はぶて虫のささやき

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(旧:はぶて日記)

映画評1089 ~ ミッションインポッシブル デッドレコニング PART ONE

2023-07-24 | 映画評
今日は「ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE」を見ました。

トム・クルーズの代名詞で、世界的人気を誇るスパイアクション「ミッション:インポッシブル」シリーズの第7作。シリーズ初の2部作となり、イーサン・ハントの過去から現在までの旅路の果てに待ち受ける運命を描く。タイトルの「デッドレコニング(Dead Reckoning)」は「推測航法」の意味で、航行した経路や進んだ距離、起点、偏流などから過去や現在の位置を推定し、その位置情報をもとにして行う航法のことを指す。

主演:トム・クルーズ
共演:ヘイリー・アトウェル、ビング・レイムス、サイモン・ペッグ、レベッカ・ファーガソン
その他:バネッサ・カービー、イーサイ・モラレス、ポム・クレメンティエフ、マリエラ・ガリガ、ヘンリー・ツェーニー、シェー・ウィガム、グレッグ・ターザン・デイビス、チャールズ・パーネル、フレデリック・シュミット、ケイリー・エルウィズ、マーク・ゲイティス、インディラ・バルマ、ロブ・ディレイニーなど


<ストーリー>
MFのエージェント、イーサン・ハントに、新たなミッションが課される。それは、全人類を脅かす新兵器を悪の手に渡る前に見つけ出すというものだった。しかし、そんなイーサンに、IMF所属以前の彼の過去を知るある男が迫り、世界各地で命を懸けた攻防を繰り広げることになる。今回のミッションはいかなる犠牲を払ってでも達成せねばならず、イーサンは仲間のためにも決断を迫られることになる。


シリーズの第7作目にして、次回8作目が最終作になるということらしい。

今作でも、大半のアクションシーンはトム・クルーズ自身がやっているということだけど、60歳を過ぎて、ホントによく動けるものだと思う。

そういうのも含めて、先日の「トップガン・マーヴェリック」同様、とにかく「トムくん、カッコええ」という映画である。

ただ、今作での相手はAIである。

「全人類を脅かす新兵器」と紹介されているが、とにかく計算能力がずば抜けていて、知能どころか自我を持っているかのような化け物だ。

こんなのが、勝手にシステムに入り込んでみんなを混乱に陥れ、しかも身近な人間に成りすまして、仲間を誤誘導するという、とにかくトンデモないやつだ。

最近はこういう「何でもできちゃう」というAIが多いように感じるが、これをやってしまうと、もう「何でもアリ」になってしまうので、個人的にはどうかと思う。

あと、今作では登場人物がやたらと多くて、その関係性もあまり説明がないのでよくわからない。

悪役のガブリエルも、神出鬼没ではあるものの、「ラスボス」ではないので、いったい何のために動き回っているのか、今一つ理解できない。

ただのAIの使いっ走りとしか見えないのに。

また、今回のヒロインであるグレースは、元々ただのスリであっただけなのに、今作では最後IMFに加入することになる。

いくら手先が器用であるとは言え、ITに対応できるという描写は一切なかったし、ちょっと安易すぎるだろう。

どれもこれも些細なことなので、こんなことでイチャモンをつけていては、この手のアクション映画を見ることができないのはわかっているが・・・

いくら何でもこれはないだろう、というのが、最後の最後に絶体絶命のイーサンとグレースがオリエント急行の車両内で崖下に落ちようとしていた時に、これをパリスが助けたというシーン。

その前に、イーサンを襲った時に、最後殺されることもなく見逃してもらったから、という描写があったので、何となくそんな気はしていけど、何せあの時点ではパリスはほとんど瀕死の状態だったのだから、女性一人ならともかく、イーサンとグレースの二人を同時に引き上げるなんて、ほとんど不可能だろう。

しかも、その直後に座席に戻って息絶えるわけだし、いずれにしても強引さが目についたシーンだった。

とは言え、このシリーズもとにかく「トムくん、カッコええ」というだけの映画(?)なので、そういう意味では、ホントにトムくんはカッコよかったです。

約3時間という長丁場でありましたが、次回作に向けての期待はもちろんあります。

ということで、まだまだ「パートワン」ですから、最終的な評価は別にして、今回の評価は「B」にしておきます。

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