大正琴アンサンブルバンド ≪セブ・アンサンブル≫

大正琴の講師5名からなるアンサンブルバンド≪セブ・アンサンブル≫の練習や活動の様子をお伝えするページです。

ベルギー遠征 最終編

2018-07-14 | バンド

*最初に、ごめんなさいです。最終編の前に訂正補足です~。前回の『アーティチョーク』のお店は、ベジタリアンのみのレストランではなく、お肉もお魚もメニューにあってとってもおいしいそうです。(facebookでHiRoさんからコメントいただきまして知りました、すみません(;^ω^) 私たちも、また訪れることがあれば、他のメニューも試してみたいです。


さぁて、いよいよベルギー旅行記の最後です。

2018(平成30)年 6月6日~6月15日8泊10日に渡る私たちの『ベルギー遠征』。

事のいきさつは前にも書きましたが、あらためて。

2年前の6月に、東京の大正琴の先生、柴田恵子先生と、ご友人でベルギー在住の日本人画家、HiRo彩霞さんが私たちの稽古場にいらっしゃって、「ベルギーで演奏しませんか?」と。

それからちょうど2年後。わたしたち『セブ・アンサンブル』7名のメンバーのうち、4名のメンバーで、この大役を果たすことになりました。

世界に展開する『Friendship Force(フレンドシップフォース)』というボランティア団体の、ベルギー・ルーバンクラブが主催する

ヨーロッパ大会を楽しく盛り上げるための演奏をすること。これが私たちの役目でした。

大正琴は日本国内では多くの流派があり、それぞれ素晴らしい活動を展開して、楽しまれていますが、

この楽器がヨーロッパ各国のみなさんに、どう受け止められるのか、出発前は心配でした。

大事な発表の最中に、私たちが大正琴を演奏する事が、出席者にとってどうなのか? まったく無視されるのではないか・・?

しかし結果は、そんな心配を打ち消してくれるように、参加者のみなさんは私たちに好意的でした。

演奏中は両手を挙げて、左右に振って笑顔で応えてくれました。

主催側のルーバンクラブのプレジデント(代表)のデニーさんと奥様のグレタさんはじめ、HiRoさんを含めたクラブのみなさんの考えてくれた私たちの演奏企画は、選曲はじめ、演奏するタイミングも、絶妙だったのです。

演奏は、始まりのとき、スピーチの交替のとき、終わりのとき・・事前にスピーチの内容に合った選曲もしていただいていたので、会場の皆様はのりのりで、とても暖かい空気で包んでくれました。

ベルギー在住の日本人歌手、みやぎさんとの共演もあり、

終わってからは楽器を囲んで体験コーナーも。

「大正琴演奏がヨーロッパのみなさんにも受け入れていただけたんだ!」と実感させていただき、本当に幸せです。

パーティで、ヨーロッパ各国の皆さんと触れ合うチャンスもいただきました。


 

ルーバンクラブの皆様、心から感謝します。

そして後半はHiROさんの案内で、ブリュッセル、ブルージュ、オステンド、アントワープをゆっくり見て回ることができました。

ブリュッセルの グランプラス。

ブリュッセル市内の電車。途中でストップして降ろされるアクシデントもありましたっけ。

バスに乗ったり、

列車に乗ったり、

乗り物も楽しかった。


ブルージュ。

オステンド駅から行ったヨハンさんの家。



アントワープ駅。

駅の天井ドーム。

ステンドグラス。


そして、おせわになったHiRoさん宅での楽しい時間・・。


空港へ向かう時刻が近づき、HiRoさんが大型タクシーを呼んでくれました。それからお庭で、写真をとってくれました。

美しい『あじさい』に囲まれて。 HiRoさんお世話になりました。

大きなワゴンタイプのタクシーが、早めに到着。私たちのたくさんの荷物を積んで、それでも5名全員一緒に、1台に乗ることができました。

ブリュッセル空港に到着。運転手さんが荷物を降ろしてくれました。

カートは外の駐車スペースにたくさんありました。

 

出国手続き、検査、税関・・長い列に並んで、なんとか無事通り抜けました。

HiRoさん、本当にありがとうございました。とてもお疲れでしたでしょうに、最後まで私たちのために最善をつくしてくれました。

空港で手を振るHiRoさん。

ヨーロッパ各国のみなさんと交流できた事。

大正琴の音色を楽しんでいただけた事。

ベルギーの伝統ある建築物、風景、芸術作品、世界の楽器を見る事ができた事。

どれもこれも、とても幸せな体験でした。

どこへ行っても(お店の中、乗り物の中、聖堂や博物館の中も)外国人の私たちに好意的だったベルギーの方々。ありがとうございました。

食べ物も違和感なく、おいしくいただきました。

『セブ・アンサンブル』のメンバーとして、これからの活動を考える上でも、今回の遠征は大きな経験として生かしていきたいと思います。

帰りの飛行機の中で、「さあ、これからセブは何をすべきなのか?」と考えたりしました。

 

