桜が咲く頃って
毎年 寒いようで暖かいようで・・油断すると風邪をひきそうな感じですが
こちらは サクランボの花が終わって 実る準備をしているところです
花が好きなはずの母は 以前から花見にはあまり興味がありませんでした。
どうしてだろうかと考えてみましたら
父が元気だったころ 今の時期は すでに仕事が忙しくて
花見どころではなかったからかもしれません。
夏の花火も 秋の祭りにも 縁の遠い商売でした。
父を加えての お出かけなんぞ 一切記憶にはありませんが
鮮明に残っているのは
初めての自転車で 後ろを支えてくれたのは父でした。
今でもあの時の記憶だけはとてもうれしく残っています
小学校の何年生だったかも忘れましたが
一人練習では ころんでころんで すねぼんばかりが可愛そうだったのだけれど
「ほれ乗ってみぃ」の一言で 自転車に安定して座ることができました。
後ろを持ってくれている安心感で すいすいと走っていました。
お父さん 一緒に走ってるのかなぁ・・・・と
ふりかえると
遠いところで 笑っているのです
あれ~~~いつの間に手を放したんだろう
父は どんな思いで 手を放したんだろう
懐かしい思い出ですが いつまでも新鮮です。
(姿は見えないけれど 今でも いつも見守ってくれていますけれど)
母様は この働き者の父のリードで一緒に店を守ってきたのですが
まぁ~ね 昔からお買いもの係で 車ぶんぶん
「あれはぁ 出て行ったら 糸の切れた凧だからのぉ・・」と
父が 仕方のない思いで よくつぶやいていましたけれど。
私が 20歳のころだったか
ある日 真っ白な髭を長くしたお爺さんが 訪れました。
50年も前のことで 道路は土埃の上がる道
でも 車はほとんど走ってなくて 誰でもが簡単に隣近所に行っていました。
「あぁ~いろいろみてみようかな」と
爺ちゃんの見てみようかな は 未来の運命のことです。
突然訪れて 突然の言葉でしたが 父は受け入れました。
家族5人分。
その時にいたのは 父と母と私だけでしたので
手相と人相は三人だけで 弟と妹は 生年月日と姓名だけでしたが
いつ思ってみても 恐ろしく当たった占い?でした。
その中で 母の手相を見たとき お爺ちゃんは 唸りまし。
「あんたのような運勢は ないのぉ これわぁ~強いもんをもっとる」
って。。。。。まさにその通り。
今日もベッドで上機嫌。
おむつ替えの時間になって 部屋の中が賑やかになりました。
いろんなエプロン姿が6人分 右往左往しだしたのですが
母の係りは なんとぉ 背が高くてまるで俳優さんのような男の子
にやけてはいません シャキッとした姿で
母に声掛けをしています。
ひとりぼそっとした男の子を従えて 母の顔を覗き込んでいるのですが
なんともまぁ~うれしそぉな 母の顔~~~~~
(http://www.glitterfy.com/graphics/Bear/から)
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