日々の音楽と学習

ライブやCDの感想と医学関係の話題。

SLOW MUSIC SLOW LIVE 06■池上本門寺 7/22

2006-07-24 00:07:07 | 音楽
勝手にFACTORY LIVE 721とSLOW MUSIC SLOW LIVE 06をくっつけて、最初の2days FESとしてたのしんでいる。昨年と打って変わって曇点の中での開催。

今年からSLOW MUSIC SLOW LIVEに「らくらくシート」というシステムが導入された。もともと全席指定なのだけど、よりゆったりした椅子にテーブルがついてパプリカの前菜とアラビアの水まで付いてくる。席にはオーダシートがおいてあり、専属の給仕さんに渡すと食べ物やお酒を届けてくれるという、まさに大人の音楽の楽しみ方といったサービスである。これが非常に快適なのだ。夕涼みをしながらおいしいものを食べ、ゆっくりと音楽を聴く。

今回の面対は

BAHASHISHI
hands of creation
アンジェラ・アキ
ブレットandバター
little creatures
高橋幸宏

本当に場の雰囲気を楽しむような面対。
らくらくシートでノンビリとロハスをテーマにした料理を口にしつつ音楽を聴く。周りも誰が出てこようとノンビリ座ったまま、しかし拍手は惜しみなく。周囲では池上本門寺の森から蝉の声が響いており、非常に落ち着いた雰囲気。

BAHASHISHIは名前を知るのも初めてだったのだけれど、ARABAKI ROCK FESTではメインステージでのアクトを勤めているという。系統は何に似ているのだろう?割とオーソドックスなようで意外とかぶる物が無いのかもしれない。澄んだ声が境内に響いていく・・・・openning actということで3曲ほどで終わってしまった。

続いて、hands of creation、これも初めてみたのだけれど曇天の暑くもなく寒くもない気候の中、穏やかにBAHASHISHIとは対照的にライブエリアだけを暖かく包むような空気を作り出していた。

Don't stop the music
Get up, stand up (Bob Marley)
Leave you, go where?

上記の曲はアルバムの曲名から当日演奏していたのが分かった。"Leave you, go where?"はボブ・マーレーが他界する少し前に残した言葉をいただいて曲を乗せたのだそうだ。こういうバンドこそ、ぽこっとFESに出てきて見れたりするとお得感が強い。普段聴けないタイプの音楽に触れられるのは嬉しい。


洋風なそうめんを食べたりしていたらアンジェラ・アキの時間になっていた。
袖から、とっとっとと、軽快にピアノの前に着いたかと思うと非常にハキハキした、どちらかと言うと体育会系な発声で挨拶をするのが以外だった。

登場するや、いきなりヒット曲"kiss me good-bye"から。会場に思わず、おおっと声が上がる。歌自体の知名度もそうなのだけれど、圧倒的な声量、ただボリュームが大きいだけでなく非常に透る声なのだ。跳ねるように実に楽しげにピアノを弾き、実にダイナミック。

歌のダイナミックさとは逆に話は非常に素朴だ。
お寺で歌を歌うのはこれが2度目、初めは7歳のとき。出身地徳島の村の祭りのときにはじめてカラオケ大会があり、そこで「仮面ライダーの歌」をアカペラで歌ったそうだ。歌い終わった後、お醤油をもらい非常に喜んだのだが結局、それは参加賞で皆が貰えるものだったという話。

そんな話を結構な時間をとって話していた。
他に曲は「心の戦士」や「HOME」など。存在感という点では今回の出演者の中で一番だったかもしれない。

このあとブレッドandバター、little creaturesと続き、高橋幸宏へ。

高橋幸宏のライブを見て思ったこと、
sketch showは、幸宏さんが参加しているのだから色が出るのは当然なのだけれど、その色が非常に強いのだということをこのライブで知った。音だけ聞かされたらsketch showといわれても分からない。往年の名曲queをやり、蜂に刺されていた。

FACTORY LIVE 721■ZEPP TOKYO 7/21■その3

2006-07-23 23:01:03 | 音楽
POLYSICSやKEMURIといった、FESでは突出した吸引力を誇るバンドが今ひとつ盛り上がりを見せないまま、彼ら自身は何時もと変わらないのだろうけれど、客との一体感が今ひとつ得られないままエレエファントカシマシを迎えた。

待っている間、エレカシの宮本が子供の頃、NHKの「みんなの歌」で歌っていたという話を聞いて(ファンの間では有名だそうだ)勝手に関心をして携帯サイトで調べてもらったりと待ち時間を感じることなく時間が過ぎる。歌は「はじめての僕デス」というらしい。

エレカシが登場するとフロアの反応がまるで違う。今日はどうやらエレカシファンの比率が相当大きかったらしい。今までの妙な感じはそのせいだったのかと勝手に納得がいった。

エレカシに入り、急に音響状況が悪くなる。とにかく音が割れるのだ。宮本が大きな声で歌いすぎていることもあるのだろうが、音が割れてキンキンしている。途中でPAも修正を掛けず、ここ最近のがなり立てるような歌唱法の曲ではそれが気になってしまい今ひとつ盛り上がれなかった。

曲は某所によると
1:地元のダンナ
2:悲しみの果て
3:デーデ
4:今宵の月のように
5:男は行く
6:シグナル
7:今をかきならせ
8:I don't knowたゆまずに
9:やさしさ
10:ガストロンジャー

