自治会町内会、その他昭和思考の愚考

タイトル通り昭和時代の時代遅れ思考を考え結果として現代社会生活にどの様に悪影響を及ぼしているかを書き留めたいと思います。

地域ぐるみで臭い物に蓋をした

2015-07-31 08:57:01 | 日記

表題の様に解釈されてもおかしくない内容だ。この経緯から現在までの流れから学校や教育委員会は不祥事をリークされたくない為に地域ぐるみで防衛線を張ったとしか思えない対応ぶりだ。
学校関係者が動き回るならまだしも、町内会組織を使ってまで犯人のあぶり出しをするのは異様そのもの。

しかしこんな事が出来るのも教育委員会傘下に自治会組織が実質ぶら下がってるから。大人になれば学校教育なんて関係ないと思われる方々もいるだろう。ところがどっこい大人になっても生涯学習と銘打って公民館活動を”させる”風に持ち込む。これが教育委員会。公民館活動=生涯学習。
別にお役所主導の娯楽などしたくはないが、輪番制で役員をするとしていれば実質強制なので従わざるを得ないだろう。
彼らは補助金をばら蒔くインターフェース組織として保守している様な物。そこに不祥事が生じたらどうなるか?。
そりゃ誰だって自分は可愛いですから保身に走りますよね。
この組織は公的な金使って保身に走っているケースです。あっ、学校も含めてね。

最近は町内会やPTAなどの組織について疑問視する意見が多くなってきましたがまだまだ解ってない人や入るのが当たりまえ、上意下達に行動しなくてはならないと思い込んでいる人が多いのも事実です。

組織が保身に走れば末端の人間が迷惑する。組織は中立的で謙虚な立場であるべきなのです。


栃木ママ友連続自殺 地元でマスコミに漏らした犯人探し開始
http://www.news-postseven.com/archives/20150730_339079.html

栃木県南西部に位置する田畑が広がるのどかな一帯。児童数わずか70人あまりの小さな市立小学校に異変が起きたのは4月中旬だった。この小学校に子供を通わせる母親が相次いで命を絶ったのだ。

  最初に亡くなったA子さんとB美さんは親友ともいえる「ママ友」だった。B美さんはA子さんの葬儀で友人として弔辞を述べたわずか数日後に自死した。

  連続自殺の背景には、ママ友によるいじめがあったと7月3日に読売新聞の栃木県南版が小さく報じた。ともに子供がいじめられたA子さん、B美さんが改善を訴えると他の母親から「母親失格」などとなじられ、LINEで陰口を叩かれたという。

  その後、本誌が詳報すると小さな町は一変した。有志の警備員がいたるところを巡回し、町内会長や小学校の校長名で 《記者等が訪問した際、わからない事には、はっきりと 「わからないです。お引き取りください。」とお伝えください》との紙が一軒一軒にポスティングされた。ある地元住民は震えが止まらない。

 「町内会関係者が町中を回り、“誰がマスコミに喋ったか、学校や同級生の母親が必死に探しているんです”と吹聴しています。町中から“お前、絶対に喋るなよ”と脅迫されているようで本当に怖い」

  現場の喧騒とは裏腹に7月中旬以降、事件に関する報道は沈静化した。遺族名で「取材と報道の自粛」を求めるファクスが報道各社に届いたのだ。

  もちろん、愛する人を突然失った遺族の意思は最大限に尊重されるべきで、本誌もいたずらに遺族のプライバシーを侵したいわけではない。だが、今回の件では、学校側の姿勢に大きな疑問が残る。別の地元住民が話す。

 「私たちが“真実は何なのか”と問い合せても、校長や教頭が“もう解決している”と言うのみ。彼らの頭にあるのはマスコミ対策だけではないでしょうか。報道陣へのファクスも学校側が主導して作成し、遺族に署名してもらったと説明された。小学校から送ると送信先がわかって都合が悪いので、教職員らが手分けして複数のコンビニから送信したとも聞きました。遺族の心情が置き去りにされているような気がして、納得できない気持ちです」

