日々の音楽と学習

ライブやCDの感想と医学関係の話題。

SLOW MUSIC SLOW LIVE 06■池上本門寺 7/22

2006-07-24 00:07:07 | 音楽
勝手にFACTORY LIVE 721とSLOW MUSIC SLOW LIVE 06をくっつけて、最初の2days FESとしてたのしんでいる。昨年と打って変わって曇点の中での開催。

今年からSLOW MUSIC SLOW LIVEに「らくらくシート」というシステムが導入された。もともと全席指定なのだけど、よりゆったりした椅子にテーブルがついてパプリカの前菜とアラビアの水まで付いてくる。席にはオーダシートがおいてあり、専属の給仕さんに渡すと食べ物やお酒を届けてくれるという、まさに大人の音楽の楽しみ方といったサービスである。これが非常に快適なのだ。夕涼みをしながらおいしいものを食べ、ゆっくりと音楽を聴く。

今回の面対は

BAHASHISHI
hands of creation
アンジェラ・アキ
ブレットandバター
little creatures
高橋幸宏

本当に場の雰囲気を楽しむような面対。
らくらくシートでノンビリとロハスをテーマにした料理を口にしつつ音楽を聴く。周りも誰が出てこようとノンビリ座ったまま、しかし拍手は惜しみなく。周囲では池上本門寺の森から蝉の声が響いており、非常に落ち着いた雰囲気。

BAHASHISHIは名前を知るのも初めてだったのだけれど、ARABAKI ROCK FESTではメインステージでのアクトを勤めているという。系統は何に似ているのだろう?割とオーソドックスなようで意外とかぶる物が無いのかもしれない。澄んだ声が境内に響いていく・・・・openning actということで3曲ほどで終わってしまった。

続いて、hands of creation、これも初めてみたのだけれど曇天の暑くもなく寒くもない気候の中、穏やかにBAHASHISHIとは対照的にライブエリアだけを暖かく包むような空気を作り出していた。

Don't stop the music
Get up, stand up (Bob Marley)
Leave you, go where?

上記の曲はアルバムの曲名から当日演奏していたのが分かった。"Leave you, go where?"はボブ・マーレーが他界する少し前に残した言葉をいただいて曲を乗せたのだそうだ。こういうバンドこそ、ぽこっとFESに出てきて見れたりするとお得感が強い。普段聴けないタイプの音楽に触れられるのは嬉しい。


洋風なそうめんを食べたりしていたらアンジェラ・アキの時間になっていた。
袖から、とっとっとと、軽快にピアノの前に着いたかと思うと非常にハキハキした、どちらかと言うと体育会系な発声で挨拶をするのが以外だった。

登場するや、いきなりヒット曲"kiss me good-bye"から。会場に思わず、おおっと声が上がる。歌自体の知名度もそうなのだけれど、圧倒的な声量、ただボリュームが大きいだけでなく非常に透る声なのだ。跳ねるように実に楽しげにピアノを弾き、実にダイナミック。

歌のダイナミックさとは逆に話は非常に素朴だ。
お寺で歌を歌うのはこれが2度目、初めは7歳のとき。出身地徳島の村の祭りのときにはじめてカラオケ大会があり、そこで「仮面ライダーの歌」をアカペラで歌ったそうだ。歌い終わった後、お醤油をもらい非常に喜んだのだが結局、それは参加賞で皆が貰えるものだったという話。

そんな話を結構な時間をとって話していた。
他に曲は「心の戦士」や「HOME」など。存在感という点では今回の出演者の中で一番だったかもしれない。

このあとブレッドandバター、little creaturesと続き、高橋幸宏へ。

高橋幸宏のライブを見て思ったこと、
sketch showは、幸宏さんが参加しているのだから色が出るのは当然なのだけれど、その色が非常に強いのだということをこのライブで知った。音だけ聞かされたらsketch showといわれても分からない。往年の名曲queをやり、蜂に刺されていた。

FACTORY LIVE 721■ZEPP TOKYO 7/21■その3

2006-07-23 23:01:03 | 音楽
POLYSICSやKEMURIといった、FESでは突出した吸引力を誇るバンドが今ひとつ盛り上がりを見せないまま、彼ら自身は何時もと変わらないのだろうけれど、客との一体感が今ひとつ得られないままエレエファントカシマシを迎えた。

