はぶて虫のささやき

日々の出来事について、雑感を書いてます。
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(旧:はぶて日記)

プトレマイオスもびっくり!?

2004-09-22 | 日記
小学生の4割が「太陽が地球のまわりを回っている」と思っている、という結果が出たそうな。

これ以外にも『月の満ち欠けの原因を尋ねた設問で、正しい答えを選んだのは47%。「月食」と混同した児童が37%、「いろいろな形の月があるから」を選んだ児童も2%いた。また、「太陽の沈む方角」の正答率が65%』だったらしい。

私も理科は苦手だった。

でも、太陽は西に沈むなんてことは、理屈はともかく、経験上知っていた。

今回の結果について、『「ゆとり教育」の弊害だ』と言う意見があり、それも一つかとも思うが、経験するかどうか、なんてのは学校の責任だろうか。

東西南北さえ知っていれば、後は太陽が実際にどっちに沈むかは「見る」だけなんだから。
それを教えるのも、やっぱり学校なんだろうか。

ただ、「天動説を信じている」なんて見出しはどうかと思う。
要は、月とか太陽とかそんなことに興味がないだけで、どっちがどっちなんてことを考えたこともないだけなんじゃなかろうか。

そんな中、相変わらずわけのわからないのが「天声人語」
(http://www.asahi.com/paper/column.html)

いきなりプトレマイオスの本の一節を引用してきて、『「プトレマイオスが復権か」と思わせるような調査結果が載っていた』とおっしゃる。

今回の結果を見て「プトレマイオスの復権」なんてことを思い起こす人は、たぶんこのおっさんくらいだろう。
普通は、せいぜい「コペルニクスもがっかり」くらいだろうに。

さらに、『地球は一つの惑星で、太陽も、あまたある恒星の一つだ。そう知るだけでも、限りなく大きいと思われる地球の小ささ、かけがえのなさを考えるきっかけになるのではないか』と言う。

「限りなく大きいと思われる地球の小ささ」はいいとしても、「かけがえのなさ」って、いったい何だろう。

それと『西も東も分からなくなるような場所が増えているのかと気になる』とも言っているが、いまどき方角を太陽やその他の星を基準に判断する人なんているのか?

私なんか、太陽や星の位置から方角を判断しろ、なんて言われたら、かえって混乱しそうだ。

名古屋であれば「東京方面が東、大阪方面が西、海側は南、その逆が北」
こんな感じでみんな判断するんじゃないだろうか。

で、それでいいんじゃないの?

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