木村伯龍のひとり言

大阪のミナミはアメリカ村の占い師の日記

お盆が近づいて来たので、以前のお話を

2014-08-13 05:05:34 | Weblog

ずいぶん前のお話ですが、あるお客さんに呼ばれて家の方まで出かけて行きました。 その家はお店の裏がお住まいで店の中を抜けて居間に通されました。 ご主人は今日は出張だと言う事で居られず、奥様だけを鑑定しました。一通り家族のも鑑定して一息ついた所にお手伝いのおばちゃんがお茶を持ってきました。 その時、「あんたも見てもらいなさいよ!」と言われて私の前に座りました。  最初に目に写ったのが、おでこの上の方です。髪の生え際より少し下の所より白い気色が出て右眉毛の所まで来て下がっていました。「今年は法事の年ですね。死んだ人間が来てます」と言うと「死んだ主人の13回忌です」と言います。 「まだ他にも死んだ人間が来てますが」と言うと、不思議そうな顔なされたので「今度は反対の左の髪際から左眉毛の下まで白い気色が下がっているので、これは、遠くでお亡くなりになった人です」と言うと、ようやく納得したみたいで「そうですか来ていますか!」とうなずきました。 「実は、戦争前のお話なんですが、私はある方とお見合いをしました。とても誠実そうな人で良い人でした。先方も気に入ってくれたし、私も気に入りました。それでは結婚の日にちを決めようとした矢先、赤紙(召集令状)が来て急きょ 戦場に駆り出されて行きました。よく戦地からもお手紙やハガキをくれました。町の公民館に届けられ、みんなで取りに行ってもらって帰ってました。ある日友達が一緒に手紙を取りに行こうよ!と言うから私は、 「私は行かない!何故なら昨日の夜、夢を見たの!彼がバスに乗って帰って来た夢で、みんなに盛大に迎えられてバスから降りて来たから、あなた戦争は?と聞くと彼は微笑んで 「除隊になったんだ!」戦火の厳しい時なのに除隊になったと言ったので彼は死んだんだいう事が分ったんです。手紙は来ていませんでした。  そして、その年のお盆、初盆なのでみんな参ってくれました。みんな帰って片づけが終わってを寝よう布団に入りました。、うとうととして来た時に、彼が夢に出てきて「寂しくないか?悲しくないか?」聞いてきました。そして「寂しかったら僕と一緒に行こうよ!」と言うので私はビックリして目を覚ましました。また次の日、夜布団に入ると彼が出てきて「寂しくないか?悲しくないか?寂しかったら僕と一緒に行こうよ!」と出てきました。そして3日目の夜、やはりうとうとしていると彼が出てきて「寂しくないか?悲しくないか?寂しかったら僕と行こうよ!」と言うので、わたしはこれでは、「まずい!」連れて行かれてしまうかもしれないと思い「大丈夫よ!私は、今が幸せでとても楽しいから、大丈夫よ!」と言うと彼はさっと消え二度と出て来ませんでした。「そうですか!久しぶりに彼が来たんですね!」


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