大正琴アンサンブルバンド ≪セブ・アンサンブル≫

大正琴の講師5名からなるアンサンブルバンド≪セブ・アンサンブル≫の練習や活動の様子をお伝えするページです。

行ってきました~かごしま国文祭 ≪観光編≫

2015-11-09 | 大正琴

11月2日(月)

今日は一日、ガイドさん付きのバス観光の日です。2台のバスが連なって移動します。ほんとに、修学旅行を思い出します。

天気予報では雨のようだったので覚悟していたんですが、なんと一度も降られることがなく、快適に楽しみました。

まず向かったのは『仙厳園(磯庭園)』。広い敷地に、木や花がよく手入れされていて、建造物も歴史を感じるものばかり。背景に桜島がどこからもはっきり見えました。

札幌の生徒さんのNさんがみんなを撮影してくれていました。

ショップでは『薩摩切子』のグラス、アクセサリーなどが売られていて、みなさんそれぞれ買い物を楽しみました。

それから、知覧(ちらん)というところへ向かい、『武家屋敷群』を歩いたり

『知覧特攻平和会館』で戦争の資料、特攻隊員の遺書などを見ました。

ガイドさんがわかりやすく説明してくれました。

それからバスは南下して『池田湖』へ。(恐竜のイッシーには会えませんでした。笑)

池田湖からも見えていた『開聞岳(かいもんだけ)』を回るようにバスは走っていきました。着いたのは『長崎鼻(ながさきばな)』、岬のように海に出ているところから、開聞岳が海に浮かんでいるようにみえました。

山腰先生はご主人、一歳の舞雪ちゃん、おばあちゃん、お母さんみなさんで参加していたので、家族旅行でもありますね。

舞雪ちゃんは、とてもおりこうさんで生徒のみなさんのマスコット的存在でした。

どこもお土産屋さんはたくさんありますね。ついつい買ってしまう生徒さんたちは、観光より買い物?と思うくらいお店にずっといました。

今日はこれで鹿児島市内に戻って解散でした。

そういえば『西郷さんの銅像』の前で写真撮るの忘れました・・。演奏会の宝山ホールのすぐそばにあったんですが、演奏のことでいっぱいいっぱいだったし、今日はバスの車窓から見ただけだったんですね~。ちょっと残念だった。

夜は仲間で思い思いに街をブラブラして夕食と飲み会しました。

ちょうど『おはら祭り』の日でラッキー、たくさんの人々が踊り歩いていました。きっといつもよりにぎやかな鹿児島市だったんだと思います。

11月3日(火)

今日はもう帰る日。4日間って早いですね。

バスはまず桜島フェリーの乗り場へ。バスごとフェリーにのっちゃうんですね。これは知らなかった。面白い体験でした。

デッキに出るとすごい風。南の街だけどやはり寒く感じました。

あっけ先生、たのしんでいますか?「は~い、もちろんよ。この席、快適よ。」

本部長もここは初めてらしいです。

桜島がすぐそばに近づいてきました。

 

上陸すると、バスは『叫びの肖像』へ。50tもの溶岩を使って作ったという肖像、すごく大きかったです。

 

それから『有村溶岩展望所』へ。この溶岩の様子はとても驚きました。荒々しい噴火のようすがわかるような気がしました。

生徒さん達、楽しそうですね。

 

千歳の講師おふたりです。やよいちゃんと正美さん。

能登さんと舞雪ちゃん、あきちゃんとわたくしでございます

それから、またバスに乗って・・福山というところにある、『黒酢本舗 桷志田(かくいだ)』に行きました。

ここはショップがあるので時間がかかりそう?本部長が集合時刻を知らせていました。

ダイエットに良いとされるクエン酸やアミノ酸を多く含む黒酢をとることで、脂肪燃焼、基礎代謝の維持と向上が期待できるというので、中高年以上の方々は興味深々ですね。

なんせ、若いころとおなじ量を食べていたら太ってしまうので、極力カロリーには気を使っていますが・・。いろいろな黒酢製品が出回っていますので、試したこともあったり? その原料である黒酢をたくさん生産している、『桷志田(かくいだ)』です。

テレビのコマーシャルでも有名な『壺畑』でスタッフさんから説明を聞いたり、熟成の段階順に試飲したり、もちろんショップでは、みんなわれ先にと買いまくっていました。

それから、次は『錦灘酒造』で見学と昼食でした。

・・が、私はみんなより一足お先に羽田へ。というのも、どうしても飛行機が一人分同じ便がとれず、私だけ 1便早い便で出発することになったんです。バスの運転手さんが空港に先に回ってくれて、しばらくはみんなとお別れ。ひとり鹿児島空港に入りました。

