昨日のサッカー・ワールドカップ3次予選、対北朝鮮戦は、0-1の惜敗。
すでに最終予選を決めている日本と、敗退が決まった国との試合であり、日本チームとしても香川や遠藤など一部主力がいなかったとは言え、どうやら押されっぱなしだったらしい。
まあ、入国審査に4時間取られたり、何だかんだと「嫌がらせ」を受けたらしいけど、そんなのは「アウェーの洗礼」以前の問題。
そもそも、あんな国で国際試合を開催しようとすること自体がおかしいのであって、いくらホーム&アウェー方式だとは言え、もっと考える必要があると思う。
というか、あんな国FIFAから追放すべきじゃないの?
とは言え、ザッケローニが監督に就任して以来、16戦続いていた無敗記録が途切れてしまったことには違いない。
だけど、しかるべき早い時期に負けておく方がまだいいと思う。
どうせ、このまま勝ち続けられるわけではないのだし。
レベルの違う話だけど、前回大会で初優勝したスペインは、ここのところずっと「無敵艦隊」と言われていたにもかかわらず、ワールドカップでは決勝戦に進出したことさえない。
それどころか、最近10大会で言うと、最高がベスト8止まり。
それは、無敵の状態(連勝)が途切れるのが、いつも本大会の「負けてはいけない」大事な試合ばかりだったから、と言われている。
で、前回大会では、予選初戦のスイス戦でいきなり負けている。
しかし、これは予選3試合のうち1つだから、まだこの時点では「負けてもいい」試合だった。
そして、それ以降は、まさに破竹の勢いで連戦連勝。
結果的に、初優勝の座を射止めたというわけだ。
ここまでうまくいくとは思えないが、いずれは負けるわけだから、どうせなら「負けてもいい」試合で負けた方が、まだ良かったような気もする。
ところで・・・
昨日の試合について触れた、今日の天声人語。
http://www.asahi.com/paper/column20111116.html
どう読んでも、拉致問題について、あの国に対する非難の気持ちが微塵も感じられないのだけど、気のせいでしょうか?
全文引用します。
『声のマスゲームとでもいうのか、統制された5万人が絞り出す大音声に圧倒された。君が代の演奏をかき消す「完全アウェー」の洗礼である。サッカーW杯の日本代表が、22年ぶりに平壌で北朝鮮と相まみえた▼満員の金日成(キム・イルソン)競技場は、赤くうねる人民の海。日本から駆けつけた150人の青い小船は、凍えたように動かない。途中から数で優位となった選手たちも、慣れぬ人工芝と異様な雰囲気に戸惑ったか、ザッケローニ監督の無敗神話が崩れた▼選ばれし民が暮らす平壌でも、観戦できるのは特権階級と聞く。観衆が大写しになるたび、ある女性の面影がよぎった。少女期までの写真はいくつも見た。長じて後(のち)は、優しい微笑(ほほえ)みしか知らない。47歳の顔は風雪の跡をとどめ、愁いに包まれていようか▼きのうは、34年前に横田めぐみさんが拉致された日である。北朝鮮側は29歳で自殺したと言うが、先方の不誠実を裏づける生存情報、目撃証言が伝えられている。日本政府はあらゆるルートで再説明を求める時だ▼観戦ツアーの日本人が味わった短い不自由の、何万倍もの孤独と疎外。国交がなく、政府間で話ができない国はそれほど遠いのに、2時間もの生中継はこんなに近い。拉致被害者のご家族は、歯がゆく見ただろう▼北国から、平年より遅い初雪の便りが続いている。同じシベリア気団に覆われる平壌の冬はひときわ厳しいそうだ。せめて、暖かい高層アパートの一室にいるその人を想像したい。遠いご両親を思う姿を』
穿った見方をすれば・・・
「北朝鮮さん、昨日は勝てて良かったね。観戦していた皆さんも、嬉しそうだったよ。気分のよさそうなところで相談なんだけど、拉致したと騒がれている人たちの情報を、何でもいいから出してよ。ウソでも何でもいいからさ」
とで言いたそうな感じ!?
