大正琴アンサンブルバンド ≪セブ・アンサンブル≫

大正琴の講師5名からなるアンサンブルバンド≪セブ・アンサンブル≫の練習や活動の様子をお伝えするページです。

行ってきました~かごしま国文祭!その1(演奏編)

2015-11-04 | バンド

10月31日(土)

いよいよ鹿児島市で行われる『第30回国民文化祭かごしま2015・大正琴の祭典』に参加するため、出発する日の朝がきました。

札幌市、江別市、千歳市の、5名の講師の生徒さん合同グループ『ななつぼし』38名と同伴者3名は 新千歳空港から、

旭川市、東神楽町の『琴美会(ことびかい)』30名と同伴者1名は 旭川空港から午前の便で飛び立ちました。

琴美会は3度目の国民文化祭出場とあって、京都大会のときの『手作り団旗』を今回の団長さんが引き継いで持参。旗を持っているのが今回の団長さん。一番左が初めて参加したときの京都大会の団長さんです。

琴美会は毎年お手伝いスタッフがグループ毎にチェンジして当番制になっているので

その都度スタッフ(団長、副団長、バス担当など)が変わります。

羽田で『ななつぼし』のみなさん、本部長、各先生たちと合流。鹿児島行きの飛行機に一緒に乗り込みました。

2時間弱で鹿児島空港に到着。時刻は午後3時すぎ。貸切バス2台で一緒に出発しました。1号車は『ななつぼし』 2号車は『琴美会』が乗ります。

まず市内のホテルで、届いていた段ボールから楽器と楽譜を取り出し、再びバスに乗りこみ、演奏会場へ向かいました。

会場は『宝山(ほうざん)ホール』 という大きな立派なホールでした。

入口には受付があり、スタッフさんたちがたくさん。黄色、みどり、青のベストを着ています。

青のベストのスタッフさんの持つプラカードについて移動すると・・

練習室に通されました。「これから20分の練習時間です。20分経ったら声をかけます。」

みんな必死に練習。鹿児島は暖かく、ここでまず汗が出ました。

そしてステージへ向かい、実際の自分が演奏する席へ行って音出し。8分のみで終了・・。最後まで弾けませんでした。

『今日はこれで終わりです。それでは明日、本番がんばってくださいね。」

スタッフさんたちは、地元で大正琴を学ぶ生徒さんたち、ボランティアです。

さわやかな笑顔、「お上手ですね。」など声をかけてくれて、私たちはほっと癒されました。迎えのバスが来るまで外でプラカードを持ったままいっしょに立っていてくれました。19:00頃のこと、もう真っ暗でした。

それから市内のホテルへ行って休みました。ホテルは各講師によって分かれていて、琴美会も二つに分かれていて全部で6軒利用しています。

11月1日(日)

さあ、今日はいよいよ本番!朝から衣装を着て上着を羽織ってホテルを出ました。

昨日と同じ順路で案内され、20分練習のあと・・

いよいよステージで練習の成果を披露する瞬間がきました。

ステージへ行く生徒さんたちは意外と落ち着いていました。毎年の発表会と似たようなセッティング、今日もたっぷり練習できたからでしょうか。

二つのチームの出番が両方午前中で近かったため、『琴美会』が『ななつぼし』の演奏を客席で応援できず残念でした。

一方、『琴美会』の演奏は、本番を終えた『ななつぼし』のみなさんが急いで着席して応援してくれました。とてもうれしく、勇気が出ました。

音響はとても気持ちよく、リズムもバッチリ聞こえて弾きやすかったです。

 本番終わって2階の会議室でお弁当をいただき、客席でほかの団体の演奏を聴きました。それぞれ個性があってすばらしい。音もさまざま、大正琴といってもいろいろメーカーによって音色がちがうし、編曲によっても変わりますし。

パフォーマンスを工夫している団体もありました。カツラをかぶったり、獅子舞いなどの踊りが加わったり、見て楽しい演奏もありました。各団体とも大きな拍手を受けてみなさん笑顔でした。

休憩時間にホワイエに行くと、大正琴の体験コーナーがありました。

私たちの興味は『弓奏用大正琴』。もう10年以上ヴァイオリンの弓で大正琴を弾く研究を続けている私達ですが、今回の大会でも弓奏は『琴美会』だけだったみたいです。

(もし、見ていなかった団体がやっていたのならごめんなさい。。)

スズキが開発した弓奏用の琴があったので、触らせてもらいました。

鍵盤がすごく高い位置にあり、コマの高さが通常の2倍以上、3倍?ありました。

鍵盤を押したときのショックがないように、金具をフェルトのようなものでひとつひとつ巻いてありました。しかしヴィブラートがいまいち表現できませんでした。

各メーカー、それぞれ考えていますね。私たちはゼンオンの冴、アルト、ヤマハのヴィオリラを弓で弾いています。メロディをやったり、オブリガートをやったりとアレンジするとき弓が効果的に生きるように楽譜を作っています。

玄関前にはテントが張ってあり、地場産のものを販売していました。

客席に戻り、最後まで演奏を聴きました。

演奏後には、次回の開催地、愛知県からのあいさつと案内もありました。聞いていた生徒さんたちは、もう名古屋で演奏することをイメージしてしまったようです。

たくさんの演奏を聴いて本当に勉強になりました。各団体みんな素晴らしかったです。影響されて、いろいろなことを試してみたくなりました。

私たちは琴をホテルへ持って行って梱包、ホテルに発送のお願いをして、夜の宴会まで少し休みました。

打ち上げ宴会と観光の様子はまたすぐ書きますね。



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