上海下町写真館2010

上海より半年ぶりに帰国しました。マイペースで故郷の風景や歴史などをご紹介します。

上海ライブ2013:「甜愛路」より愛を込めて

2013年11月30日 06時00分00秒 | 上海街角スナップ
1.結婚アルバムの撮影でしょうか、近くの多倫路で見かけました。二人がまるでモデルか映画スターのようでしたので思わず盗撮パチリ。
本文記事とはまったく無関係ですが。。。。

2.「甜愛路」はちょうど四川北路が北から西に曲がったすぐ先にあり、魯迅公園へ行く近道になります。



3.租界時代、辺りは租界工部局が農地を買い上げて造成した高級住宅街だったそうです。


魯迅公園の前身も租界自警団「義勇隊」の射撃練習場だったそうです。

4.「ある事」の答えはここに郵便ポストがあり、これに投函すると「Lave」の文字が刻印されるそうです。


ここまで来てラブレターを出すのが若者の間で流行ったとか。

5.郵便局もしゃれたことを考え出した物ですね。



6.通りに掲示された「甜愛路の言い伝え」。元々開発された住宅名が「千愛里:チエンアイリィ」で、革命後通り名が「甜愛路」に改名されました。


「近所でも評判の美貌と才能を持った金持ちの一人娘が在り、名を「田愛:ティエン・アイ」と言いました。
その幼馴染に牛飼いの子ながら聡明で才能ある男児がおり、名を「祥徳」と言いました。
(詳しいいきさつの記載ありませんが)やがて二人は何時しか愛し合うようになりました。
この地に「甜愛」路(田と甜は同じティエンと発音)と「祥徳」路があり、「甜愛路」は上海で最もロマンチックな通りと呼ばれるようになりました。」とさ。

次回、自宅宛のはがきを持って来て、このポストに投函してみましょう。

撮影:CANON EOS5DIII + EF24-105mmF4L

上海ライブ2013:虹口区「多倫街」(3)

2013年11月27日 06時00分00秒 | 上海街角スナップ
1.北側の四川北路へ出る門の横に建つのが旧「知恩院」です。

2.1924年建築のイスラムスペイン様式の外観。


日中戦争終了後に「孔祥熙」が住んでいたので「孔公館」と呼ばれたと記されています。

3.孔祥熙は山西省出身孔子75代の直系と称され、アメリカ留学中に鉱物学の修士を取得し、帰国後郷里で学校を創設の傍ら、石油ビジネスで莫大な財をなしました。


孫文との交流が縁で宗家の3姉妹の長女宋靄齢と東京で結婚しました。孫文が北京で病没した際の遺言の証人の一人となっています。

4.その後蒋介石を助け国民党政権時代は財政部長など重職を歴任しましたが、晩年は権力を利用し私腹を肥やし糾弾されています。


国民党政権絶頂期は「蒋介石、宋子文、孔祥熙、陳果夫」を中国4大家族と呼び、夫婦の財産では4家族一と噂されていました。

5.「知恩院」の名前から建設当時は日本の寺社だったのかもしれませんが、有効な資料を発見できませんでした。


孔祥熙はこの他上海市内に3軒の豪邸を所有していましたが、1947年にアメリカへ渡り1967年にニューヨークで没しています。

6.四川北路に繋がる北側の門。



7.魯迅など多倫街に縁のある人物紹介のパネルが在ります。


20世紀初頭、上海では紡績業が勃興し大量の労働者階級が発生した結果、その中から共産党が誕生しました。
活動家たちは中国の治外法権だった租界で弾圧や迫害を逃れ勢力範囲を広げていきます。

撮影:CANON EOS5DIII + EF24-105mmF4 IS

上海ライブ2013:虹口区「多倫路」(2)

