陀如来。

 

総門(赤門)の前の大きな石碑にも

真如堂と表記されているように

正式名称の真正極楽寺と呼ばれるよりも

別称の真如堂で呼ばれているようです。

 

 

 

 

真如堂での楽しみは、境内の紅葉はもちろんのこと

特別拝観で特別公開される二つの庭。

 

 

 

真如堂 境内

 

真如堂の最高潮の紅葉の時期は、

少し過ぎているとは思うのですが

境内は、まだまだ立派に紅葉色に染まっています。

 

 

 

真如堂 三重塔【京都府指定文化財】

 

 

真如堂の三重塔の高さは約30m。

文化14年(1817年)の江戸時代に再建。

 

1817年には、イギリス船が浦賀に来航。

1821年には、 伊能忠敬の日本全図が完成。

 

 

 

   

 

 

 

手水舎

 

金戒光明寺程ではありませんが

真如堂の手水舎も花手水となっていました。

 

 

 

手水舎と三重塔

 

 

 

真如堂(本堂)【国重要文化財】

 

真正極楽寺の本堂の名称が真如堂

1717年(享保2年)に再建されたもの。

 

 

 

 

特別拝観の受付は、本堂内にあって

希望者が多くなった場合には、

予約申し込みとすることもあるようです。

 

 

 

真如堂 境内

 

ただ今の時刻は、午後3時半を過ぎた

本堂外廊下からの境内の様子。

 

いくらなんでも早すぎるように思うのですが、

何となく日が暮れ始めている感じが………

 

 

 

 

 

 

真如堂(本堂) 渡り廊下

 

本堂から渡されている廻廊を通って

特別拝観の庭園が観賞できる書院へ。

 

 

 

真如堂 書院(左)宗恭殿(右)

 

 

 

真如堂 涅槃の庭 勅使門

 

真如堂 涅槃の庭は、

天竜寺や東福寺等の庭園管理を手掛けてきた

曽根三郎氏が1988年に作庭した枯山水庭園。

 

この書院南側の庭園の白砂が

涅槃の庭のメインの東側まで続いているので

ここから涅槃の庭だとさせて頂きましたが

もしかしたら書院南前庭園かもです。

 

 

 

 

 

 

真如堂 涅槃の庭 燈明寺灯籠

 

1985年に三井家経由で寄進された燈明寺灯籠は、

その名の通りに京都府木津川市で

興廃を繰り返した燈明寺にあった石灯籠の形が

燈明寺形として流行したそうですが

この石灯籠が燈明寺形のオリジナルとのことです。

 

 

 

 

 

 

 

ここが涅槃の庭のメインの場所で

並べられた4つの大きな石が、

頭を北に向けて西向に横たわるお釈迦様の入滅の姿を表し、

その周りに置かれた石は、

お釈迦様を取り囲む弟子や生き物を表しています。

 

白砂が現わしているのは、ガンジス川の流れ。

生垣の向こうには、

比叡山と大文字山と東山三十六峰が見えます。

 

 

 

 

こちらの庭石で表現された涅槃の姿は、

しっかりと北方向に頭、右脇を下にした姿となっています。

 

 

 

 

浄土宗の大雲院と金戒光明寺、

天台宗の真如堂と立て続けに涅槃像が続いていて

3寺院に何か共通するものがあるのだろうか。

 

書院庭園には、他にも随縁の庭、露地があるので

それらの観賞に向かいます。

 

 

 

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京都 金戒光明寺Ⅱ

2021年12月14日 | 名所めぐり(京都)

 

法然上人の生涯を石組で表現した枯山水庭園から

小さな橋を渡り池泉がある区域に入ります。

 

 

 

紫雲の庭 池泉回遊式

 

 

 

 

琵琶湖に見立てた池泉には、中島が設けられていて

滝石組から水が流れ込む音が心地良く響きます。

 

 

 

 

アイツの姿が見えないなあ。

これまで池泉ある所に毎回のように姿を見せていた

アオサギの姿はないようです。

 

 

 

 

池に写り込んだ紅葉が、キラキラと輝きながら揺れます。

 

 

 

ご縁の道 あずまや

 

 

芸人の麒麟『川島明』さんがテレビの企画で作庭に参加した

『ご縁の道』と名付けられた園路があります。

 

 

 

 

あずまやの後ろのご縁の道の説明板には、

芸人川島さんが作庭に参加している様子と

園路についての説明書き。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

茶室「花峯庵」

 

滝の音が遠ざかり、

受け渡されたように聞こえてくる

茶室『花峯庵』の鹿威しの音が素晴らしかった。

 

あの音量と音質を出すために

竹の太さや長さ、竹が叩く石を

いくつも試作しているのではないかと思われます。

 