ここ最近のFESと同様に、1曲1曲どういう曲なのか説明してから演奏に入っていた。曲の構成も新旧織り交ぜて、著明曲とデーデ~最近の曲~ガストロンジャーといったFESでよくある構成。場の雰囲気はやはり収録然としていたところもあり、取り立てて神がかりな空気を作る事も無かった。

今日は標語のたとえとして第二次大戦中の「ぜいたくは敵だ」をあげていた。


他のバンドよりやや長めに曲数を演じ出番終了。するとスゴい勢いでややご年配な方々が前方からどんどん出てくる。結構な人数。渋さ知らズを控えているのに勿体ないな~とトイレに行く道すがら思っていた。硬直化はしたくないもの。

元々、やや時間が押している上に渋さ知らズの大人数が重なり、さらに押してのスタートとなる。ワンマンのときは客席から音出しをしながらメンバーが登場するが、このイベントでもやってのけた。事情を知らない人たちが、先行して客席に現れた暗黒舞踏にビックリしている。

全員が舞台に上がったところで、ライブ開始。最初少し上がり気味に始まるかと思ったら、すぐに「悪漢」~各パートのソロに突入。それは始めて聴く人、特に噂だけで「面白い」と聴いていた人には辛かろうと思っていたら案の定、キッズたちが五月雨式に出口に向かっている。

そんな空気を感じてか、徐々にグルーヴが上がって行き、「fishermanの歌」へ。しばらくは玄界灘渡部の独壇場。"オレはfishermanだ~around world、オレはfishermanだ~around sea"と暴れまわりながら歌っている。後ろのモニターにはなぜか川や海岸でエンヤトットをしている渡部の姿が映し出され、客とのコールアンドレスポンスももちろん「エンヤトット!エンヤトット!!」先ほどまでステージ前の極一部だけが盛り上がっていた状況が嘘のようにフロアが沸いている。

その流れから"Naadam~本多工務店のテーマ"と一気にそこまで溜めてきたグルーブをバクハツさせる。盛り上がりとともに、前にサンバカーニバルの格好で出てきたお姉さんが今回は全身金粉塗りで登場。多分ショーツ以外何もつけていない。遠くて分からないけれど。というのはダンサーの脚の間を貫いて散々絵を取っていたカメラがお姉さんはまるで映していないのだ。それをみて放送できないのかな?と思ったりした。

そんなこんなでオンエア枠ぎりぎりで演奏が終了した様子。自らを「扇動者」と称する「社長」はアジエーターとしてよりキャリアも長く、求心力もある玄界灘渡部を見てどう思ったか(渡部のパートfishermanだけれど)気になるところ。

FACTORY LIVE 721■ZEPP TOKYO 7/21■その2

2006-07-23 15:48:16 | 音楽
30分のライブに30分弱の転換と比較的休みがとりやすく、十分座れるスペースもありかなり快適。何時ものごとくビールを飲みながら次を待つ。

今回はテレビということもあって一応手順が決まっている。社長が出てきて、前のライブの感想をちょこっと言って、それから次のバンドの呼び出しをかける。そんな流れなのだけれど、向井秀徳は先に出てきてチューニングを始めてしまっていた。少々戸惑いながら社長が出てきて「6本の狂ったハガネの振動、一度言ってみたかったんです」といってからライブ開始。

今日の向井は何時ものテレキャスターでなく、BASSのスタインバーガーみたいな、先の部分が切ってあるような形をしたギターを引いていた。これまで異様なほどに"FENDER TELCASTER"にこだわりを見せていた向井がギターを変えていた。
アコエレに適したギターを単純にチョイスしたのかもしれないが、この夏のZAZENBOYSと向井の動きも少々?が付く部分も有り気になった部分。

その向井はテレビ出演だからか小奇麗な格好をしていたがやっていることは何一つ変わりはなかった。何時もの如く"THE DAYS OF NAKOMACHI"をやり、"KIMOCHI"を歌い、アンプを切らずに去っていく。終演後、モニター上では二人のおっさんが酒を飲みながら話し込んでいる様子が映し出されたが相変わらず音はなし。となりのPAブースのモニターにも同じ絵が流れていた。PAは普段と違って開放されていて、お金も取って収録もしてといった空気が流れていた。

その後のKEMURIも状況はPOLYSICSのときと大差なし。
前方では同じ人が何度も何度もダイブしていたが、その後ろ数メートルからは非常に静か。新曲を含め最近の曲もやりつつ、PMAなど昔の曲も押さえて、最後はheart beat"voice form far east land of the rising sun"でおわり。夏のRISING SUNのトリにふさわしい曲。

FACTORY LIVE 721■ZEPP TOKYO 7/21■その1

2006-07-23 14:50:23 | 音楽
フジテレビCS 721がやっている"FACTORY"のイベントに出かけた。
毎年、721だから7/21に開催している模様なのだけれど、平日の昼間。来れる人は限られてる。高校生・試験が終わった大学生、休みを無理やり取った社会人。私は3番目に該当する。午前中は仕事をして午後休を取ったのだ。

都外から來るものにとって、お台場は結構交通の便が悪く、到着したときにはすでに真心ブラザーズが始まっていた。

本日の面対は登場順に、
openning act:ザ・50回転ズ
真心ブラザーズ
POLYSICS
向井秀徳アコースティック&エレクトリック
KEMURI
エレファントカシマシ
渋さ知らズオーケストラ

