日々の音楽と学習

ライブやCDの感想と医学関係の話題。

NEW FOUND GLORY/YELLOWCARD/HAZEN STREET □ ZEPP東京

2004-09-27 23:11:10 | 音楽
NEW FOUND GLORY主催のライブに参加。
えらい人の入りだ。凄く混んでいる。写真は入場前の様子。
国内のライブで初めて荷物チェックの他にボディチェックまであった。
ちなみに列は男女別という念の入れよう。
アメリカの新鋭パンクバンドが揃ったとあって厳重だ。

スタートはHAZEN STREETから。凄くかっこいい!!
何か特徴を挙げようとしても特異なものはないのだけど、ツインウ゛ォーカルで"MAD BALL"と"H2O"のウ゛ォーカルが務める。日本で言うなら去年の奥田民生らが組んでいたバンドO.P-KNGのような実力派が集まったバンドのようだ。HIPHOP色とPUNK色が旨く融和していて良い。疾走感と客とのコールアンドレスポンス。MCによるとこれが初来日のよう。ただ、客が彼等の英語を理解できす、メンバー紹介をしているのに反応がないので再度アピールしてようやく伝わると言う場面が何度か見られて少々気の毒だった。

二番手はアメリカでミリオンの実績を誇るYELLOWCARD
なんといっても、飛び跳ね、廻り、バクテンまでするバイオリン。あんなバイオリン奏者は見たことがない。ロックとバイオリンの組み合わせはさほど珍しくないが、ベースやギターと同様に正面を切ったのは初めて見た。HAZEN STREETと同じく初めて曲自体を聴いたのだけど、何だろうか、いま一つ客とがっしり噛み合った感じがなかった。MC内容と客の反応のギャップがHAZEN STREETより大きかったように感じた。彼等はMCで冗談を言ってるのに笑いが全然起きなかったり(まあしょうがない)と致し方ない部分もあったが、最後2曲はしっかり観客を引きずり込み終わりよければ全て良しと言った感じ。終演後、外に出てきてサインや写真に応じる等サービス精神旺盛YELLOWCARDであった。

最後にNEW FOUND GLORY
去年のSUMMER SONIC以来だから約一年ぶりに見る。曲は新作の"Catalyst"中心かなと思っていたら、"sticks and stones"からも多く、レコ発というよりは、とにかく盛り上がる曲は全部やるといった感じだった。久々にPUNK系のライブに行きモッシュの洗礼を受ける。FESと違って会場が狭い分、圧力も大幅増。とにかく跳ねる、そして流される。ここまでのモッシュの圧と激流はミッシェルガンの幕張での"LAST HEAVEN"以来かもしれない。

それにしてもジョーダンの声は甘く、そしてよく通る。これがNFGのメロディーラインを非常にメロディアスなものにしている。タイプは違うがビリーコ-ガンを何となく連想してしまった。


HAZEN STREETは今日、既にKEMURIとBLUES EXPLOSIONの新譜も購入してしまったがアルバムを通しで聞いてみたい。

COUNT DOWN JAPAN04/05 第2段発表

2004-09-22 19:27:20 | 音楽
出演者の第2段発表が先日あった。ついでに出る日にちまで振り分けられている。
私が見たいバンドは見事に振り分けられてしまった・・・・悲しい。

今の所、気になるバンドは
12/29:奥田民生、Jackson vibe、ストレイテナー、the band apart、the mods
12/30:アナログフィッシュ、エレファントカシマシ、ZAZEN BOYS、DOPING PANDA、MO'SOME TONEBENDER、YO-KING
12/31:ART SCHOOL、忌野、サンボマスター、つじあやの、POLYSICS、THE MAD CASULE MARKETS

時間帯のカブリとか考えると全部は見れないだろうし、今から頭が痛いです。あと20組ほど加わるようなのでどうなってしまうやら・・・・・

ガチャピン!?