 

 

茶室『花峯庵』 露地門

 

 

 

 

 

 

玄関(庭園拝観出口)【国登録有形文化財】

 

紫雲の庭の拝観を終えて、

文殊塔からの眺望を拝みに行きます。

 

 

 

清和殿

 

清和殿は、1779年(安永8年)に建立。

特別拝観の時期の清和殿では、

御朱印の受付がされていました。

 

 

 

東坂 阿弥陀堂と紅葉

 

 

 

 

奥に見える石段の上にある三重塔が『文殊塔』。

 

 

 

極楽橋

 

 

 

極楽橋と蓮池

 

 

 

 

 

 

文殊塔参道

     

 

大雲院祇園閣の急な階段。金戒光明寺の山門までの石段。

山門から御影堂までの石段。この文殊塔までの石段。

今日は、石段を良く登る日のようです。

 

 

 

崇源院供養塔(江姫の供養塔)

     

 

文殊塔参道の途中にある

第二代将軍・徳川秀忠の正室『江(ごう)』の供養塔。

墓所は、東京の増上寺にあるようですが

春日局が建立したもので遺髪が納められています。

 

 

 

五劫思惟阿弥陀仏

 

もしかしたら法然上人の座像よりも、

重要文化財の吉備観音像よりも、文殊菩薩像と脇侍像よりも

注目度が高いかもしれないアフロヘア―の阿弥陀仏石像。

 

 

 

     

 

気の遠くなるような長い時間、修行をした結果、

髪の毛が伸びて渦高く螺髪(らほつ)を

積み重なってしまった様子を表しています。

 

このような仏像は、全国に16体しかないとのこと。

(全国に16体もあるのも驚きです。)

 

 

 

法然上人御廟

 

 

 

文殊塔【国重要文化財】

 

 

 

金戒光明寺 文殊塔前 眺望

 

絶景かな。絶景かな。

 

長い石段を最後まで登ったのは

ここからの眺望を観るためで

登った甲斐がある良い眺望ではあるのですが

大雲院祇園閣の眺望を観ちゃったからなあ。

 

 

今回の金戒光明寺の初拝観は、

かなりの満足度で終えることができました。

 

ただ大方丈と二つの庭園が満足度の半分以上を

占めている感があるので

特別拝観期間以外の時に拝観した場合には、

物足りなさを感じてしまうと思われるので

再び拝観に訪れる時も特別拝観の時期になりそうです。

 

 

 

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京都 金戒光明寺Ⅰ

2021年12月13日 | 名所めぐり(京都)

 

大雲院祇園閣の次に向かったのは

平安神宮の北東隣りにある浄土宗大本山 金戒光明寺です。

通称は、くろ谷さん

 

1175年(承安5年)比叡山での修行を終えた

法然上人が比叡山の黒谷を下りて、

この地に草庵を結んだのが

金戒光明寺の始まりとされています。

 

 

 

金戒光明寺 高麗門(総門)

 

また金戒光明寺は、

1862年に幕末の乱れた京都の治安を維持するために

京都守護職に就任した会津藩主の松平容保(かたもり)と

藩士1,000人の本陣となります。

 

しかし、

会津藩士のみでは対応仕切れなくなったために

守護職預かりとして新選組を支配下に置き、

京都の治安維持にあたらせたことから

新選組発祥の地としても知られています。

 

 

 

 

京都の治安を維持するために激しく活動した新選組に

脚光があたるのは自然ではあるのですが

私は、会津藩主の松平容保の人間像に好印象を持っています。

しかし、かたもりって読めん。

 

 

 

山門【京都府指定有形文化財】

 

応仁の乱で焼失していた山門は、

1860年(万延元年)に再建されたもので

山門に掛けられている扁額『浄土真宗最初門』は、

後小松天皇の宸筆。

 

1860年と言えば大事件、

桜田門外の変が起きた年ですね。

 

 

 

 

当時は、京都の町の様子を伺う

物見櫓的にも使われたんでしょうね。

 

 

 

 

金戒光明寺の敷地が広いとはいえ、

1,000人の藩士が寝起きするだけの施設はないので

1864年に京都守護職屋敷や会津藩邸屋敷が完成するまでは

大部分の藩士は、塔頭に分散していたと思われます。

 

 

 

 

山門を通り抜けた参道脇には、小さな庭がありました。

庭の中央を通る参道に垣根があることで

ここの区画の魅力が格段にアップしています。

 

 

 

 

庭に置かれた水瓶の様なものは

過去に防火用水を溜めておくための水鉢だったのか?

高床に合わせた蹲踞だったのか?