司会はSOIL&"PIMP"SESSIONSの「社長」

入場して思ったことは、この面対にして非常に人が少ない・・・夏休み間近とはいえ、やはり平日の昼間は厳しい物があるのか。私にとってはどの夏FESよりも見たい面対が集結しているので非常にうれしい。
非常に快適に仕切に寄りかかってライブを見ることができた。
6月に体調を崩し、7月頭のライブも見に行けなかったりしていて、今回もしゃがんで見ようかと思っていただけにありがたい。

真心ブラザーズも割りと著明な曲をやっているのだけれど、本当にstage前だけが盛り上がっていて、そのほかはノンビリみている感じ。
それでもstage上はテレビ収録とあって気合が入っている。「人間はもう終わりだ!」~「素晴らしきこの世界」~「スピード」と定番曲をたたみかける。当初の私の考えとは裏腹にやはり身体がリズムをとってしまう。今から夏のひたちなかが楽しみだ。とはいっても、本当に前だけしか盛り上がっていなかったので4万人収容できるGRASS STAGEで間が持つのかな?と思ったのも事実。

間に社長のMCを挟んで、モニター上では20分ほどインタビューの様子が流れているが音が出ない。しかも生放送中なので後で見るということも、フルタイムは今日が最後なのでせめて音を流してほしかった。そんなことは最後まで続く。

続いてPOLYSICS
NOW IS THE TIME!の曲を中心に"KAJA KAJA GOO"や"PEACH PIE ON THE BEACH"を加えてセットリストとしてはFESやイベントでは一気にフロアが沸く構成なのだけれど、状況は真心のときと変わらず。???今日はなんだか雰囲気が変だな・・・とこのあたりから訝しくなる。ELECTORIC SARFIN GO GO!で締めるには締めた。

今回はフジテレビのイベントでかつ平日昼間だからか、ストロングマシン2号ちゃんは出てこなかった。やはりテレビ東京「竹山先生」の色が強くなりすぎるからか?I MY ME MINEというurge on!にかわる盛り上がりどころでも反応は薄かった。べつに今日のライブの出来が悪いわけでもなく、このときは何でだろう?と思うばかりだった。

空手バカボン/シンセサイザーズ

2006-02-28 00:08:06 | 音楽
一月振りの更新。
ライブにはよく行っていたのだけれど、身辺が慌ただしくアウトプットをしている余裕がなく日々が流れてしまっていた。事態はさほど変化無いが書きたくなったので書くことにした。

このところ行ったライブは
2/11 JAPAN CURCUIT
2/15 ZAZEN BOYS(代官山UNIT)
2/21 吉井和哉
2/26 空手バカボン/シンセサイザーズ

上では、吉井和哉を5年ぶりに見て、感慨深かったり、夏FESに出ると言っていたので楽しみにしていたりするのだけれど、今回は空手バカボンについてお届けする。

伝説的に知っていた「空手バカボン」これが十年ぶりに復活する。
空手バカボンは、有頂天:ケラと筋肉少女帯:大槻ケンジ/内田の面子なのだけれど、大槻/内田の関係が悪化し筋肉少女帯の解散に繋がったと言われているだけにファンの中では「仲直りイベント」と捕らえる向きもあったよう。

開場に入るととにかく平均年齢が高い。吉井和哉なんて可愛いものだ。30歳台が大方を占めている。そして、他のライブではkid-Lから売切れていくT-シャツがS→M→kids-Lの順で売り切れていく。ナゴム系なので当然女性が多い。コレは何を意味するか・・・あえて書かない。

時間ぴったりに大槻・ケラ・内田の面子が登場するが、格好はYMOの「ソリッドステイトサウ゛ァイウ゛ァー」の人民服に帽子のコスプレ。これで往年の80年代前後のテクノサウンドにかってに歌詞を付けて歌い「最後のテクノバンド」と自称する。本当に只のネタなのだけれど面白い。

かつてはカセットの音にあわせていたそうだが、時を経て現在はiPodを使用している。
本人たちは「カラオケ」といっていたが、かろうじて作詩はしているようなのでハヤシの当て振りよりはマシかもしれない。

私自身はPOLYSICSハヤシのDJで曲が流れているのを聴いたことしかないのだけれど、本当に馬鹿馬鹿しくおもしろい。FESとかでやったら20台前半にも案外受けるかもしれない。ハヤシDJの原点はまさにここにあると感じた。

YMOのRYDEENに歌詞を付けて、「来るべき世界」という題で
「テクノ~テクノライディーン~人民服に着替えたぜ、シンセもアンプもばっちりだ!」
なんて大槻ケンジとケラが濁声で歌っている。

この「来るべき世界」は音源として発表できないそうだ。わざわざ、高橋幸宏にお伺いを立てたが黙殺されたらしい。高橋幸宏自体が「RYDEENはもうこりごり」と再三色んなところで言っているのだから、それは黙殺されるだろうなと思った。キングクリムゾンにも黙殺されたらしい。

「来るべき世界」はFESで絶対受ける。仲直りの握手もべたな演技の中したことだしRISINGあたりに是非出て欲しいもの。

POLYSICS□1/21 liquidroom ebisu

2006-01-22 13:35:32 | 音楽
外は大雪。関東圏でも電車が停まっているところが幾つか。
雪を踏み締めながら、恵比寿駅からリキッドまでの道を歩む。都内は雪が少ない分歩きやすい。開場の10分ほど前に到着するが、ロービーは既にPOLY-Tや各種FES-Tに身を固めた人で埋め尽くされている。凄い気合いだ。