2013年11月25日 06時00分00秒 | 上海優秀歴史建築
1.多倫路210号、花園住宅。

2.1920年代建築のフランス新古典主義様式。



3.南面の2階まで通る4本の飾り柱や、外壁曲面が優美です。



4.虹口区の文物保護単位にも指定されていますが、現在は診療所として使用されているようです



5.玄関上のサンルームは日当たりが良く、気持ちよさそうですね。



6.日中戦争当時の軍人「白崇禧」が住居としており、白公館と呼ばれていました。



7.白公館の正面、多倫路215号は優秀歴史建築の表示はありませんが「上海紡績老幹部活動室」です。



8.上海事変の当時、海軍陸戦隊司令官宿舎として使用されていました。


すぐ近くに陸戦隊司令部だった建物も残っています。

撮影:CANON EOS5DIII + EF24-105mmF4 IS

上海ライブ2013:虹口区「多倫路」

2013年11月23日 06時00分00秒 | 上海優秀歴史建築
1.優秀歴史建築の一つ、中国式建築のキリスト教会「鴻徳堂」。

2.四川北路から入り口門をくぐります。



3.すぐ左手に見えるのが珍しい中国式建築のキリスト教会「鴻徳堂」。



4.1928年竣工。上海で唯一の中国建築の教会で、鐘楼も備えています。



5.アメリカ北長老会の資金援助と中国の信徒の寄付により建築されたと在ります。



6.1階礼拝堂ではキリストの映画が上映されていました。



7.多倫路が西から北へ直角に曲がった先にある「永安里」、新式里弄住宅です。



8.「前半部分は1925年に建築、後半部分は1945年に増築された」と在りますが、恐らくプレートは東側の四川北路に掲示されていたものでしょう。



9.その北側に続くのは三階建ての「永安里二街」と「永安里三街」。


土産物屋が並んでおり、上海租界当時の雰囲気を醸し出しています。

撮影:CANON EOS5DIII + EF24-105mmF4L

上海ライブ2013:虹口区「四川北路」

2013年11月20日 06時00分00秒 | 上海街角スナップ
1.三輪自動車は身障者のための特別な乗り物で、歩道も走れる優先権があるようです。

2.虹口区は始めアメリカ租界でしたが、黄浦区の英国租界と合併され共同租界となり、日本人も10万人ほど住んでいたそうです。


フランス租界や英国租界と違い、日本の下町に近い親近感を覚えます。

3.今日は晴天なので、久しぶりに多倫路へ出かけてみました。



撮影:CANON EOS5DIII + EF24-105mmF4L

上海ライブ2013:松江区「上海方塔園」

2013年11月18日 06時00分00秒 | 上海観光
2.入り口がいくつかありますが、東門から入りました。


入場料は12元。今ある観光施設の中では珍しいほど安い入場料ですが、10年前は2元でした。

3.園の面積は11.5ヘクタールあるそうです。



4.中国では珍しいかやぶきの東屋。


静かに竹林を鑑賞するための「賞竹亭」です。

5.清代の建築「天姫宮」。



6.祀られているのは「媽祖」。


西暦960年に福建省で生誕したといわれる伝説的な女神です。

7.「照壁」は明代1370年に建てられた松江府城隍廟に在ったものの一部が移築されました。


「狽」という想像上の動物が描かれており、地上のあらゆる物を飲み込み、太陽も飲み込もうとして死んだとされていす。

8.美しい九階建ての「方塔」。



9.別料金5元を払って5階まで上がれます。



10.狭い梯子のような階段ですので、婦人や子供の昇降は無理なようですのでご注意。


一部表面が焼け焦げた梁がありましたが、当時の物がそのまま解体移築され使われているのでしょうか。

11.明代の民家「蘭瑞堂」。


現存する典型的な明代松江の建築だそうで、1984年に移築されました。

12.松江に在籍した明末の学者、「朱舜水」の記念館となっています。


当時の松江は華東地区の文化的拠点だったそうです。

13.彼は清朝成立後明朝再興運動に参加し各地を奔走しましたが、夢破れ日本長崎に亡命し、その後儒学の師として水戸藩に招聘され大日本史の編纂にも貢献しました。


東大農学部内に“朱舜水先生終焉之地”と記された碑があるそうで、三百年前にも日中文化交流があったのですね。

撮影:CANON EOS5DIII + EF24-105mmF4 IS

上海ライブ2013:徐匯区「上海理工大学」

2013年11月16日 06時00分00秒 | 上海優秀歴史建築
第一次世界大戦中に同済独文医学院はフランスに接収されます。