※女性セブン2015年8月13日号


重い腰を上げた

2015-07-23 12:59:43 | 日記

事故を受けまして行政は点検をはじめました、といつもの展開です。
どうして事が起きた後でしか対応できないのでしょうか。

河川におかしな工作物があり設置許可がなくても町内会などに草刈や清掃を委託した時におかしなものがあると気づくだろうって話です。
でも町内会の清掃などは行政からやらされているものだから役場に詳細報告する事はないのでしょうね。

改めて亡くなった方のご冥福をお祈りします。

<西伊豆の感電死>注意看板未設置7カ所 町のパトロールで判明 /静岡

10:39

 西伊豆町は22日、獣害対策の電気柵による感電事故を受けて21日に実施した緊急パトロールで、危険表示の注意看板が設置されていない農地が7カ所見つかったことを明らかにした。いずれも畑で、耕作者に連絡して設置を指導する。パトロールは引き続き行う。

 21日は産業建設課員が3班に分かれ、車でそばを通れる住宅近くの農地を見て回った。町には農家を対象にした電気柵・防護柵の補助制度があるが、補助申請のないものや補助対象外のものも多いという。そのため補助の有無と無関係に、電気柵の支柱が倒れかかっていないか、危険表示があるかを調べた。倒れかけた支柱はこの日はなかった。

 佐久間明成課長によると、今後は住宅の裏など人の往来は少ないが住宅に近い農地へ、パトロール範囲を移していくという。

 一方、県河川砂防局は22日、県管理の河川区域で電気柵が数多くあり、人が河川に入りやすい場所を重点的に緊急パトロールを始めた。

 県管理の河川は519あるが、県内8カ所の土木事務所が今月末までに必要な箇所について現状確認し、撤去などの必要があれば所有者に指導する。

 西伊豆町など1市4町にある37の河川を管理する下田土木事務所は同日午前、下田市の稲生沢川の上流を調査した。同事務所によると、2カ所で電気柵を確認したが、人が立ち入らない場所に設置してあったという。

 土木事務所は、河川沿いに設置されている電気柵の通報のほか、所有者からの相談を受け付けている。【梁川淑広、立上修】


400V連続じゃ死ぬに決まってる

2015-07-22 22:53:11 | 日記

この事故が起きた直後からニュースを聞くたびに疑問をぬぐいきれなかった。当初マスコミ報道はこうだ。
・100Vを直接流していた
・漏電遮断機をつけていなかった
これだけ聞くと住設に詳しい人なら住宅の分電盤に漏電遮断機がないのかと疑問を持つだろう。

ところが今日の検証で絶縁トランスを使いついでに二次側を昇圧していた事が判明した。
要するに電力会社ラインと直接接続される部分は閉回路にし安全適合させる。一方電気柵に繋がる二次側の片側を地面に接地(アース)。もう片側を電気柵の電線として使う。

こうすれば変圧器二次側の片極→電気柵→触れた動物→大地→もう片極との電流の流れになる。当然変圧器二次側の世界なので住宅用分電盤はトリップしない。
変圧器の仕様が不明だが大地と電気柵電線が短絡してもそれなりの抵抗があるので幾分大きめの変圧器を使えばエネルギー量は大きいので連続して通電できると思われる。

しかもこの変圧器は400V。100Vを印可し二次側に400Vを発生させそれを電気柵に使うのだ。つまり西伊豆の紫陽花の所は電気柵と大地の間に400Vが連続で充電されていた事になる。

一般人が容易に立ち入りできる所に400Vの充電部分。考えただけで気持ちわるい。
この殺人柵を作った爺さんは二人の命を重く受け止め罪を償うべき。

http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20150723k0000m040096000c.html