リキッドのロッカーエリアはレイアウトが改悪されていた。幅1mくらいのところでロッカーに荷物を入れる人と通路を出入りする人とで、ライブ最前線のような有り様で本当に改善が望まれる。全く動線とか考えないでレイアウトを変えたのだろう。荷物を入れた時点で人当たりしてしまい、あらかた人が入場してからのんびりと階下におりる。

ドリンクのバッジをサッポロ「プレミアムモルツ」に替え、呑みながら待つ。ビールはコレしか無い。

やや押してPOLY登場。一気に人が詰まるので中段より後ろは比較的快適。COUNTDOWN JAPAN 05/06の時とほぼ同じ滑り出し。Tei! Tei! Tei!~Ceolakanth is Androidの流れは本当に鳥肌物だ。前回も感じたことだけれど、ただノレるとかいう感じでなく音の集約感がすばらしいのだ。これは曲目自体がそうした部分が強調されやすいということもあるとは思う。従来の曲ではそうしたことは色濃く感じはしないので。

曲順はNow is the time!の曲に従来の曲を挟み込んでくるというパターンはここの処と同様。が、期待は裏切られた。「踊れ~」というハヤシの声とともに"ドモアリガトミスターロボット"が流れる。ライブで聴くのは初めて。この曲STYX"Mr.Robot"のカバーなのだけれど、カバーだからか私の知る限り、ここ数年間聴いたことが無い。非常に好きな曲だけに本当に嬉しい(今回のツアーでは必ず演奏されている模様。LO-BITSの曲が比較的多い。)

と、非常に満足しているところに"I MY ME MINE"、全然知らなかったのだが、「ストロング2号ちゃんで~す」と紹介とともにメンバーと同じ格好をしたダンサー(?)が登場。ロボチックな動きで踊ったと思ったら1曲だけで引っ込んでしまった。ネットの情報によると今回のツアーでは度々でてきている模様。

その後、ハヤシMC
いつものコールアンドレスポンスが始まるのだけど、今回は「トイス~ドイス~モイスチャー~長渕~親子ゲーム~とんぼ~JEEP~ろくなもんじゃねえ~順子・・・」以降繰り返し。ハヤシは長渕が好きなのか?これまでDJでも流しているのは聴いたことはないけれど。

TOISU!!ではボーダフォンのCMに使われたことにかけて「基本使用料がただ~!!」と叫けぶ。他にも今回M-ONの収録をしていて、そのスポンサーASAHI SUPER DRYをステージ上で一気飲みとサービスも多い。ちなみに場内ではサッポロのビールを売っていた。

後半、BABY BIASでは「べ、ベイビーバイアス!!」と言いかけたところでシンセの不良が発生し、カヨとスタッフが慌てて治すが、その前の曲"PEACH PIE ON THE BEACH"の音は出るのだけれど手こずっていた。慌ててハヤシが以前にシンセが壊れたときの話や「シンセの天敵は埃と湿気です!!」と話している内になんとか復旧。仕切り直しとなる。

締めは久々にピコピコハンマーが登場し、盛り上がりの内に終演となった。

トラブルもあったものの、色々サービスも多く、客席にダイブしてみたり、ヤノが眼鏡外した上に「足下滑りやすい中ありがとうございます」と喋ってみたり、非常に盛り沢山なライブだった。個人的には"ドモアリガトウミスターロボット"を聴けただけで十分な収穫だった。

終演し、身体から湯気をだしながら皆で歩いていると、NANANINEのひとが見に来ていたらしく人に囲まれていた。

SET LIST(大体)
1:Tei! Tei! Tei!
2:Ceolakanth is Android
3:XCT
4:サイコサイコさん
5:NEW WAVE JACKET
6:THE NEXT WORLD
7:ドモアリガトミスターロボット
8:I MY ME MINE
9:Ah-Yeah!!
10:Walky Talky
11:head o'clock
12:MY SHARONA
13:TOISU!
14:BOY'S HEAD
15:PEACH PIE ON THE BEACH
16:BABY BIAS
17:ワチュワナドゥー
18:Hot stuff
19:KAJA KAJA GOO!!
20:urge on!
21:black out fall out

en1
E1-1:look'n look'n GAA
E1-2:Oh! Monaliza
E1-3:Bye-Bye-Bye

en2
E2-1:code4
E2-2:boggie technica
E2-3:AT-AT

1-2月ライブ予定

2006-01-18 18:51:43 | 音楽
インフルエンザに罹患しました。職場では院内感染予防のためのチームがあり、取り決めにより現在、出勤停止中です。

インフルエンザA型ウイルスが鼻腔内で陽性でした。カンファレンス中に私の担当患者がインフルエンザであったことを告げられ、前日熱発して欠勤していた私は精査対象となったのです。急ぎで検査した結果、感染が確認されたのでした。