待っている間、エレカシの宮本が子供の頃、NHKの「みんなの歌」で歌っていたという話を聞いて(ファンの間では有名だそうだ)勝手に関心をして携帯サイトで調べてもらったりと待ち時間を感じることなく時間が過ぎる。歌は「はじめての僕デス」というらしい。

エレカシが登場するとフロアの反応がまるで違う。今日はどうやらエレカシファンの比率が相当大きかったらしい。今までの妙な感じはそのせいだったのかと勝手に納得がいった。

エレカシに入り、急に音響状況が悪くなる。とにかく音が割れるのだ。宮本が大きな声で歌いすぎていることもあるのだろうが、音が割れてキンキンしている。途中でPAも修正を掛けず、ここ最近のがなり立てるような歌唱法の曲ではそれが気になってしまい今ひとつ盛り上がれなかった。

曲は某所によると
1:地元のダンナ
2:悲しみの果て
3:デーデ
4:今宵の月のように
5:男は行く
6:シグナル
7:今をかきならせ
8:I don't knowたゆまずに
9:やさしさ
10:ガストロンジャー

ここ最近のFESと同様に、1曲1曲どういう曲なのか説明してから演奏に入っていた。曲の構成も新旧織り交ぜて、著明曲とデーデ~最近の曲~ガストロンジャーといったFESでよくある構成。場の雰囲気はやはり収録然としていたところもあり、取り立てて神がかりな空気を作る事も無かった。

今日は標語のたとえとして第二次大戦中の「ぜいたくは敵だ」をあげていた。


他のバンドよりやや長めに曲数を演じ出番終了。するとスゴい勢いでややご年配な方々が前方からどんどん出てくる。結構な人数。渋さ知らズを控えているのに勿体ないな~とトイレに行く道すがら思っていた。硬直化はしたくないもの。

元々、やや時間が押している上に渋さ知らズの大人数が重なり、さらに押してのスタートとなる。ワンマンのときは客席から音出しをしながらメンバーが登場するが、このイベントでもやってのけた。事情を知らない人たちが、先行して客席に現れた暗黒舞踏にビックリしている。

全員が舞台に上がったところで、ライブ開始。最初少し上がり気味に始まるかと思ったら、すぐに「悪漢」~各パートのソロに突入。それは始めて聴く人、特に噂だけで「面白い」と聴いていた人には辛かろうと思っていたら案の定、キッズたちが五月雨式に出口に向かっている。

そんな空気を感じてか、徐々にグルーヴが上がって行き、「fishermanの歌」へ。しばらくは玄界灘渡部の独壇場。"オレはfishermanだ~around world、オレはfishermanだ~around sea"と暴れまわりながら歌っている。後ろのモニターにはなぜか川や海岸でエンヤトットをしている渡部の姿が映し出され、客とのコールアンドレスポンスももちろん「エンヤトット!エンヤトット!!」先ほどまでステージ前の極一部だけが盛り上がっていた状況が嘘のようにフロアが沸いている。

その流れから"Naadam~本多工務店のテーマ"と一気にそこまで溜めてきたグルーブをバクハツさせる。盛り上がりとともに、前にサンバカーニバルの格好で出てきたお姉さんが今回は全身金粉塗りで登場。多分ショーツ以外何もつけていない。遠くて分からないけれど。というのはダンサーの脚の間を貫いて散々絵を取っていたカメラがお姉さんはまるで映していないのだ。それをみて放送できないのかな?と思ったりした。

そんなこんなでオンエア枠ぎりぎりで演奏が終了した様子。自らを「扇動者」と称する「社長」はアジエーターとしてよりキャリアも長く、求心力もある玄界灘渡部を見てどう思ったか(渡部のパートfishermanだけれど)気になるところ。

FACTORY LIVE 721■ZEPP TOKYO 7/21■その2

2006-07-23 15:48:16 | 音楽
30分のライブに30分弱の転換と比較的休みがとりやすく、十分座れるスペースもありかなり快適。何時ものごとくビールを飲みながら次を待つ。

今回はテレビということもあって一応手順が決まっている。社長が出てきて、前のライブの感想をちょこっと言って、それから次のバンドの呼び出しをかける。そんな流れなのだけれど、向井秀徳は先に出てきてチューニングを始めてしまっていた。少々戸惑いながら社長が出てきて「6本の狂ったハガネの振動、一度言ってみたかったんです」といってからライブ開始。

