2月20日(土)
私達にとって、とても悲しい事が起きました。
28年間『北海道大正琴普及会』の本部長をお勤めになった、
佐藤郁男さんが、お亡くなりになりました。
2017年の暮れにガンがみつかり、処置のあとは安定されていて
お仕事は引き続きお元気にこなしておられましたが、
昨年再発。入退院を繰り返し、できる限りの治療を受け、
とても頑張って戦ってきました。
しかし、昨年5月11日に本部長の仕事が出来なくなったと連絡があり、
能登みきひろさんに後継をゆだねたとの事。
その後もつらい処置を受けていましたが、体力が落ち、ついに
2月17日の早朝、チカラが尽きてしまいました。
自宅で眠るように旅立たれたそうです。
2月19日が通夜で20日が葬儀でした。
コロナ渦で、少人数で随時お参りということで
お通夜は焼香のみで失礼しました。
並んだ花スタンドは、北海道大正琴普及会をはじめ、
講師一同、そして生徒さんのサークル会ごとにたくさん並んでいました。
翌日の葬儀では、出席したメンバーで読経のときも参列させていただき、
出棺は会場の玄関前にてお見送りしました。
私達が大正琴講師の仕事を、こんなに長く続けられたのも、
佐藤本部長の温厚で真面目なお人柄のおかげです。
約束は忘れず守り、精いっぱい協力してくれました。
機材の管理もしっかりと
整理整頓を怠らず、いつでも必要なものを用意してくれました。
大正琴で奏でる音楽の可能性を追求する、私達セブ・アンサンブルの
わがままな要求にもなんとか応えようと、楽器の種類も幅広く認可してくれて、
弓奏も応援してくれました。
佐藤本部長の今までの写真から、数枚載せさせていただきます。
PAとしての仕事が多かった佐藤本部長。
大正琴の音色の素晴らしさを
よく知っているからこその音響作り。
わたし達も気持ちよく弾かせていただきました。
たくさんありすぎる思い出の数々・・。
実際のところ、まだ実感がもてず、
次回の集まりでは、また配線しながら
「おはようございます~」と言ってこっちを見る佐藤本部長に
逢える気がしています。
この事実を受け入れるには、まだまだ時間がかかりそうです。
メンバー一同、
心から感謝の気持ちを伝えたいと思います。
佐藤本部長、本当にお世話になりました。
ありがとうございました。
とても楽しい大正琴を経験できました。
心より
ご冥福をお祈りします。
合掌