感電事故の現場。電気柵は既に撤去されている=静岡県西伊豆町一色で2015年7月22日午後3時53分、荒木涼子撮影

(毎日新聞)

 静岡県西伊豆町の川岸で19日に7人が感電して2人が死亡した事故で、付近に電気柵を設置した男性(79)が柵を自作していたことが、捜査関係者への取材で分かった。市販品は通常、感電事故を防ぐため漏電時に自動的に電流を止める「漏電遮断装置」や、連続して電気が流れないようにする「パルス発生装置」がセットになっている。男性は県警に「部品を買い、自分で作った」と話しているといい、県警は安全対策を考慮していなかったとみている。

 県警は22日、死亡した尾崎匡友さん(42)=川崎市=と岩村知広さん(47)=神奈川県逗子市=の死因は、司法解剖の結果、感電死だったと発表した。

 捜査関係者によると、電気柵の電源は川岸から約25メートル離れた男性宅の納屋の家庭用電源(100ボルト)から取っており、コンセント近くにあった変圧器から直接、コードで柵につなげられていた。変圧器は電流を最大400ボルト程度にすることが可能だった。男性は県警に「夜間だけ電流を流し、昼間は切っていた」と話しているが、事故があった19日午後4時半ごろは、電源が入っていたとみられる。

 県警が21日の現場検証で実際に電気を流すと、柵に通電し続け、漏電しても電流は止まらなかった。

 業界団体「日本電気さく協議会」によると、電気柵と家庭用コンセントを直結することは電気事業法で禁止され、コンセントと柵の間に「パルス発生装置」の設置が義務付けられている。この装置によって電流が3000分の1秒流れた後、1秒以上止まる状態が繰り返され、触れても一瞬刺激を受けるだけで済むという。

 また、30ボルト以上の電源を使用する場合は「漏電遮断装置」の設置も義務付けられている。設置していれば、電線が水の中に入っても電気が流れ続けることはなかったという。

 電気柵メーカーによると、2009年に兵庫県南あわじ市で農家の男性が、家庭用100ボルト電源に直結されていた電気柵に触れて死亡した事故以降、同協議会加盟社は「漏電遮断装置」を標準装備にした。同協議会は「直結すると電気が流れ続け、感電した人間は筋肉が硬直し、柵から離れなくなってしまい、死に至る可能性がある」と指摘する。【松岡大地、荒木涼子、井上知大】

 ◇「自分のミス」設置男性

 電気柵を設置した男性の親族は22日、報道陣の取材に応じ、男性が「漏電防止装置を付けなかったのは自分のミスだった」と話していることを明らかにした。


切り忘れたでは済まされない

2015-07-22 08:50:01 | 年金、福祉

静岡県西伊豆の電気柵感電死亡事故だが色々な情報が明らかになって来た。漏電遮断器を付けてない。高圧注意などの看板表示がない。これだけでも十分過失大きいのに今度は切り忘れたと。
この記事には載ってないが電気柵を設置した79歳の男性は町で技師の仕事に携わっていたらしく電気工事についても良く知っている人物らしい。

ところで報道によると紫陽花畑としているのは二級河川仁科川の土手である。本来河川は国土交通省管轄であるので過去は私有地であったにせよセットバック等で地方自治体に寄贈するケースがある。そのあたりはどうなのだろうか。
また町内会などが紫陽花管理の名目で電気柵に補助金を役所から貰っていた場合は役所側の監督責任も関係するだろう。

何れにせよきれいな紫陽花を守る為に人命が犠牲になっては何もならない。


感電事故 電気柵所有者「電源切り忘れた」

今月19日、静岡県西伊豆町で家族連れなど7人が川岸に設置された電気柵で感電し男性2人が死亡した事故で、電気柵の所有者は警察に対して「ふだんは日中、電源を切っていたが、この日は切り忘れてしまった」と話していることが分かり、警察は事故に至るいきさつを詳しく調べています。