その後中国もドイツに宣戦布告して権利を主張し、中仏合弁の「中法国立工学院」となりました。



その後も校名の変遷を経て、1983年に現在の上海理工大学となりました。



煉瓦造の校舎が整然と並ぶ閑静なキャンパスです。



上海優秀歴史建築の指定では「図書館」となっていますが、建物のプレートには「工科講堂」となっていました。



1914年建築で、ドイツプロシア風とされています。



撮影:CANON PowershotS100

上海ライブ2013:秋の味覚「柚子」

2013年11月13日 06時00分00秒 | グルメ
1.ブドウや柿、キウイ、ザクロなどに混じり、流石に店先には柑橘系が多いです。

2.この時期、産地からトラックに果物を満載した業者がやってきます。



3.大好きな柚子は香りもよく、食後には欠かせません。


1個が約1kg以上ありますが、この日はマンション1階のスーパーの特売で大量買いしました。

撮影:CANON PowershotS100

上海ライブ2013:「ヒートテック」は快進撃中?

2013年11月11日 06時00分00秒 | 上海街角スナップ
2.フランス租界時代の高級住宅の建物を残し、老舗専門店などが営業しています。



3.ユニクロはもともと中国で製品を製造し日本で販売するビジネスモデルを確立させたアパレル企業ですが、


中国では手ごろな価格と高品質な衣料品としてのブランドが定着したようです。

4.日本国内の販売量は伸び悩みのようですが、中国では販売拠点を拡大しています。


上海市内だけでも46店舗もあります。

5.同じ通りのすぐ近くにはライバルブランドも店を出していますので、油断は禁物ですね。



撮影:CANON PowershotS100

上海ライブ2013:「同一個地球、同一個家園」

2013年11月09日 06時00分00秒 | 上海街角スナップ
2.上海の中心とも言える人民広場付近。



晴天ですが空が白っぽいです。

3.やや逆光での遠景ですが、もともと湿度が高い上海はいつも空が霞んでいます。


万博前の2009年頃は市内全域が工事中で大気汚染もひどかったですが、でも、これはやはりスモッグのようですね。

4.朝の通勤時間帯、我々はマスク着用ですが、個人レベルで対策のためにマスク着用の人はたまに見かける程度です。



撮影:CANON PowershotS100

上海ライブ2013:春秋航空はお得です。

2013年11月06日 06時00分00秒 | 乗り物
2.春秋航空は上海の旅行会社でしたが、航空業界に進出し、日本航路も始めました。


手荷物の重量制限が厳しい(手荷物10kg+機内5kg合計15kg)ですが、燃料費を除く航空運賃はネット購入だと上海まで片道3000円でした。

3.博多駅バスターミナルから直行バスがフライト便に合わせて運行されています。


(天神/博多駅;乗車時間約2時間、片道運賃;1600円/1人)

4.11月にはソウル航路も始まるようです。



5.本日の佐賀空港には1機しか駐機されていませんでした。



6.筑後川の河口にできた空港を順調に離陸。



7.リクライニングもない革張り調の固いシートでしたが、予定通り1時間30分のフライトで上海浦東空港に到着。



8.何分お値段が合計片道8500円(運賃:3000円+燃料費:5500円)ですから。


(他に座席指定料、料金コンビに支払い手数料などが発生)

9.市内へは地下鉄2号線利用で人民広場まで7元。時間はタクシーやリムジンバスと同じくらいでした。


ファーストフード店で遅い昼食を摂りました。

撮影:CANON Powershot S100

秋色深まる:博多区「山王公園」

2013年11月04日 06時00分00秒 | ふるさとの風景
2.今年10月はたくさんの台風が発生し各地に爪跡を残しましたが、やっと秋らしくなりました。



3.日がかげるのも早くなりました。



4.残暑のせいでしょうか桜の葉の紅葉もまちまちです。


以上カメラのクリエイティブフィルター(極彩色)でした。

5.サンゴジュでしょうか、赤い実がびっしりと実っていました。



撮影:CANON Powershot S100

まるでお伽の館:有名スイーツ店は大人気

2013年11月02日 06時00分00秒 | グルメ
2.写真的にも興味がわきますね。



3.手作りのような小さな建物がいくつもあり、それぞれ頂けるスーツや飲み物の種類が違うようです。



4.子供もきっと大喜びで敷地内を遊びまわるでしょう。



撮影:CANON EOS5DIII + EF24-105mmF4 L IS