直りかけで発覚したのですが、規定により自宅待機中です。


さて、1-2月、一部上半期のライブ予定。
1/21 POLYSICS       LIQUIDROOM EBISU
2/11 JAPAN CIRCUIT vol.30 SHIBUYA AX
2/15 ZAZEN BOYS      代官山UNIT
2/20 吉井和哉        ZEPP TOKYO
2/26 ケラ&ザ・シンセサイザーズ 空手バカボン
    SHIBUYA CLUB QUATTRO
5/14 POLYSICS       SHIBUYA AX
6/25 Scoobie Do      日比谷野外大音楽堂

2月は非常に過密なのでレポートが追い付くかどうか気にかかりますが、以上のレポートをお届けする予定です。今年の目標は、つじあやのの単体のライブに行くこと。

COUNTDOWN JAPAN05/06 その12(12/31)

2006-01-02 18:10:22 | 音楽
Jackson vibe後、仲間のお勧めだったYOUR SONG IS GOODを見にMOONへ。腰の痛みが限界に近くなっていたがなんとか除痛手法を幾つか用い痛みを抑えた上でなんとか乗り切る。

YOUR SONG IS GOODはほぼインストなのだが実に踊れる。跳ねると腰にひびいていたのだけれど、楽しさが上回る。周辺も笑顔ばかりだ。イメージとしては小規模な東京スカパラダイスオーケストラのような感じ。バンマスのノリも近いものがあった。

そのバンマスが年始の豊富として述べていたこと
「ロッキンオンJAPANを定期購読して、感想文を自身の公式ページにのせる」と。後から勢いで言ってしまったと言っていたが後々また「書かないの?」と突っ込まれてそれはそれで楽しそうだ。

比較的余裕のあるMOONでPAに目をやると「音圧100dbまで厳守」という紙が幾つも貼ってあった。最初から貼ってあるのか、夜中だからなのか、警察の指導なのかどうだか少々気になりながらそれを眺めていた。


帰りに供え、クロークで急いで受け取り、EARTHに向かうと丁度、レミオロメンが始まったところだった。本当に人ひとヒト。人だらけ。行く途中で横目に見たDOPING PANDAも「何処かでは粉雪が降ってるそうですが・・・」と言ってみたり、先のYOUR SONG IS GOODでも「終わった後、ここにいる人の半分は粉雪を聴きに行くと思いますが・・・」と言っていたり、まさに粉雪旋風である。

最新アルバムetherの曲を中心にシングル曲もちらほら。以前映像で見たときよりも格段にバンドの自力が上がっている感じがした。藤巻は少々、小生意気な感じだがそれがまた良いのだろう。多くの客にも物怖じせず、しっかりとしたサウンドを奏でる。

終盤、「南風~3月9日~粉雪」はもう文句が無かった。もう大満足だった。色んな意味で勉強になるので見ていた「1リットルの涙」の劇中歌でもあった、「3月9日」、「粉雪」は劇中の場面を思い起こさせるとともに、ああこれでFESも終わりかという寂しさを噛み締めながら聴いていた。


アンコールも無く、綺麗にCOUNTDOWN JAPAN 05/06はその幕を閉じた。

<12/31-1/1 MY SET LIST>
16:30 会場入り
17:30 湊屋で腹ごしらえ
18:00 真心ブラザーズ
19:05 Salyu
19:30 少年ナイフ
1回目ブレイクタイム。プーケットビールと日本酒原酒「原」
22:20 PUFFY
23:15 くるり
24:00 COUNTDOWN & HAPPY NEW YEAR
0:40 RYUKYUDISKO
1:30 COUNTDOWN神社にておみくじ
2:00 1時間仮眠
3:15 Jackson vibe
3:50 YOUR SONG IS GOOD
4:30 レミオロメン
5:30 終演
6:38 地元行きのバス出発
9:45 自宅着

<MY BEST ACT>
12/30 POLYSICS
12/31 少年ナイフ
 

COUNTDOWN JAPAN05/06 その11(12/31)

2006-01-02 17:30:45 | 音楽
乾杯後、RYUKYUDISKOを見にMOONへと移動。結構な人の入り。この辺りから腰が痛くなりはじめる。やはり下がコンクリだと腰への負担が大きい。

特に曲名などは分からないのだけれど、琉球音楽の要素とブレイクビーツの組み合わせはやはり気持ち良い。時間を忘れて皆踊り狂う。RYUKYUDISKOもいつもの紺をベースといた衣装でなく、お正月モードの紅白の衣装。皆がエイサーの手の振りをまねて踊る。実に楽しそう。ライブ会場なのだけれど何となくお正月モードに満ちた空間が其処にはあった。

ひとしきり踊り、折角だからおみくじを引きに行こうと「COUNTDOWN神社」に向かう。すでに50mほどの行列が出来ており、それに並ぶこと15分ほど。ようやくおみくじを引く。公式によると「このCOUNTDOWN神社、なかにはちゃんと由緒正しき神主さんの儀式によって御神体が供えられています。」と。

私は幸い大吉だった。おみくじによると「エレファントカシマシ新春ライブが2年ぶりに行われます。東京は、1/8(日)ZEPP TOKYOにて開催、お台場あたりが吉。」とのこと。

LOST IN TIMEに行く仲間、TERIYAKI BOYSに行く仲間を見送り、再びリクライニングシートへ。酷い混雑だ。床にも人がかなり寝ている。幸い1人で動いていたためシートを確保できた。横からTERIYAKI BOYSの音が聴こえてきたが睡魔が勝り3:00まで熟睡。1時間ぐっすりと眠る。