 

 

 

金戒光明寺 山門北側

 

今回の特別拝観期間には、山門に上がることが出来るのですが

ここも大雲院祇園閣と同じ理由で

山門からの眺望の撮影は、禁止とのことなので見送ることに。

 

 

 

 

各地で観光客が戻ってきていると聞きましたが

ここ金戒光明寺の参拝者は、

お昼時ということもあるのかも知れませんが

それほど多くはないようです。

 

 

 

金戒光明寺 鐘楼

 

この金戒光明寺の梵鐘を打ち鳴らすことは出来ませんが、

鐘楼に隣接するお茶所『戀西楼 快庵』から漂う

美味しそうな匂いに反応して

私のお腹の中にある梵鐘が「何か食わせろお。」と

少し前から何度も打ち鳴らされています。

 

 

 

 

我慢ならないほどの空腹ではないので

拝観時間を少しでも確保することを優先して

昼食は、可能な限り先送りすることに。

 

 

 

花手水

 

新型コロナウィルスの感染防止のために

手水舎を使用禁止にしている寺社が多くなり

その代わりに参拝者に和んでもらうためにと

手水鉢に生花を浮かべて飾る『花手水』が

全国の寺社に広がっているようです。

 

 

 

 

花手水の元々の意味は、野外での神事の際に水が無い時に

手水の代わりに花や葉で手を擦って清めることでしたが

 

京都の柳谷観音 立願山楊谷寺で行っていた

手水鉢に花を浮かべる形が

花手水として全国に広がりました。

 

金戒光明寺の花手水を発見した参拝者らが

こぞって何枚も撮影するほどの

人気スポットになっていました。

 

 

 

阿弥陀堂【京都府指定有形文化財】

 

1612年(慶長10年)に豊臣秀頼によって再建。

安置されている阿弥陀如来像は

『のみおさめの如来』と呼ばれています。

 

 

 

納骨堂(旧経蔵)

 

1689年(元禄2年)に再建。

金戒光明寺に納骨されたお骨で造立された

『骨佛』と呼ばれる阿弥陀如来坐像が安置されています。

 

 

 

直実鎧掛けの松

 

熊谷直実が洗った鎧を掛けたとされる松で

現在の松は、3代目の松。

 

熊谷直実は、神戸市須磨一の谷の合戦で

平敦盛を討った武将としても知られています。

 

以前に訪れた須磨浦公園には、敦盛の胴塚があり

須磨寺には、首塚がありました。

 

 

 

御影堂(左)・大方丈(右)

 

 

 

唐門【国登録有形文化財】

 

 

 

御影堂(本堂)【国登録有形文化財】

 

大殿とも呼ばれる金戒光明寺の本堂。

1934年(昭和9年)に火災により焼失し、

1944年(昭和19年)に再建。

 

須弥壇には、法然上人が自ら彫り上げたとされる

法然75歳の座像を安置。

 

東隣りには、

木造千手観音立像(吉備観音)【重要文化財】

特に西隣に安置されている運慶作とされている

文殊菩薩像と脇士の像は、見惚れる位に素晴らしい。

※運慶作とは確定されていないようです。

 

 

 

御影堂外廊下から境内

 

ここから先は、通常は非公開区域で

特別拝観にて公開される区域となります。

 

 

 

御影堂と大方丈を繋ぐ渡り廊下

 

 

 

 

 

 

金戒光明寺 大方丈庭園

 

金戒光明寺 大方丈南庭は、

島根県の足立美術館の庭園を作庭した

中根金作氏によるもの。

 

 

 

 

 

 

 

大方丈内で会津藩主の松平容保との謁見の間

伊藤若冲、富岡鉄斎の屏風絵

久保田 金僊筆の『虎図』を観賞。

 

どれもが素晴らしくお腹一杯のところに

紫雲の庭が続きます。

 

 

 

金戒光明寺 紫雲の庭

 

現代的な意匠と伝統的な日本庭園を上手く調和させた

紫雲の庭は、法然上人の生涯を庭石で表現しています。

 

右側の石組は

法然上人が誕生した岡山県美作での幼少時代を、

中央の石組は

浄土宗開宗・金戒光明寺の興隆を表しているそうです。

 

 

 

 

左側の石組は

比叡山延暦寺での修業時代を表していて

橋を渡った先には、琵琶湖に見立てた池泉があります。

 

大方丈からの紫雲の庭を観賞した後は、

庭園に降りて庭園を観賞。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中央石組みの中の大きな石は、法然上人に見立てた石。

 

 

 

紫雲の庭 露地

 

大方丈の外廊下に腰を下ろして観賞するのも良し、

庭に降りて身近で観賞するのも良しで、

ここだけでも立派な庭園として成立しているのですが

紫雲の庭の奥へと足を進めます。

 

 

 

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