自治会町内会、その他昭和思考の愚考

タイトル通り昭和時代の時代遅れ思考を考え結果として現代社会生活にどの様に悪影響を及ぼしているかを書き留めたいと思います。

裁判官の目は節穴じゃない

2017-03-30 12:38:16 | 日記

長野県で起きた森林組合の補助金不正疑惑の結末。結果的に森林組合で横領した理事は有罪判決の懲役5年。それは当然だと思うが煮え切らないのは

”長野県職員が証人として組合の請求が架空かどうかの判断が付かなかったとの証言は信用できない”

との裁判所側の説明、と言うか県庁側。
私は”信用できない”とした裁判所の見解は正論であると思うし妥当だと痛感する。

その理由であるが数年前ある県庁職員が謀反で出版した暴露本が存在した。
長野県庁の「不都合な真実」
http://koizumikazuma.blog.fc2.com/
今回の森林組合と県庁側との関係性はまるでこの本に書いてあった内容そのものではないか。
阿部知事さん頑張って釈明会見しているみただが、やっぱり暴露本の内容に限りなく近かったのではないかと思えてならない。

「県の説明と矛盾ない」 大北・補助金不正、判決受け知事
http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20170330/CK2017033002000009.html
阿部守一知事は二十九日、大町市の大北森林組合による補助金不正受給事件で組合の元専務理事に実刑判決が出たことを受け、県庁で会見した。県職員の証言を「信用できない」とみなした判決に対し「県がこれまで把握し、説明してきた内容とほぼ同じだ。矛盾はない」と強調し、現時点で再調査が必要との考えは示さなかった。
県はこれまで「組合が架空申請を主導した」と説明してきた。法廷で証言した県職員も、架空とは認識していなかったと釈明した。
長野地裁で二十八日にあった元専務理事の判決で、伊東顕裁判長は「県の地方事務所職員の了解もないまま虚偽の補助金申請に及ぶことは想定できない」と指摘し、県職員の証言は「信用できない」とした。
阿部知事は「県職員が事件のきっかけを作ったことなどは既に認めており、職員の厳正な懲戒処分をした」と述べ、対応済みだと強調した。証言が信用できないと指摘されたことには「判決要旨のとらえ方はいろいろできる」とする一方、「元専務理事が不正を主導したことは判決が明確に認めている」との見解を示した。
今後の対応について「しっかりと襟を正し、県民の信頼を回復する」と述べ、再調査などの必要性は「判決の細部を確認し異なる対応が必要になれば考えていく」とした。
組合が三十三年間で十億三千九百万円を返還する計画については「交付を取り消した補助金を当然に返還してもらうのであって、判決の内容で違う判断にはならない」と説明した。 (今井智文)


毎年3月の声を聴くと

2017-03-06 13:20:08 | 日記

どの地域でも自治会町内会活動の年度末となります。すると必ずこう言う自治会が絡む不祥事ニュースが報道されます。今年も例に漏れずって感じですね。

自治会費600万円、元会計役員着服 容疑で逮捕 県警 /兵庫
http://mainichi.jp/articles/20170225/ddl/k28/040/492000c

神戸・不明朗補助金問題 地域複数団体に7千万円超
https://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201703/0009957243.shtml

職員が380万円 自治会から 古座川町、停職処分に /和歌山
http://mainichi.jp/articles/20170304/ddl/k30/040/425000c

昨年の富山市議会は惨憺たる状況で議員らは町内会を政治資金の上手い利用先としていた事実が明らかになった訳です。まぁ大阪市の平松体制も同じですが。
こう言ったニュースが流れると今度の総会で何と言って言い訳しようか冷や汗かいている輩も大勢いるのではないかと思えます。上記のニュースで金に手を付けた人の言い訳は大抵遊興費に使ったとの事ですからね。

昨年はテレビワイドショー等でも自治会問題が取り上げられ自治会組織の有り方が社会問題化しつつあります。
3月も始まったばかりですが今後とも自治会町内会の不祥事ニュースに注目したいと思います。