今日は、自民党総裁選の告示日。届け出順に、安倍晋三、谷垣禎一、麻生太郎の3人。前哨戦の党ブロック大会を終えて、ようやく正式な立候補となりました。安倍晋三の優勢は変わらないようですが、個人的に注目しているのが党員投票の結果です。
日経が全国の都道府県連に聞き取り調査をした結果の記事がありました。
<安倍氏が32都道府県で優勢・自民総裁選8日告示>
党員・党友による地方票は32都道府県で安倍氏が優勢と判明。国会議員票でも安倍氏が7割超を固めており、新総裁選出は確実な情勢だ。
聞き取りは4―6日に電話で実施。安倍氏が優勢としたのは北海道や東京、神奈川など32都道府県に達した。麻生氏が優勢だったのは地元の福岡のほか、青森や県連として支持を決定した茨城の3県。谷垣氏が優勢と回答したのは地元の京都のみだった。 (日経Webより抜粋)
投票総数は703票。1人1票の国会議員分が403票、地方票が300票になっています。地方票300票を配分した結果はこちらを確認してみてください。地方票は2年間以上、党費を納めている党員が有権者。この有権者の投票結果に応じて各候補者に、地方票が比例配分(ドント方式)されます。
小泉首相が誕生した5年前の総裁選挙の地方票は「勝者総取り方式」でした。これのおかげで、党員票の得票率で58%だった小泉純一郎が党員票は9割近くを集めることにもなりました。小泉首相に有利に働いた「勝者総取り方式」から「ドント式」に変わっても、下の図(平成15年総裁選挙の結果)のように小泉首相は再選を決めています。
平成15年の都道府県の党員投票結果はPDFでしたので以下に抜粋してみます。
選挙人数140万、有効投票数97万票。投票率が69.33%でした。個々の結果は、小泉・55万、藤井・10万、亀井・24万、高村・6.9万という得票数でした。
こう見ると24万票を取った亀井静香は大善戦です。自民党に残っていればかなりの発言力を手にしていたのでしょうに。
今回の党員投票数は107万票。投票率も7割は超えると思います。いったいどのような投票行動の傾向になるのでしょうか。一般の選挙でしたら世論調査そのままになるのは仕方ありませんが、党員の人たちですからいろいろな考え方を持っているはずです。その理由は、日頃から地方選挙などで政治を身近に感じている人たちだからです。もちろん所属する支部などで国会議員からの要請もあるでしょうが、郵送での投票が出来るのですから意外と自分の意志で判断するような気がしています。
麻生太郎、谷垣禎一の両名がどれだけ党員票を獲得できるか。ここに「ポスト小泉」から「ポスト安倍」にのし上がってくるチャンスがあります。他には誰も立候補していないのですから、国会議員の投票行動は気にせずに、独自の政策を堂々と語ってもらいたいと思います。
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<安倍氏が32都道府県で優勢・自民総裁選8日告示>
党員・党友による地方票は32都道府県で安倍氏が優勢と判明。国会議員票でも安倍氏が7割超を固めており、新総裁選出は確実な情勢だ。
聞き取りは4―6日に電話で実施。安倍氏が優勢としたのは北海道や東京、神奈川など32都道府県に達した。麻生氏が優勢だったのは地元の福岡のほか、青森や県連として支持を決定した茨城の3県。谷垣氏が優勢と回答したのは地元の京都のみだった。 (日経Webより抜粋)
投票総数は703票。1人1票の国会議員分が403票、地方票が300票になっています。地方票300票を配分した結果はこちらを確認してみてください。地方票は2年間以上、党費を納めている党員が有権者。この有権者の投票結果に応じて各候補者に、地方票が比例配分(ドント方式)されます。
小泉首相が誕生した5年前の総裁選挙の地方票は「勝者総取り方式」でした。これのおかげで、党員票の得票率で58%だった小泉純一郎が党員票は9割近くを集めることにもなりました。小泉首相に有利に働いた「勝者総取り方式」から「ドント式」に変わっても、下の図(平成15年総裁選挙の結果)のように小泉首相は再選を決めています。
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平成15年の都道府県の党員投票結果はPDFでしたので以下に抜粋してみます。
選挙人数140万、有効投票数97万票。投票率が69.33%でした。個々の結果は、小泉・55万、藤井・10万、亀井・24万、高村・6.9万という得票数でした。
こう見ると24万票を取った亀井静香は大善戦です。自民党に残っていればかなりの発言力を手にしていたのでしょうに。
今回の党員投票数は107万票。投票率も7割は超えると思います。いったいどのような投票行動の傾向になるのでしょうか。一般の選挙でしたら世論調査そのままになるのは仕方ありませんが、党員の人たちですからいろいろな考え方を持っているはずです。その理由は、日頃から地方選挙などで政治を身近に感じている人たちだからです。もちろん所属する支部などで国会議員からの要請もあるでしょうが、郵送での投票が出来るのですから意外と自分の意志で判断するような気がしています。
麻生太郎、谷垣禎一の両名がどれだけ党員票を獲得できるか。ここに「ポスト小泉」から「ポスト安倍」にのし上がってくるチャンスがあります。他には誰も立候補していないのですから、国会議員の投票行動は気にせずに、独自の政策を堂々と語ってもらいたいと思います。
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