自治会町内会、その他昭和思考の愚考

タイトル通り昭和時代の時代遅れ思考を考え結果として現代社会生活にどの様に悪影響を及ぼしているかを書き留めたいと思います。

若い世代はいわば人質がいるからたやすい?

2011-12-11 07:16:42 | 日記

自治会を先導している爺婆は非加入者に対して反社会的なイメージを描いているのだろうか。これは加入推進を進める協議員の態度を見ているとこの傾向が強いのではないかと思えてしまう。

まず若年層で加入を拒んでいる世帯等には大変高圧的な態度で応対しているそうだ。幾つかの理由として”PTAや保育園の役員とか回ってきた際には大変だから”とか”自治会と子供会は同じ様な繋がりがあるからね”とか”あそこに一軒入会していない家があったけどなぜか引っ越されました(ホクソ)”とあらゆる理由を並べて”とにかく入りなさい!”ともっともらしい理由を並べ立てる。
中には”ゴミ捨てできないよ”と言う輩も居るのだが私の居住地では過去市役所に電話して”使わせないとは何事だ!”と抗議したツワモノが居たらしいのでその辺りはルールフリーである。だが地域によってはゴミ捨て場に質権が有る様な言い方をして来る所も有ると聞く。この様に協議員は自治会に入らないと都合が悪い事を前面に強調して入会を迫ってくる
若年層には強い態度で強制に近い勧誘劇をしている自治会協議員であるが昨今の田舎暮らしブームで都市部から地方に来た定年退職後の夫婦らには通り一編の勧誘してあまり強い態度に出ないらしいのだ。

しかし本来自治会と言うのはその地域の住民が協力し・・・(以下略)と言うのが大義名分である。そうならば勧誘に年代差があってはならない筈なのに若年層には強い態度で協議員らと同世代の高齢者にはやんわりとと大きな差が有る。

実際定年後に都会から田舎に引越し古民家購入し第二の人生を送る方には自治会など無用であると思われる。潤沢な退職金や年金で経済面の問題はないし子供らもとっくに巣立っていると思われる。こう言った田舎暮らしされる方々は自宅、ゴミ捨て、買い物、役所、銀行、病院のルートさえ確保してしまえば後は自分らの趣味の世界である。当然過去の経験から自治会は任意の会であると十二分に理解していると思うのでその辺りの判断も含め自分らの好きな選択ができるのである。つまりゴミ捨て場さえ確保してしまえば何らかの事業的な事(農業でJA等に供出するとか)しない限り隣人や地域との係わり無しでも生きていく事は可能である。こういった潤沢資金で遊んで暮らしてる高齢者を昨今パラサイトシルバーと呼び社会問題視されているがそれに関しては後で関連付けたいと思う。

一方若年層は子供の存在がある。PTAや子供会などの組織だ。これらは自治会と密接な関係が有る場合が殆どで加入していないと何かと支障が出る。言い換えれば若い世代は”義務教育受けている子供が居るならば地域の抵当が付いている様なもの”と解釈できる。
当然自治会協議員らは若年層の足元を見て強い勧誘をして来る。若年層は経験や知識も少ないので法的根拠や合理的な解決方法などを知る人は少ないと思われる。また大抵協議員やる人の年齢考えると若い世代の多くは協議員らの子供世代なので”言う事を聞かせる!”と言う感覚も手伝うのかも知れない。自治会協議員は恫喝等も行い半強制的に若者を入会させようとする。この目的はタダ一つ”若い世代に言う事を聞かせて自治会の役目を押し付ける”事が大きな目的なのだ。

では自治会の役目を押し付けられた若者世代の現状はどうだろうか。このブログでも何回か記しているが家庭生活のスタイルが変わってきているのだ。昨今は男女平等でありイクメンなどと言う言葉もある位、男性が子育する時代である。次に仕事。キャリアや有資格で共働きしている夫婦も居るが少数派である。多くはこの不景気を乗り切るため共稼ぎを選択しなくてはならないのが実情である。またワークスタイルも様々で必ず土日週休2日9時~5時などと言う好条件で働いている人々はごく少数派。家族間でクロスオーバーする時間や休日が合わなかったり、場合によっては週の内何日かは家を空ける等と言う変則的勤務もザラの時代となっているのである。しかし自治会勧誘する協議員の脳内は男は仕事で女は家庭と昭和脳のままである。
若い世代の実情を裏付ける様に幼稚園や保育園などの施設が未満児をしかも時間外で保育する。日曜日保育もある地域も存在するのだ。それと学童保育の存在である。小学校などが放課後以降児童を預かるシステムがあるが共稼ぎが増えるのに目を付けたのか最近では学習塾とか私鉄とかの業種も民間の”学童”を始めたと言うニュースも新しい。
こう書くと”私は専業主婦でこんな事関係ないわよ”との御意見があるかも知れないが私の周辺に見る大多数の夫婦はこんな形で生活している。恐らく全国的に見ても大多数じゃないだろうか。
この事実を老害協議員共が理解しているかどうかは解らない。しかしはっきり言えることは時代は変わっている事。これは確かな事。

当然こんな生活を送っている若者世帯に自治会の役をやらせたら・・・・・今以上に苦しむ若い世代と万歳している老害世代が出来上がる事くらい誰にでも想像できる事だ。

今回の結論はこうである。地元に土着している老害(地元民)が新参老害(都会から引越して来た定年退職組)を自治会入会させない(と言うか口説けないww)為、新たに引越して来た若者で頭数を増やし役と言う仕事を押し付ける。2つの老害のおかげで若い世代は四六時中働く羽目になる

これこそがパラサイトシルバーの現状ではないだろうか。もしも皆で地域を良くする気があるのなら、都会からの引退者も若い世代も平等に勧誘すべきである。若い世代に恫喝したのなら同世代にも恫喝してみればいいのだ。もしもそこで都市部からの同世代が"お前ら違法だから裁判するぞ!"と言われたなら自分らの行動のおかしさ、会の存在のおかしさに気づくべきなのだ。



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2 コメント

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全くです (管理人)
2011-12-13 22:15:48
区長をやらされているか引き受けたかどうかは知りませんが大役をやっていて仕事内容が決まっているならその人間がちゃんとやるべきですよ。
自治会がそんな風に御都合主義のトップダウン構造ならば将軍様の国家構造と変わりないって事になりますよね。日本で共産主義はありえないですね。
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国勢調査 (こけっこー)
2011-12-13 16:59:23
以前町内会で班長をしたとき、運悪く国勢調査の時期で、配布回収担当は班長ではなく、その上の区長がやるのですが(後から知った)区長が年でしんどいからと5人の私たちが押しつけられました。9月でまだ暑い中、あちこち歩きまわって大変でした。うちのマンションの大家さんに同情されちゃいましたよ。町会って「代表者と年寄り」の「自己満足と都合」に振り回されるだけですね。
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