と、そこに鹿児島のゆるキャラ『ぐりぶー』がいました。

記念撮影してもらいました。

お昼すぎの飛行機に乗って羽田に降り、2時間ほど時間をつぶしていました。その後みんなも到着、そしてここで『ななつぼし』のみなさんとはお別れです。そちらは新千歳空港へ、琴美会は旭川空港へ飛びます。

ママに抱かれて眠っていた舞雪(まゆき)ちゃんもお目覚めの顔で「バイバイ」してくれました。

楽しかった演奏旅行がもう、終わってしまいました。

演奏はこの上ないほどの素晴らしいものが出来たし、宴会も観光も、みんな一緒に楽しめた事が、忘れられない体験となりました。

この歳になって、学生時代のような気分になりました。

本当に夢のように楽しい4日間でした。またこんなこと あり・・・? かな?

読んでいただいたみなさん、ありがとうございました。

セブ・アンサンブルは、また来年の活動に向けて準備、段取りしていきます。

まずはちょっと一休み。 では、また!

 

 

 

 


行ってきました~かごしま国文祭 その2(打ち上げ宴会編)

2015-11-05 | バンド

11月1日(日)

演奏会が終わって生徒のみなさんはホッとしたことでしょう。

琴の梱包が終わってお部屋でひと休みしたあと、ドレスアップ(ってほどでも?)して宴会会場へ。

北海道大正琴普及会の門下にいる生徒さんが、一堂に会してやる宴会は少ないんです。

違う講師の生徒さんとは、発表会のときホールですれちがう程度で、お名前もよくわからない方が多いです。でもこんな時は一気に親しみがわきますね。

 

テーブルスピーチではなんと 『 93才!』 の生徒さんがはっきりとした口調でご挨拶なさいました。

北海道からはるばる鹿児島に来て、ステージで演奏され、しかもこんな立派なスピーチをされるとは、他の生徒さんたちも、これからの励みになったことでしょうね。

さあ今日ばかりは無礼講。カラオケ、ダンス、全員で盆踊り、楽しみました。

講師はセブ・アンサンブルコンサートで披露した『サザエさん』のあの衣装に着替えて、あのままの演出で登場。琴は送り返してしまって無いのでカラオケで『サザエさん』を歌いました。テーブル席のみなさんもいっしょに歌ってくれました。

芸達者な3人は『安来節』を。いわゆる『どじょうすくい』ですね。爆笑の渦の中なりきりで、怪しい色っぽい腰つき。みなさん涙を流して笑っていました。

最後は記念の集合写真撮影。まず『ななつぼし』サザエ、マスオ、カツオ、波平、タラちゃんもいますね。真ん中の本部長もうれしそう・・。

次に『琴美会』。 真ん中のワカメちゃん、パンツ見えてますね。(ちょっとエロすぎますね。笑)

本当は全員で写したかったですが、顔が小さくなりすぎるとかで・・。

よく食べ、よく飲み、歌い、踊り、笑って笑って汗かきました。 

二つの団体とも演奏がうまく出来たので、この宴会も心から楽しめたんだと思います。

おひらきの一本〆も男性の生徒Nさんが威勢よく決めてくれました。

本当に楽しいひとときでした。

次回は鹿児島の観光の様子を書きますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


行ってきました~かごしま国文祭!その1(演奏編)

2015-11-04 | バンド

10月31日(土)

いよいよ鹿児島市で行われる『第30回国民文化祭かごしま2015・大正琴の祭典』に参加するため、出発する日の朝がきました。

札幌市、江別市、千歳市の、5名の講師の生徒さん合同グループ『ななつぼし』38名と同伴者3名は 新千歳空港から、

旭川市、東神楽町の『琴美会(ことびかい)』30名と同伴者1名は 旭川空港から午前の便で飛び立ちました。

琴美会は3度目の国民文化祭出場とあって、京都大会のときの『手作り団旗』を今回の団長さんが引き継いで持参。旗を持っているのが今回の団長さん。一番左が初めて参加したときの京都大会の団長さんです。