仲間からの電話で目が覚める。
眠くて少しフラフラする。ハイテンションの仲間に引きずられるようにGALAXY STAGEへ一番タフな時間帯、Jackson vibeだ。GALAXYに着くと全然人がいない。床がよく見える。ビークルの人気が凄いのか、それとも寝ている人が多いのか・・・・両方だろうけれど本当に人が少ない。

MR.インクレディブルのTシャツを着てグローバーが登場。回りの人も人がいないのを気にしてか後ろを振り返っている。それを吹き飛ばすが如く、バンドは精一杯の演奏をし、またそれに答えるように客も少ないながら良い盛り上がりを見せる。

「外は雨らしいけれど、僕らは朝日を見に旅にでませんか~」

と前振りがあってから「朝焼けの旅路」で盛り上がりの内にライブは終了した。振り返るとさっきあれほど見えていた床が見えなくなっていた。後にネットで知ったところによるとビークルが振るわず、続々とGALAXYに移動してくる人が多かったそうだ。

音がなりはじめてから人が集まって来るのはメンバーもさぞ気持が良かっただろう。写真は開始直前のGALAXY STAGEの様子。

COUNTDOWN JAPAN05/06 その10(12/31)

2006-01-02 17:02:46 | 音楽
ブレイクを終え、PUFFYを見にGALAXYへ。3度目の正直で、PUFFYを見ることが出来た。最初の機会はRSR FES 04、KEMURIと被り断念。次はSUMMER SONIC05、THE ORDINARY BOYSと被り断念。やっとである。

PUFFYは実に飄々とステージ上に姿を現わした。そしてアメリカでの躍進の原動力の一つであろう"Hi-hi"からスタート。"hi hi AMI YUMI~♪"と日本でのちょっと気の抜けた感じとは違って実にロックンロール。最初の2曲を英語詞で滑り出し、その後はヒット曲のオンパレード。

その他にブルーハーツやGREEN DAYのカバーも披露。毎度ながら著名曲の威力というものは凄いものがある。否応無しに場の雰囲気を引き込んで行く。本当に時間が短く感じた。


いよいよカウントダウンが迫ってきた。

カウントダウンはくるりで迎えた。
もうなんというか、色んな人が来ているのを計算尽くでの著名曲オンパレードといった印象。"TEAM ROCK~図鑑~THE WORLD IS MINE"という、くるり黄金期の曲を畳み掛けるように演奏していく。
"WORLD'S END SUPER NOVA"が終わると岸田が「もうすぐ新年ですよ」といったことを言い、ステージ上にもお酒が運び込まれている。

いよいよカウントダウンが迫り、モニターにも数字が表示され徐々に数字が減っていく。意外と早い。岸田がメンバーとグラスを傾け、新年を迎える。新年と同時に仲間たちとハイタッチ。11時以降のアルコール販売規制の関係上手もとに酒は無い。新年初踊りの後、お酒を探しにいく。どうやら本当に外らしい。飲食店の脇のドアから外に出るとアルコール専用の売り場が出来ていた、が、店員は極寒のなか動いていないと仕事にならないといった雰囲気でお酒を売っている。本当にお疲れさま。

無事、レーベンブロイを入手し場内で乾杯。結局、これが最後のお酒となってしまった。

SET LIST
1:Ring Ring Ring
2:ロックンロール
3:ハイウェイ
4:ばらの花
5:ワンダーフォーゲル
6:Morning Paper
7:WORLD'S END SUPERNOVA
8:お祭りわっしょい

COUNTDOWN JAPAN05/06 その9(12/31)

2006-01-02 12:58:15 | 音楽
今回は体調が万全では無く、屋内と入ってもFESには変わりないので、ところどころブレイクを挟むようにしていく。まずは22:20のPUFFYまでお休みにして場内をうろつく。

まずはタイ料理屋さんで「プ-ケットビール」というタイビールを買い、リクライニングシートにてゆっくり呑む。このころはまだ休憩ゾーンもさほど混雑していなかった。EARTHからは楽器などを調整している音が漏れ聴こえてくる。次はKREVAだ。それもまたFESっぽくて良い。
「休憩ゾーンで音が聴こてうるさい」とネットに書いている人がいたが、夏はそんなこと誰も言わないのに何を言っているんだろう?FESなのだから何処かで音は常に鳴ってるものじゃ無いのかなと思った。

ビールもそろそろ無くなろうかというとき、EARTHから「俺、ラップスターになりたいんだ」という
KREVAの声とともに平井堅"POP STAR"の替え歌"RAP STAR"が流れてくる。堪らず覗きに行く。ステージ上にはヌイグルミ&アフロ。全く同じ振り付け(公式によるとヌイグルミ&ダンサーも本物)で実に面白かった。あくまでブレイクタイムにしたかったので再び場内を散策しに行く。

MOONの脇を通ると、中々良いサウンドが流れており入ろうと思うが、入場規制がかかっていた。音速ラインが演奏していたらしい。湊屋に立ち寄り、日本酒「原(原酒)」を仕入れ、台湾屋台の店で炒飯を買って再びシートでのんびりした。日本酒の原酒は非常に濃厚で少々閉口した。

その後、KREVAを見に言っていた仲間と合流。皆で年越しそばを食べる。なんだか食い倒れであった。

COUNTDOWN JAPAN05/06 その8(12/31)

2006-01-02 12:18:27 | 音楽
19時台は本当に頭のイタイ事態となった。12/31の参戦を決めるのに大きな後押しとなったエレファントカシマシ/Salyu/少年ナイフの時間が被ってしまった。どう時間を調整しても見れるのは2つまで。移動やどれだけ時間が割けるかなどを考えて、泣く泣くSalyu/少年ナイフを見にいった。エレカシはあとから公式のクイックレポートを見たら好きな曲をしっかりやっていたようなので、M-ONの放送を楽しみにすることにした。

Salyuを見にGALAXY STAGEへ。明らかに夏よりも人が増えている。
マイクやキーボードのセッティングに時間がかかっており少々押す。

今回は照明が絶妙で、あえて1曲目では殆どSalyuの顔を映さずシルエットのみ。照明と声の相乗効果で荘厳な雰囲気が醸し出される。場の雰囲気を十分構築したところでVALON-1が流れる。これはズルイ持っていき方だ。そりゃ泣く人もいるだろう。

本当に昨日と同じGALAXY STAGEだろうかと思う位、場の雰囲気も客の佇まいも変わってしまっている。ひたちなかでは自然を味方に付けて、まさにそよ風に歌をのせていたが、今回はそうした環境面に頼らず、自身とバンドでそうした雰囲気を構築してきた。

少年ナイフへ移動を考えるとそろそろというところで彗星。もう満足。思い残すことは無い感じ。彗星が流れた時点で、曲の終わりとともに移動することを決めた。結局、新曲「風に乗る船」は歌わなかった様。

SET LIST
1:回復する傷
2:VALON-1
3:飛べない翼
4:彗星   ←ここで移動
5:Dramatic Ivory
6:to U



足早に移動するとMOONから音が鳴りはじめている。
少年ナイフには思ったより人が集まっていたが、やはり平均年齢が高い。なんといっても、結成が1981年。2006年で結成25周年。その時点で重みが違う。80-90年代の活動の中心は海外。YMOとほぼ同期のバンドが現在も現役でやっているということが凄い。

「大阪から来ました少年ナイフです」

本来はこんな小さなステージでやるようなバンドではないと思うのだが、かなり近くで見れるのは正直嬉しい。曲名は殆どわからない。それでも経験に裏づけされたストレートなメロディライン、良い意味で分かりやすく/東洋的なエキゾチックさ/キュートな外見・歌声。若い頃の少年ナイフはなるほど外人受けしそうだなと思った。

たまにわざとか80sアイドルのように首を横に傾げるようにしてBASSサウンドに乗る姿は凄くキュート。歌も「スパム警告」など歌詞が良い意味で80sの香りがあり、それがまた良い。

数曲をこなした後、「ゲストを紹介します。Mr.BEAT CRUSADERS ヒダカトオル!!」と紹介があり、ヒダカが登場。お面は被ったままギターを担当。一気に外からも人が流れ込んでくる。今のビークル人気は凄いなと思った。「それじゃ、みんなも好きな曲やります!! RAMONDS "I wanna be sedated"」往年の名曲を演奏後、「良いお年を」と言い残して少年ナイフは去っていった。

とにかく短い時間だったけれど、密度の濃いライブだった。ぜひワンマンも行ってみたい。

COUNTDOWN JAPAN05/06 その7(12/31)

2006-01-02 10:54:28 | 音楽
ギリギリ迄、ホテルで睡眠を取って出発。運良くホテルのフロントで風邪薬を貰うことが出来たので服用していく。幕張の人の動きだしが昨日より速い。グッズ売り場は既に人で溢れわりと早く着いたのにマフラータオルは既に売切れていた。

仲間と今日は湊屋で御飯を食べようということになり、列に並ぶ。昨年食べた「つぼ鯛」が美味しかったことを思い出して、去年と全く同じ組み合わせで食す。つぼ鯛・うな丼・どぶ汁、これに常陸路ネストビール。つぼ鯛とネストビールの組み合わせはもう絶品でやっぱりFESの数分の1かはこれで満足してしまう。

昨日から湊屋周辺で「公v無 祭v無 湊屋1無2 人生1無2」という漢文がバックプリントされているTシャツの人を見かけるので湊野で売ってるのかな?と話していたら、隣にいたおにいさんが「あれはファンサイトで作ったもので非公式なんです。湊屋の人たちも欲しがってるみたいですけど」と教えてくれた。お兄さんも持ってるらしい。

しっかりと食事をし、EARTH STAGEへと向かう。時間五分前に渋谷陽一登場。後ろの小さいモニターには「朝礼・前説」の文字。こういう遊び心が楽しい。昨日のPENPALSの話、諸注意までは良かったのだけれど、そのあと「警察からの指導でアルコールの販売は23時以降、場内で行えなくなりました、ホールを出た南側で販売しています」、つまり外で売るらしい。たばこにしても、お酒にしても屋内だと色々と規制が増えている。

そして、ようやく真心ブラザーズ登場。
どこかで聴いたことがある曲が多い。「人間はもう終わりだ!~素晴らしきこの世界」ではヨーキング独特の歌声が響き、それを皆がじっくりと聴いていた。終わった後には静かに拍手が響く。知っている曲が少なくてもじっくり聴かせる良いライブだった。


COUNTDOWN JAPAN05/06 その6(12/30)

