上海下町写真館2010

上海より半年ぶりに帰国しました。マイペースで故郷の風景や歴史などをご紹介します。

蘇る外灘源(5)南蘇州路を東へ

2010年09月09日 05時49分54秒 | 上海街角スナップ
蘇州川に架かる1927年竣工の乍浦路橋は優秀歴史建築に指定されています。

以前は1873年架設の木造の橋があったそうです。橋を渡ると虹口区で乍浦路となります。

左手上流に見える時計台のある大きな建物は、優秀歴史建築にも指定されている郵政大厦です。

内部は郵便博物館になっていますので、また別の機会にご紹介しましょう。

右手下流方面は黄浦江と合流します。左手上海大厦と外白渡橋、黄浦江の対岸浦東が見えます。
 

虎丘路と南蘇州路の北西角は1925年建造の旧英美煙公司です。

1902年に英米合資でロンドンに創設されたタバコ会社で、翌年に浦東へ工場を建設し生産を始めました。

日中戦争前は中国の紙巻タバコの70%を生産していたそうです。

1999年に優秀歴史建築に指定されています。

圓明園路との北東角の教会は新しく建築されましたが、協和礼拝堂(ユニオンチャーチ)を復元したものと思われます。

協和礼拝堂は1864年に建設され、1901年に増築されました。2002年頃には古い建物がまだ残っていました。

その北側の建物はこれも復元建設中ですが、「蘇州路水浴場」でしょう。


1905年に開設された外国人用のプールで、4コースのプールがあったようでねす。


この建物も復元のようですが、「女青年会寄宿舎:YWCA」と思われます。左は旧英国領事官邸です。

上海基督教女青年会は1908年に創設されましたが、現在上海には10箇所の活動拠点があります。

再開発が完成すれば、外灘の歴史がストーリーとして繋がります。

これから外白渡橋を渡って虹口区へ向かいます。

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