木村伯龍のひとり言

大阪のミナミはアメリカ村の占い師の日記

夢の続きの続き!

2014-02-06 00:47:54 | Weblog

『悟夢』(ごむ)・・・後醍醐天皇が笠置山(かさぎ)にいた頃、夢に紫震殿のお庭の前に大きな常盤木があり、緑の木の枝の下に、何処からか来たのか分からないが二人の童子(こども)がいました。南に向かって伸びている枝の下に、ござを敷いて『天下、広しと言えども、天皇の御心を安心させ者が何処にもいない!ただ、ここに居る私らだけが総べてではないか!』と泣いている様子を見て、ふっと、天皇は悟って、「南の木は、楠(くす)という文字である、楠という文字の付いている名前の忠義の武将が、我を助けるのであろう」そこで、側にいる武将に尋ねさせると、『楠 正成』(くすのきまさしげ)という武将がいたので、召抱えて、彼に任せて、ついに「北条高時」(ほうじょうたかとき)を打ち滅ぼしてしまった。これは、夢で自分を助けてくれる人がいる事を悟った話である。


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