またまた出てきた、意味不明なおっさん

いわゆるミュージシャンの中には、脳内お花畑の人が多い。

「自分の歌で人々を幸せにできる」と思うところまではいいのだけど、なぜかそれが発展すると「歌で世界を平和にできる」とか思うようになってしまうらしい。

それでも、平和を訴えながら歌を歌っているだけならまだいいのだけど、そこから一気に政治や国防について口を出し始めると、もうわけがわからなくなってしまう。

たとえば、これまで「電気」でメシを食ってきたはずなのに、「たかが電気」などと発言した坂本龍一のようなヤツ。

本人は、いろいろと言い訳をしているようだけど、要は「原発のために、人々の暮らしが脅かされるのであれば、電気なんかいらない」あるいは「火力発電中心となり石油が高騰したために、電気代が上がってもいいじゃないか」と言っているわけで、そこには「どうすれば原発を安全に稼動させられるか」という基本的なことに触れられていない。

一度事故を起こしたら、「事故を起こさないようにするには、どうすればいいか」を考えてきたのが、私達人間であるはずなのに、なぜか原発に関してだけは「だから二度と使うな」となってしまう。

でもまあ坂本龍一などは、大金持ちなんだから「電気代が少々上がったところで、オレには関係ないよ～ん」という気持ちもあるだろうし、それはそれで一つの考え方だと思う。

わからないのは、そういう考え方に同調する連中だ。

大江健三郎みたいな真正のキ○ガイであれば、電気がなければそもそも運行どころか生産することさえできない車（タクシー）に乗りながら「電気なんかいらない」と叫んだりするのは、キチ○イだから言ってもムダだし、好きにすればいいのだけど、一般の人間が「電気なんかいらない」という意見に賛成する理由が理解できない。

http://ameblo.jp/gikkongattan/entry-11304441219.html


とにかくミュージシャンって、自己満足の世界に浸っている人たちだなあ、という気がする。


ところが、ここへきて、自己満足どころか、意味不明のことを言っているミュージシャンが出てきた。

前から「変な歌い方だなあ」とは思っていたけれど、特に違和感のなかったその男は、山崎まさよし。

こいつが、こんなことを言っている。

『「自国の軍隊を持たないで子供を守れますか？」みたいなことを言う人がいるじゃないですか。そんな事態になったら犠牲になるのは子供なのに、子供を引き合いに出すんがおかしいんですよ。未来のある子供を、先に死んでいくおっさんやおばさんが切り捨ててどないするねんと』

http://nikkan-spa.jp/515023

一読して意味がわからないけど、よ～く読んでみると、さっぱりわからない。

「自国の軍隊を持たない」と「子供を守ることができない」という、軍隊を持つことに賛成であるか反対であるかはともかく、至極普通の主張である。

これに反対するのであれば、「自国の軍隊を持っても、子供は守れない」となるか、あるいは「自国の軍隊を持てば、むしろ子供は危険に晒される」となるはずだろう。

元々の主張が「子供を守るにはどうするか」という問題に対する答えであるのに、なぜかこの男は「子供を引き合いに出すとはおかしい！」と言っている。

さらに、どういう流れでそうなるのかわからないけど、「子供を切り捨てるとは何事か！」とも言う。

しかも、「おっさんやおばさんが切り捨てる」とは、どういう意味なの？

軍隊だから「おっさん」はともかく、「おばさん」がなぜ出てくる？


この男はバカなの？

それとも、頭おかしいの？