はるのほっぺ

備忘録です。仕事柄、政治の話題が中心です。

「沖縄県知事選」で勝負を賭ける腹づもりか?

2006年09月21日 | 政治

写真:硫黄島を視察する小沢一郎と菅直人

 反対の声があったにも関わらず、硫黄島に視察に出かけた二人。
一泊した島で何を話し合ったのでしょうか。党内組織を選挙対策のために一新する打ち合わせもあったと思っています。
 19日には「党に、本部だ部だと、ごちゃごちゃしていて分かりづらい」と言っていた小沢一郎。それを補足してくれる内容の記事が、長島昭久のブログのアップされていました。以下に引用してみます。
最後の「次の内閣」閣議>9月20日
(引用始め)
 この閣議が文字どおり最後となるかもしれません。というのも、小沢代表は、政権も獲ってないのに「内閣ごっこ」は滑稽千万との考え方です。
 しかし、これからの10ヶ月は、政権奪取に向けたヤマ場。膨れ上がった党組織を思い切ってスリム化して、政権交代のための選挙勝負に党の持てる資源を集中しようという代表の姿勢は十分理解できます。(もちろん、次の内閣が本当に廃止されるかどうかは未定です。)
(引用終わり)

 小沢一郎の頭の中は、政権交代のための選挙勝負だけなのでしょう。
そして“選挙勝負”だけというキーワードから、何故、硫黄島に視察に行ったのか推量できる記事も長島昭久のブログにありました。再度、引用をしてみます。
沖縄県知事選>9月19日
(引用始め)
 沖縄には歴史的な傷跡や県民の皆さんの特殊な心情があり、沖縄独自の主張があるのは当然としても、糸数さんで与党に代わる現実的な選択肢を県民の皆さんに提供できるとは思えず、民主党沖縄県連の決定には正直言って暗澹たる気持ちにならざるを得ません。かくなる上は、県民の皆さんの賢明なご選択を祈るばかりです。
(引用終わり)

 先に引用した記事を読んでみると、選挙モード一色が小沢イズム。在日米軍の再編や日米同盟のことなど何も考えていないのが、今の民主党と批判しているようにも思えます。
 10月の補選は、民主党サイドでは最悪2敗、良くて1勝1敗と予想していると思います。それよりも政府・与党との対立軸を打ち出しやすく、勝ち目がありそうなのが沖縄県知事選挙です。
野党統一候補も共産党推薦予定の候補が出馬を見送り、擦った揉んだの末に、糸数慶子参院議員に決定しました。11月には、自公対野党の構図での選挙になります。
 沖縄に乗り込む前に、硫黄島視察を利用することにしたのでしょう。
視察後の小沢のコメントには「戦争の悲惨さを肌で感じた。先の大戦に対する認識は間違っていないことの裏付けになった」
「米国に追随するだけが政治方針なら情けないし、国民に何のメリットももたらさない」と並んでいます。
 どこか沖縄を意識しているように思えるのは、私だけでしょうか。心臓が悪いのに、熱い洞窟に入った姿には、どこか執念を感じます。


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