最近は出向いてないが柳川の柳の葉はまだ散っていないかな・・・
柳散るの例句には
あげてくる汐の静けさ柳散る 三宅応人
この句が目に留まります、というよりも海に近い各地の川筋には柳の木が多いので。
あ、見たことのある景色だと誰もが思いますね。
この句では滿汐が川に上ってきている、それもよく見ないと気付かない静かさでと言ってます。
その川に柳の細い葉が、これまた音もなく散っているのです・・・これもよく見ないと分からない。
歳時記の解説には、音もなくはらはら散るさまは侘しさを感じさせるとあります。
汐は静かに上げて、葉は音もなく散り落ちている、その真逆の情景でしょうか。
船頭の棹を休めて散る柳