自治会町内会、その他昭和思考の愚考

タイトル通り昭和時代の時代遅れ思考を考え結果として現代社会生活にどの様に悪影響を及ぼしているかを書き留めたいと思います。

半強制参加の実体験者に話を訊きました

2011-10-24 17:40:54 | 日記

自治会主催の運動会。我が家は共稼ぎであり土日でも出勤になる場合もある変則的な職場。これに関しては前回のブログにも書きましたが断りの話をしています。
しかし先日ご近所の若奥様と話をした時にその奥様は運動会に急遽参加させられたらしく、経緯も含めて話を訊けたので紹介したいと思います。

まず若奥様のプロフであるが年齢は20代。都市圏の大学卒業後、地元出身のご主人と知り合い御結婚され子供ができ御主人の転勤の都合でこちらに移住したらしい。
詳しい話は訊けていないが御主人の仕事もウチの様に変則的な仕事らしく土日に出勤したり休んだり・・・。

さて幼い坊やがいる奥様の所帯ですがどうも”専業主婦ですので一応家には居ますが・・・”の一言余計な(笑)事を言ったらしく、そのせいなのか?で自治会の役員から
”競技に参加している間に子供はこちら(自治会側)で面倒見ているから参加して欲しい”
と要請があったそうだ。若いだけあってその話を額面通りに受け取り(笑)参加したら・・・・・

まず保育所的な要素があるかと思いきや運動会の役員共が鎮座しているテント席の一角に小汚いブルーシートが敷かれ有り合せの椅子やダンボールなどでバリケードを作り
保育スペースを設けた
らしいのだ。そこに近所の役回りで子供会関連を仰せつかっている主婦ら(かなりの老人)が面倒を見ると言うものなのだ。
その老外主婦共に保育士資格があるかどうかは知らない。しかし老外主婦らの行動や動きを見ていれば恐らく資格などは無く只で孫の子守をしている婆様と言う感じであり
保育士的なホスピタリティは微塵も感じ無かったらしい。

状況を訊いてみれば納得できた。競技時間のみの一時的ではあるが1歳や2歳の乳児が親元から離れたら泣き叫ぶのは当然の話。それを宥める為にお菓子を与えたりしている
のである。それでも泣き止まない子供は抱っこしたりするが人手が足りておらず競技途中の休憩で母親が急いで我が子に走りより宥めるなんてざらだったそうだ。
その様な状況で有るにも関わらず役員席に鎮座している区長や参謀、その他地元議員共は世間話してるのか何しているか一切目もくれないらしい。中にはのんきにタバコを
ふかしている輩も居た
そうで・・・・。そんな状況が分かったらしく奥さんは来年度から子供を預けてまでも運動会には出たくないと言っていた。

ある意味いい話が訊けた。そんな運動会ならばウチも出たくないものだ。運動会の動員で人手が足りないのは理解できるしその役が回ってきた人は辛いだろう。しかしそもそも個々の事情に踏み込んでまで動員する意味はなんだろうか?。おまけに大人の事情で乳児や幼児まで巻き込む自治会のあり方は如何なものだろうか。
特に今回問題視したいのは放任保育の方法である。もしも預かった子供が食物アレルギー等の問題を抱えていたら?、もしもどこかの子供がウイルス性の保菌者ならば?
考えただけでもゾっとするのである。いや、感情論ではなく何か大問題に発展したら自治会はどう責任取るのだ?と言う話なのである。

過去の事例からもこう言った乳幼児に対するリスクヘッジは乏しいと思える。なぜなら大抵自治会運動会は競技中に怪我した大人の傷害保険には加入したとしても一時預りの乳児の感染や疾患の責任の保険なんて加入してやしない。それに預かり所で感染した証明なんて各家庭ではできない(世帯主が医者なら別だが・・・)。第一”一時預かりしただけであって自治会は関係ない”などと数の圧力でねじ伏せるのが相場だ。

ウチも来年の運動会も土日出勤になる事を祈る。
任意でとりあえず付き合っておこう的な態度を見せる為だけに参加した事で自分らの家族が多かれ少なかれ被害に逢ってはあった話ではない。