11月22日(水)
いよいよ奈良へ向かう日です。
奈良市で行われる『第32回国民文化祭 なら2017大正琴の祭典』に参加するため『琴美会』の参加者たちは、午前7:15に貸切バスで旭川駅を出発。
札幌から『花音(かのん)』、江別から『星音(きらり)』千歳から『キーハープくらぶ』『すみれ』の参加者たちも、新千歳空港に集合しました。
直接、出発ゲートに集まってさっと顔合わせ。すぐ飛行機に乗り込んで大阪の伊丹空港に到着、奈良交通の貸切バスに乗車。バス内でやっとゆっくり挨拶できました。
今回の参加者は、演奏者36名。本部長はじめ、同行者含めて39名。
伊丹空港からバスで1時間ほどで、演奏会場の『なら100年会館』に到着しました。
JR奈良駅の真向かいにあります。
こんな建物。長丸型のドームのようなかんじ。(フォトは公式ページからお借りしました)
客席はとても広い!
『大正琴の祭典』の看板。もう暗くなってきた・・。
ロビーに到着。
搬入口に届いていた段ボールを荷ほどきして、琴を琴置き場に置いて、客席でリハーサルの順番を待ちます。
リハーサルというより、サウンドチェックですね。なかなかゆっくり練習というわけにはいかず・・「はい、おわり~」といわれてちょい、不安を抱きつつ楽屋に琴を置いてホテルヘ。なんだかいつものことながら、バタバタです。
ホテルのレストランで夕食をいただいて、「明日に備えてゆっくり寝ましょ~」
「は~い、おやすみなさ~い・・」 でもみんな、眠れたのかな?
11月23日(木)
さあ、いよいよ本番の日。私たちの出番は13:06.早めのお弁当タイム。(これがなかなかおいしいお弁当だんたんですが、昼食会場が狭くて、床にぺったんと座って食べた人もいました・・。(;'∀'))
練習タイムが無いため、「えいえいお~」をやる場所もなく、なんだかバタバタとステージへ行ってしまいました(;´・ω・)
1列目、2列目、3列目のプラカードに並ぶと、シーンとした中にみんなの緊張感が伝わってきました。 さて、いざ本番ステージへ。
一曲目は『天城越え』
なかなかいい感じで弾けました。2曲目は法被(はっぴ)を羽織り、アイヌの鉢巻を頭につけ、『イヨマンテ(熊祭り)の夜』。北海道らしい曲を選びました。
最後は両手を空へかざして、大きな声で叫びました。「カームイ、ホプニナ、アーホイヨ!」(神様、どうぞ起きて立ち上がってください!という意味です)
続いて強いトレモロ(手に持ったピック(爪)を前後にゆすって弦を連打して音を出す奏法)と弓の音を長く長く続けて、最後に「ジャン!」と止めてキメ。
会場から大きな拍手をいただきました。あっという間の8分間。「もう終わり?」と思うほどあっけない時間・・。でも、燃えつくしました。身体が熱く、ステージを降りてからも動悸が続いていました。
そのままこんどは琴の梱包、段ボールに入れて送り状を貼って、それぞれの自宅に着くように搬入口に置きました。少しして運送屋さんが集荷にきました。
あとは客席で最後まで、他の団の演奏をじっくりききました。
さすが、全国からの参加とあってみんな素晴らしい演奏。どれもきちんとまとまって表現力があり、心を打つ演奏ばかり。勉強になりました。
終演の挨拶が済むと、会場をあとにしていったんホテルで休憩。すぐそばの宴会場へ行きました。
「かんぱ~い!」今年も飲んで歌って踊って・・
今回はプロ並みの踊り手二人組もいたので、大いに笑い、盛り上がりました。
演奏が無事終わって、楽しい宴会も終わって・・。今夜はみなさんぐっすり眠れることでしょうね。このあと二次会もあったようですが・・
11月24日(金)一夜明けて、今日は奈良観光の日。ガイドさん付き貸切バスで
紅葉がきれい・・。
興福寺。
東大寺。
奈良公園。
春日大社。
お昼は【西の京 たまゆら】さんで『柿の葉寿司ランチ』をいただいて・・
薬師寺では名物のお坊様のトーク。大爆笑のうず・・(笑)
平城京跡を見て、若草山山頂へ。超寒く・・強風で大変でした。
そんな中、新郎新婦が記念撮影を、あちこちで・・
寒さで思わず抱き合う二人・・いいなあ~熱く燃えてるふたりだから~平気ね。
奥の方でも着物姿の新郎新婦。
日の入りはこんなくらいしか見れませんでした・・。
11月25日(土)
今日はもう、お帰りの日です。午前中、法隆寺を見て
関西空港へ。
3泊4日の奈良遠征も終わりです。新千歳空港へ向けて飛行機が飛び立ちます。
今回は『琴美会』と『ななつぼし』の合同ステージという初めての企画。
演奏はもちろん、観光やお食事のときも一緒に楽しみ、お互いが親しみを深く感じ合いました。これからもこんなチャンスがあれば良いな~と思いました。
すてきな紅葉の景色、鹿さんたちとの楽しい時間、日本の歴史のすごさを、じかに感じて本当に奈良らしい4日間をすごしました。
また寒い北海道に帰り、長い冬を迎えるわたしたち。ドサンコの底ぢからで、この冬も乗り越えますよ。大正琴のすてきさ、たのしさをますます実感できて、この度の旅行は、とてもいい刺激になりました。
長文読んでいただいて、ありがとうございました。