すでに最終予選を決めている日本と、敗退が決まった国との試合であり、日本チームとしても香川や遠藤など一部主力がいなかったとは言え、どうやら押されっぱなしだったらしい。
まあ、入国審査に4時間取られたり、何だかんだと「嫌がらせ」を受けたらしいけど、そんなのは「アウェーの洗礼」以前の問題。
そもそも、あんな国で国際試合を開催しようとすること自体がおかしいのであって、いくらホーム&アウェー方式だとは言え、もっと考える必要があると思う。
というか、あんな国FIFAから追放すべきじゃないの?
とは言え、ザッケローニが監督に就任して以来、16戦続いていた無敗記録が途切れてしまったことには違いない。
だけど、しかるべき早い時期に負けておく方がまだいいと思う。
どうせ、このまま勝ち続けられるわけではないのだし。
レベルの違う話だけど、前回大会で初優勝したスペインは、ここのところずっと「無敵艦隊」と言われていたにもかかわらず、ワールドカップでは決勝戦に進出したことさえない。
それどころか、最近10大会で言うと、最高がベスト8止まり。
それは、無敵の状態(連勝)が途切れるのが、いつも本大会の「負けてはいけない」大事な試合ばかりだったから、と言われている。
で、前回大会では、予選初戦のスイス戦でいきなり負けている。
しかし、これは予選3試合のうち1つだから、まだこの時点では「負けてもいい」試合だった。
そして、それ以降は、まさに破竹の勢いで連戦連勝。
結果的に、初優勝の座を射止めたというわけだ。
ここまでうまくいくとは思えないが、いずれは負けるわけだから、どうせなら「負けてもいい」試合で負けた方が、まだ良かったような気もする。
ところで・・・
昨日の試合について触れた、今日の天声人語。
http://www.asahi.com/paper/column20111116.html
どう読んでも、拉致問題について、あの国に対する非難の気持ちが微塵も感じられないのだけど、気のせいでしょうか?
全文引用します。
『声のマスゲームとでもいうのか、統制された5万人が絞り出す大音声に圧倒された。君が代の演奏をかき消す「完全アウェー」の洗礼である。サッカーW杯の日本代表が、22年ぶりに平壌で北朝鮮と相まみえた▼満員の金日成(キム・イルソン)競技場は、赤くうねる人民の海。日本から駆けつけた150人の青い小船は、凍えたように動かない。途中から数で優位となった選手たちも、慣れぬ人工芝と異様な雰囲気に戸惑ったか、ザッケローニ監督の無敗神話が崩れた▼選ばれし民が暮らす平壌でも、観戦できるのは特権階級と聞く。観衆が大写しになるたび、ある女性の面影がよぎった。少女期までの写真はいくつも見た。長じて後(のち)は、優しい微笑(ほほえ)みしか知らない。47歳の顔は風雪の跡をとどめ、愁いに包まれていようか▼きのうは、34年前に横田めぐみさんが拉致された日である。北朝鮮側は29歳で自殺したと言うが、先方の不誠実を裏づける生存情報、目撃証言が伝えられている。日本政府はあらゆるルートで再説明を求める時だ▼観戦ツアーの日本人が味わった短い不自由の、何万倍もの孤独と疎外。国交がなく、政府間で話ができない国はそれほど遠いのに、2時間もの生中継はこんなに近い。拉致被害者のご家族は、歯がゆく見ただろう▼北国から、平年より遅い初雪の便りが続いている。同じシベリア気団に覆われる平壌の冬はひときわ厳しいそうだ。せめて、暖かい高層アパートの一室にいるその人を想像したい。遠いご両親を思う姿を』
穿った見方をすれば・・・
「北朝鮮さん、昨日は勝てて良かったね。観戦していた皆さんも、嬉しそうだったよ。気分のよさそうなところで相談なんだけど、拉致したと騒がれている人たちの情報を、何でもいいから出してよ。ウソでも何でもいいからさ」
とで言いたそうな感じ!?
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます