日々の音楽と学習

ライブやCDの感想と医学関係の話題。

渋さ知らズ/ズボンズ□10/23 上野不忍池水上音楽堂

2005-10-24 00:11:42 | 音楽
久々の更新。9月末にtoddle(田渕ひさ子:ex.number girlのバンド)のライブに行き、一緒にブッチャーズの吉野氏などを見てきたのだけれど、その翌日に伊豆大島に行ったりして細かいことを忘れてしまいレポを書かずじまいだった。とりあえずアルバムの曲を全て出し尽くし、吉野氏はtoddleの曲を3つほどカバーしていた。

さて、本日のイベント、正確なイベント名は「国際反戦平和音楽祭」という非常に政治色が強いイベント。出演者は渋さ知らズとズボンズの他に李政美、クイーチャ-パラダイスという面子。

快晴のなか不忍池へ。春先と違い蓮の葉がまだ青々としており青空にはえる。前回渋さを見たときと同じ主催者でバンドとバンドの間に責任者や反戦団体の人が出てきて色々と話していく。客層はかなり年輩の反戦イベントとして参加していそうな人から、かなりの若手迄本当に幅広い。それでも若手が圧倒的に多く、多くはただ音楽を聴きにきただけなのではと思った。私とその一行もそんな集団だった。

とにかくズボンズが始まる迄が長い。本当に長い。渋さ知らズとズボンズのネームバリューで集まった人が多いと思われるなか13:30-16:00までを反戦系の音楽をやっている人が占める。クイーチャ-パラダイスの沖縄民謡の舞踊の人たちが毎回曲ごとに衣装替えをしてくるのは面白かったが。

陽が傾きかけたところでようやくズボンズが登場。ZAZEN BOYSのドラム松下敦が以前席を置いていたバンド。ウ゛ォーカルのドンマツオはひょろっと背が高く、見た眼がアンガールズのよう。ところが音楽は非常に粒のはっきりした鋭角なドラムにベースとキーボードが織り成すグルーブ感が非常に耳に残った。今回は椅子付きの会場だったが、曲のテンポやボーカルのガレージパンクなノリなどを見るにフェスで威力を発揮しそうな印象を受けた。そのドンマツオが絞り出すようにして賛美歌"アメージンググレイス"を歌う。何かの意図があったんだろうが良く分からなかった。年末のCDJなどの出てきたら会場が結構湧くのではないかと思う。今回はPAの仕切りが悪くウ゛ォーカルのマイクの出力調整がてんで旨くいかず何度も調整を要していた。次は是非フェスにて。

渋さ知らズはオーケストラ編成に玄界灘渡部、ぺろ&さやか、暗黒舞踏3人、変な白衣の人(頭と顔中に洗濯ばさみをたくさん付けていた)のパフォーマ-軍団。今回はオシャモジ隊は不在だった。

曲であるとか、編成に大きな変化は無いものの、やはり渡部が反戦では無いものの少々メッセージ性を込めた話をする。つまりは頭をつかえという話。いかに盛り上がろうと考えて行動しろと。ついでに町中で弁当屋さんに並んでいるお兄さんから熱いウインクをされて、それをどう考えれば良いんだよ!!とも語っていたくらい。普段との差はそんなところ。結局、1時間半弱の演奏で5曲のみ、1,2のみで1時間ほど取っていたか。

セットリスト
1:Naadam
2:Space in the place~Fishermanの歌(渡部)~Space in the place
3:ひこうき
4:仙頭