2006-01-01 23:23:50 | 音楽
PENPALSが最後の舞台を終えてしまった。

「終止笑顔で今日のライブを共有したい」とMCで前置きがありライブは進行していった。2年くらい前、POLYSICSとの対バンを下北沢のCLUB QUEでみた。ウナギの寝床のようなライブハウスでバンドの温度と客の温度の共有が上手なバンドだなあと思っていた。

当時、PENPALSが何ものか知らず、"TELL ME WHY"をそれより随分前に深夜番組で一度だけ聴いていて、あの曲のバンドかと思ったのが最近のように感じた。随分、それから年月も過ぎどんな曲があったかは忘れてしまっていたが、ライブは非常に楽しめた。

最後だから、というのはあまり表面に出さず、とにかくファンとの、メンバーとの時間の共有を大切にするようにライブは進んでいく。GALAXY STAGEは人で溢れ、あとで入場規制がかかっていたと知った。入り口におく金属製の柵が足りず、渋谷陽一氏が柵の代わりに其処に立っていたそうだ。
始まって30分ほどして、バンドは一度袖に下がってしまう。随分あっさりしているなと思っていたら、衣装直しをして出てきた。赤い横縞のラガーシャツ。

「知らない人は突然、こんなカッコして何かとと思うけれどコレは俺たちにとって、凄く思い出深い衣装なんだよ。」

とボーカルが語る。私もその意味は知らないけれど前方にいるファンの反応から何かのターニングポイントに関わるものなんだろうことが見て取れた。

開始から50分すぎ、ようやく"TELL ME WHY"が鳴る。良いバンドが出てきたなと思ったバンドが数年後解散を決めていることはとても悲しいけれど、最後に切っ掛けとなった曲を聴けたのは嬉しかった。最後の曲は"Maybe I don't care"これを各メンバーが一人づつ歌っていく。ボーカルは「今の自分たちやファンの状況に当てはまると思う。CD持っている人は家に帰ったら歌詞を読んでみて欲しい」と語った。最後は涙ぐむメンバーもあり、モニターに映る前方のファンも泣いていた。

20:40頃から始まったらライブは、「時間オーバーしてごめんなさい」と前置きして始めたアンコールを含めおよそ1時間半。結局ワンマンでやったのとなんら変わりはなかった。

翌日、渋谷陽一氏は12/31開幕の挨拶で「FESという場でラストを飾ってもらうことは光栄ではあったけれど不安もあった」と語った。様々なバンドのファンが集まる場で、そんな心配はよそに私のようなほぼ一見さんを含め、多くの人にPENPALSは送られていった。解散という場面なのに不思議とピースフルな良いライブだった。

 12/30 MY TIME TABLE
12:10 幕張着入場
13:00 POLYSICS
14:05 eastern youth
14:40 VOLA&ORIENTAL MACHINE(途中から)
15:15 TEAM紅卍(博多白天でラーメン食べながら)
16:30 マキシマム ザ ホルモン
17:20 椿屋四重奏
18:30 ハヤシヒロユキ(POLYSICS)DJ
19:25 ZAZENBOYS(HIMITSU GIRL~)
20:40 PENPALS
22:10 終演。宿泊先のホテルへ。
25:00 熱発。感冒症状著明となりよく昼まで寝込む。

COUNTDOWN JAPAN05/06 その5(12/30)

2006-01-01 20:02:42 | 音楽
DJブースから急ぎ、12/30終盤になって初めてEARTH STAGEに足を踏み入れる。既に音は鳴っており到着したときに丁度"HIMITSU GIRL'S TOP SECRET"がスタート。

POLYSICSと同様にZAZEN BOYSも夏に聴いた以来だった。圧倒的な音の支配力は一体どうした事態なのだろう。音の集約点を求め、グルーヴを突き詰めた結果がこうなのか。バンドの持つ空気/間どれをとっても凄みが感じられる。

四人ががっぷり四つに文字通り向かい合い、さらに音の集約点を探るが如く音を鳴らす。客の方をみて四人並んでとは程遠い。がっつり組み合っているその姿は本当にカッコがいい。
四人はライブ中、繰り返し対峙し密度の濃い音を練り上げる。それはエンターテイメント性とは程遠いのだけれど、惹き付けられ、胸に迫るものがあった。

曲の合間でギターのカシオマンが変なダンスを踊ったりと変なお遊びはそれで健在なのだけれど、従来の曲のアレンジは大幅に変わり、知っている曲なのだけれど本当に新鮮だった。最近のライブではあまり演奏していなかった"COLD SUMMER"では暮れの幕張で「線香消えたら、先祖が盆に返れない」と歌ってみたり、先の読めない向井らしさも健在だった。

音楽面での変化は、向井のキーボードだが、音がまるでクラフトワークの"TOUR DE FRANCE"のようだ。ツェッペリン的な要素とクラフトワーク的な要素なんてまるで異質なものが同居する世界は奇妙ではあったが、格好が良いものはしょうがない。

向井はBRIGEの記事の中で「売れなくてもいい」と、その売れる売れないで渋谷陽一と議論をかわしていたがこれだけの音を鳴らしていて売れないわけがないと思った。

SET LIST
1:USOARAKE
2:HIMITSU GIRL’S TOP SECRET
3:HARD LIQUER
4:FRIDAY NIGHT
5:COLD BEAT
6:CRAZY DAYS CRAZY FEELING
7:COLD SUMMER
8:半透明少女関係