琴美会は毎年お手伝いスタッフがグループ毎にチェンジして当番制になっているので

その都度スタッフ(団長、副団長、バス担当など)が変わります。

羽田で『ななつぼし』のみなさん、本部長、各先生たちと合流。鹿児島行きの飛行機に一緒に乗り込みました。

2時間弱で鹿児島空港に到着。時刻は午後3時すぎ。貸切バス2台で一緒に出発しました。1号車は『ななつぼし』 2号車は『琴美会』が乗ります。

まず市内のホテルで、届いていた段ボールから楽器と楽譜を取り出し、再びバスに乗りこみ、演奏会場へ向かいました。

会場は『宝山(ほうざん)ホール』 という大きな立派なホールでした。

入口には受付があり、スタッフさんたちがたくさん。黄色、みどり、青のベストを着ています。

青のベストのスタッフさんの持つプラカードについて移動すると・・

練習室に通されました。「これから20分の練習時間です。20分経ったら声をかけます。」

みんな必死に練習。鹿児島は暖かく、ここでまず汗が出ました。

そしてステージへ向かい、実際の自分が演奏する席へ行って音出し。8分のみで終了・・。最後まで弾けませんでした。

『今日はこれで終わりです。それでは明日、本番がんばってくださいね。」

スタッフさんたちは、地元で大正琴を学ぶ生徒さんたち、ボランティアです。

さわやかな笑顔、「お上手ですね。」など声をかけてくれて、私たちはほっと癒されました。迎えのバスが来るまで外でプラカードを持ったままいっしょに立っていてくれました。19:00頃のこと、もう真っ暗でした。

それから市内のホテルへ行って休みました。ホテルは各講師によって分かれていて、琴美会も二つに分かれていて全部で6軒利用しています。

11月1日(日)

さあ、今日はいよいよ本番!朝から衣装を着て上着を羽織ってホテルを出ました。

昨日と同じ順路で案内され、20分練習のあと・・

いよいよステージで練習の成果を披露する瞬間がきました。

ステージへ行く生徒さんたちは意外と落ち着いていました。毎年の発表会と似たようなセッティング、今日もたっぷり練習できたからでしょうか。

二つのチームの出番が両方午前中で近かったため、『琴美会』が『ななつぼし』の演奏を客席で応援できず残念でした。

一方、『琴美会』の演奏は、本番を終えた『ななつぼし』のみなさんが急いで着席して応援してくれました。とてもうれしく、勇気が出ました。

音響はとても気持ちよく、リズムもバッチリ聞こえて弾きやすかったです。

 本番終わって2階の会議室でお弁当をいただき、客席でほかの団体の演奏を聴きました。それぞれ個性があってすばらしい。音もさまざま、大正琴といってもいろいろメーカーによって音色がちがうし、編曲によっても変わりますし。

パフォーマンスを工夫している団体もありました。カツラをかぶったり、獅子舞いなどの踊りが加わったり、見て楽しい演奏もありました。各団体とも大きな拍手を受けてみなさん笑顔でした。

休憩時間にホワイエに行くと、大正琴の体験コーナーがありました。

私たちの興味は『弓奏用大正琴』。もう10年以上ヴァイオリンの弓で大正琴を弾く研究を続けている私達ですが、今回の大会でも弓奏は『琴美会』だけだったみたいです。

(もし、見ていなかった団体がやっていたのならごめんなさい。。)

スズキが開発した弓奏用の琴があったので、触らせてもらいました。

鍵盤がすごく高い位置にあり、コマの高さが通常の2倍以上、3倍?ありました。

鍵盤を押したときのショックがないように、金具をフェルトのようなものでひとつひとつ巻いてありました。しかしヴィブラートがいまいち表現できませんでした。

各メーカー、それぞれ考えていますね。私たちはゼンオンの冴、アルト、ヤマハのヴィオリラを弓で弾いています。メロディをやったり、オブリガートをやったりとアレンジするとき弓が効果的に生きるように楽譜を作っています。

玄関前にはテントが張ってあり、地場産のものを販売していました。

客席に戻り、最後まで演奏を聴きました。

演奏後には、次回の開催地、愛知県からのあいさつと案内もありました。聞いていた生徒さんたちは、もう名古屋で演奏することをイメージしてしまったようです。

たくさんの演奏を聴いて本当に勉強になりました。各団体みんな素晴らしかったです。影響されて、いろいろなことを試してみたくなりました。

私たちは琴をホテルへ持って行って梱包、ホテルに発送のお願いをして、夜の宴会まで少し休みました。

打ち上げ宴会と観光の様子はまたすぐ書きますね。