 HiRoさん、

 デニーさん、グレタさんはじめ、FFルーバンクラブのみなさん、

  今回のヨーロッパコンファランスに参加したメンバーのみなさん、

 ヨハンさんご夫妻、

 柴田先生、

 今回参加できなかったセブメンバーたち、

 佐藤本部長、

 快く私たちを応援してくれて、送り出してくれた生徒のみなさん、

 私たちを長期の旅行に行かせてくれた家族たち、

 そしてこのブログを読んでいただいてくれたみなさん

 すべての方に感謝します。

 これからも、『大正琴の可能性』を追求するため、私たちは進んでいきます。よろしくお願いします。

 旅行記は終わりますが、ブログは続けますよ。

 では、来月また書きますね~、ありがとうございました。

  (^.^)/~~~ また読んでね~。

  

 P.S. 

文章の中に入れていない写真が、画像フォルダにたくさんありますから、

それも見ていただけるとうれしいです。

  


 



































 

 

 

 

 


















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ラストランチ はアーティチョーク

2018-07-06 | バンド

ベルギーとお別れ・・の日記を書く前に、もう1ページ、

ラストランチの事を書いておくことにしました。

『愛の賛歌』『バラ色の人生』などで有名なシャンソンの女王、

エディット・ピアフさんも常連さんだったというレストランへ、HiRoさんが案内してくれました。

ベルギー料理、ベジタリアンのレストラン

『Les Brasserises Georges』というお店です。

 

 

店内。

なぜか鏡がいっぱいある、おしゃれで大人の雰囲気。なんともムード満点・・・。  シャンソンが似合いますね~。

ここでいただいたお料理は『アーティチョーク。』

みなさんご存じですか?私たち4人全員、知りませんでした~(;^_^A

調べてみると、キク科チョウセンアザミ属の多年草。。とありましたが、

出てきたのは、これです~。店内が暗くて写真が黒っぽいんですけどね・・。一見、キャベツのような・・。

一枚一枚の葉っぱ?・・キャベツより、分厚いです。

HiRoさんが、食べ方を教えてくれました。

「まず、一枚づつとって、ここを食べるの。」

「葉っぱの付け根ですか?」「そうよ。」

「マヨネーズを付けて・・」

「カプッ。」

「なんか、グリーンアスパラみたいな味・・?」

「うん。そんな気もする。」

「全部たべたら、真ん中の毛をむしり取って・・」


「マヨネーズを付けて、切って食べるのよ。」

「しっとりした、さつまいもみたいなかんじ・・。」「だね~。」

パンは無くなると、ウエイターさんがおかわりを置いていきます。

全員初体験の『アーティチョーク』、話のタネになりました。デザートのケーキは、ここもボリューミー! すごくあま~い!

日本では、なかなかお目にかかれないものを食べました!

HiRoさん、ありがとう!

「私からのプレゼントよ。この9日間、私も、とても楽しかったわ。」

「え~っ?」

「そんなぁ~反対ですよ~こんなにいろいろ案内していただいて、私たちが何かお礼しなければならないのに。」

私達だけでは、こんなにすてきな経験、できなかったと思います。

HiRoさんには、本当に感謝です。とってもたのしかったです。一生の思い出になります。

「ああ~もう帰るのか・・?」

「もっと居たいよねえ~。」「そうだそうだ。」

「(HiRO)あら、じゃ、もっと居れば?」

それができない現実・・( ;∀;) もうすこしでタイムリミット・・。


(ベルギー、本当に最後のページにつづく)




































 


























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6月14日最終日。楽器博物館

2018-07-04 | バンド

楽しい日々がどんどん過ぎて・・。

今日はもう、ベルギー滞在の「最終日」となってしまいました。

帰りの飛行機は21:10発。空港には17:30頃向かう予定です。

それまでの時間、ブリュッセルにある『楽器博物館』を見学することになりました。

建物。黒っぽく見えているのがそれです。

英語だと『Musical  Instruments  Museum』かしら文字をとって

『MIM(ミン)』。玄関の上部。顔みたいでかわいいでしょ?

古い百貨店の建物を転用したという、アールヌーボー建築の『楽器博物館』は、古き良き、おちついた館内。受付。

最上階のレストランだけ利用する人は、左の入り口から無料で入れます。

エレベーターのドアは、手の型のところを、自分で前に押して開けます。

私たちはまず、レストランを通って・・

眺めの良い屋上へ行きました。

人数の多い団体さんでも、一度に食事できそうなほど、テーブルがたくさんありました。暖かい時期ならいいですね~。眺めを楽しんでから、いよいよ中へ。

各フロアに分かれて、世界各地から集められた楽器が展示されています。

 


これは、何人かで一緒に吹く楽器?違う?吹く所で音程が違うんでしょうかね?


やっぱり私たちは弦楽器と鍵盤楽器をやっているので、興味あるのはこんな楽器たち。2段目の鍵盤はどんな音なんだろう。

そんなときは、これを使います。実際に演奏した音源を聴くことができる、オーディオガイド。ヘッドホンを指して使います。

あら、弥生ちゃん、弾いちゃっていいの?って鍵盤が無いか・・。


このピアノも2段構え。すごい素敵なピアノ~。ペダルが4つある!