今日の向井は何時ものテレキャスターでなく、BASSのスタインバーガーみたいな、先の部分が切ってあるような形をしたギターを引いていた。これまで異様なほどに"FENDER TELCASTER"にこだわりを見せていた向井がギターを変えていた。
アコエレに適したギターを単純にチョイスしたのかもしれないが、この夏のZAZENBOYSと向井の動きも少々?が付く部分も有り気になった部分。

その向井はテレビ出演だからか小奇麗な格好をしていたがやっていることは何一つ変わりはなかった。何時もの如く"THE DAYS OF NAKOMACHI"をやり、"KIMOCHI"を歌い、アンプを切らずに去っていく。終演後、モニター上では二人のおっさんが酒を飲みながら話し込んでいる様子が映し出されたが相変わらず音はなし。となりのPAブースのモニターにも同じ絵が流れていた。PAは普段と違って開放されていて、お金も取って収録もしてといった空気が流れていた。

その後のKEMURIも状況はPOLYSICSのときと大差なし。
前方では同じ人が何度も何度もダイブしていたが、その後ろ数メートルからは非常に静か。新曲を含め最近の曲もやりつつ、PMAなど昔の曲も押さえて、最後はheart beat"voice form far east land of the rising sun"でおわり。夏のRISING SUNのトリにふさわしい曲。

FACTORY LIVE 721■ZEPP TOKYO 7/21■その1

2006-07-23 14:50:23 | 音楽
フジテレビCS 721がやっている"FACTORY"のイベントに出かけた。
毎年、721だから7/21に開催している模様なのだけれど、平日の昼間。来れる人は限られてる。高校生・試験が終わった大学生、休みを無理やり取った社会人。私は3番目に該当する。午前中は仕事をして午後休を取ったのだ。

都外から來るものにとって、お台場は結構交通の便が悪く、到着したときにはすでに真心ブラザーズが始まっていた。

本日の面対は登場順に、
openning act:ザ・50回転ズ
真心ブラザーズ
POLYSICS
向井秀徳アコースティック&エレクトリック
KEMURI
エレファントカシマシ
渋さ知らズオーケストラ

司会はSOIL&"PIMP"SESSIONSの「社長」

入場して思ったことは、この面対にして非常に人が少ない・・・夏休み間近とはいえ、やはり平日の昼間は厳しい物があるのか。私にとってはどの夏FESよりも見たい面対が集結しているので非常にうれしい。
非常に快適に仕切に寄りかかってライブを見ることができた。
6月に体調を崩し、7月頭のライブも見に行けなかったりしていて、今回もしゃがんで見ようかと思っていただけにありがたい。

真心ブラザーズも割りと著明な曲をやっているのだけれど、本当にstage前だけが盛り上がっていて、そのほかはノンビリみている感じ。
それでもstage上はテレビ収録とあって気合が入っている。「人間はもう終わりだ!」~「素晴らしきこの世界」~「スピード」と定番曲をたたみかける。当初の私の考えとは裏腹にやはり身体がリズムをとってしまう。今から夏のひたちなかが楽しみだ。とはいっても、本当に前だけしか盛り上がっていなかったので4万人収容できるGRASS STAGEで間が持つのかな?と思ったのも事実。

間に社長のMCを挟んで、モニター上では20分ほどインタビューの様子が流れているが音が出ない。しかも生放送中なので後で見るということも、フルタイムは今日が最後なのでせめて音を流してほしかった。そんなことは最後まで続く。

続いてPOLYSICS
NOW IS THE TIME!の曲を中心に"KAJA KAJA GOO"や"PEACH PIE ON THE BEACH"を加えてセットリストとしてはFESやイベントでは一気にフロアが沸く構成なのだけれど、状況は真心のときと変わらず。???今日はなんだか雰囲気が変だな・・・とこのあたりから訝しくなる。ELECTORIC SARFIN GO GO!で締めるには締めた。

今回はフジテレビのイベントでかつ平日昼間だからか、ストロングマシン2号ちゃんは出てこなかった。やはりテレビ東京「竹山先生」の色が強くなりすぎるからか?I MY ME MINEというurge on!にかわる盛り上がりどころでも反応は薄かった。べつに今日のライブの出来が悪いわけでもなく、このときは何でだろう?と思うばかりだった。