「この湾曲した鍵盤ってどうなのかな~」「手の小さい人にはオクターブが近くなるかも。」

違う階に移動しながら・・見ていきます。

「見て~PA(音響機器)。」「ほんと~おっきいねえ。」「本部長に見せたい。」「うんうん、写真撮ってってみせよう。」


「ああっ、見て見て!大正琴だ!」「へえ~?どれどれ?」

「いや~これどうかなぁ。」「指で弾くのかな?」「ピックは見当たらないしね。たぶん指ではじくんじゃ?」

「わ~見て、ヴィオリラ?でも弓はないか・・。」

ガラスに顔をくっつけてのぞき込んでいると・・

「きゃー、これ、極めつけだわ。これ絶対 大正琴!」

「ほんとだ~ボタン型のキーもついてる。」

「こっち来て来て~見て見てこの写真~。」

「なになに・・。わっ! どこの生徒さん?」

「え~っ信じられない・・これ、何年前の写真なんだろう?」

「すごい、琴の置き方がテキスト通りだ!」

「キーがないから、指で押して音程作っているんだねぇ。」

「ねえ、左の人、立奏台で立って弾いてるよ!」「うちらの大先輩?」

全員、まさしく興奮のるつぼ・・

しかし・・「そろそろ時間だわあ。」

「ああ、一日中居たいくらいだわね。」「まだちゃんと見てないフロアもあるよ~。😢」


でも私たちは今日帰らなければなりません・・残念。

一度HiROさん宅に帰って荷物をまとめて、空港へ行きます。

(ベルギー報告 最終編につづく)

















































 

 







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6月13日アントワープでネロ少年に会えました。

2018-07-01 | バンド

オステンドから列車で・・

アントワープ中央駅に到着しました。

駅がとっても素晴らしいんです。大きなドームを持つ石造りの駅舎は、

『鉄道の大聖堂』とも呼ばれているそうです。

「これが駅の中?」全員、目を奪われました・・。

 

 

記念にパチリ!  ちょっと暗いけど・・

 駅内のカフェ。HiRoさんが「驚くわよ~ほら。」「わぁ~素敵!」

チョコケーキをいただきました。ボリューム満載ドッシリタイプ。大きくてかなり甘いので、2人でひとつにして正解。

外に出て振り返ると・・

なんて重厚な駅なんでしょう。横側には観覧車があったり・・

また少し歩いて、駅全体を振り返ると・・

これが駅前通り。私の町とは全然ちがう~なんて。

とりあえずHiRoさんに着いてまっすぐ進んで行くと・・まもなく歩行者天国的な、車が入れない通りに。


札幌なら大通り、旭川なら買物公園通り?

こんなオブジェ。  アントワープ(アントウェルペン)の意味は、

「巨人の手を切り取って川へ投げ捨てた。」という事らしい・・

アントワープの巨匠といえば、画家のルーベンス。

イタリアから帰国してから29年間ここで過ごし、2000点を越える作品を生み出したそうです。その邸宅兼アトリエは、今は『市立美術館』として公開されています。私たちも入ってみました。左側の建物でチケットを買います。ここでもHiRoさんがまとめて買ってくれました。

中はとても素敵な、お城の中みたいな造り。

作品は撮影禁止でした。「あら、正美さん。」「どうぞ。」ドアが重いので、待っててくれたのね、ありがとう。

すご過ぎる作品たちに圧倒されて、ぼ~っとなって外へ。

ランチ。



「HiRoさん、そんな細い脇道に入っていいの?」「アントワープの通(つう)しか知らない抜け道よ。」「へえ、すてき~」

大きな通りに出ると「上、みてごらんなさい?」「わあ~ドッキリ!」

『大聖堂』の塔がそびえ立っていました。

アントワープと言えば、『フランダースの犬』のラストシーンで有名な、

『大聖堂』が見逃せないですよね。

ネロ少年が、死ぬ前にやっと見る事が出来たルーベンスの絵がここに。『キリストの昇架』『キリストの降架』の2点の大きな作品、拝見させていただきましたよ。この中はカメラOKでした。

キリストの昇架(このフォトはルーベンスのサイトからいただきました)

キリストの降架(これは館内で撮影)

外に出ると、パトラッシュとネロ少年の像が・・。やっとネロ少年に会えました!  なんかイメージとは違うんですが・・。

市庁舎はメンテナンス中で足場囲みの中・・。

『巨人の手を投げる』という銅像と噴水。

フルン広場

 

ショッピングセンターもアントワープらしいね・・。すてき。




今日もたくさん歩きました。

「(HiRo)そろそろ帰りましょうか・・。」「はあい。すばらしかったです。ありがとうございました。」

夢のような街、アントワープ。この記憶、消さないようにしたい。。

いつまでも覚えているよ。いつまでも。

(つづく)






















































































 































 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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