2004-09-22 00:04:47 | Weblog
この三連休、後半は伊豆大島に旅行に行ってました。
ご当地物で美味しいものといえば、べっこう寿司、明日葉料理。
両方ともしっかり頂いてきました。

さて、せっかく海もきれいですし、宿のおじさんが
「シマアジが釣れるから、港で釣りして御覧」
というのでやってみました。シマアジといえば高級寿司ネタ。初めて間もなく、ちょうど鯵の開きくらいのシマアジが釣れました。気持ちは既に握りずし。

それから全然釣れなくて、ぼーっとしていたら、急に!!!
物凄い大物。
期待しつつ釣り上げてみると針にはガチャピンのようなご面相の魚が。
表面にはとげが一杯。


そう、これ、ハリセンボンのアップなのです。
しかも凄く大きい。
某局のガチャピンではありません。

THE SMASHING PUMPKINS□ MACHINA II LP

2004-09-18 00:55:04 | 音楽
事実上のスマパンの最後のアルバム。正式にはMachina II / the friends and enemies of modern musicたまたま、今これをかけているのでレビューを。事実上のというのは"MACHINA II "は正規ルートでは発売されていないため。

元々はビリーコーガンが知人等に配るように20組(だったと思う)だけプレスしたレコードで、LPとEP3枚の計4枚1組。ファン向けには一部ラジオ局やファンクラブやCD-Rを配付、一般のファンは今はなき公式サイトからMP3形式で全曲無料でダウンロードできるようになっていた。

ダウンロードした際、私の家を含め、世間はまだまだダイヤルアップ回線の時代。断線と接続料と格闘しながらのダウンロード。LP,EP1,EP2,EP3全部で普通にCDを買う以上にお金がかかった記憶がある。それでもスマパンのアルバムの中では一番のお気に入りで、MP3をWMV形式に変換しCDプレイヤーで聴けるようにしている。おかげでパソコンでの音源の加工等に詳しくなった。

"MACHINA II "の曲は約半数が解散後に発売になったベストアルバム"ROTTEN APPLES"に収録されたが、アルバムの最大の魅力(と私は思っている)である出足の2曲、"GLASS","cash car star"は収録されていない。特に"GLASS THEME"はこれを題材にしたアニメまでアメリカでは公開されたのに音源としては正規ルートでは発表されていない。なんでだろう?

スマパン後、ビリーコーガンが立ち上げたバンドZWANもまた解散して1年が経とうとしている。次の動きに期待。

Machina II / the friends and enemies of modern musicは現在下記URLでダウンロード可能

http://www.billy-corgan.com/downloads/mp3/machina2/

eastern youth□極東最前線 SHIBUYA AX

2004-09-16 00:59:34 | 音楽
eastern youthのツアー、極東最前線/巡業 ~進め!遍歴の騎士~のSHIBUYA AXに参戦。RSRではBOOM BOOM SATELLITESとバッティングという手痛い目に会い、帰りにearth tentの外で聴いてたのだけどカッコよかった。今回はそのリベンジの意味もある。

前回のAXは最前で見たので、今回は逆に見晴しのきく最後方の壁にもたれて聴くことにする。槍みたいのと、鉄仮面を被って吉野登場。
実は新しく出たアルバム"DON QUIJOTE"はまだ購入しておらず、新曲には全く馴染みがない。DON QUIJOTE~暁のサンタマリアはただただ聴く。印象は"DON QUIJOTE"の名の通りどことなく、何か巨大な壁への空転感が感じられた。正直、スタートからずっと新曲でちょっと乗り遅れた感あり。

入手したセットリストを見ると知っている曲は、雨曝しなら濡れるがいいさ・踵鳴る・夜明けの歌
の3曲のみ。これから聞き込みが必要だなと思った。

そんな訳で吉野語録。

その1
吉野「旬を過ぎてしまいました。それでも馬鹿だからやりつづけるんだなあ」
客 「馬鹿大好きだよ」
吉野「そういう奴に馬鹿はいねえんだよ。お前大学生だろ!?」
  「俺は高校8か月で辞めた。喧嘩して退学とかでなくて行きたくないから辞めた」

その2
「音楽を始めたとき『モテてえなあ』とか全然思ってなかった。いや、今は少し思ってる。そのときは『全員皆殺シジャ~!!』という勢いでやってたんだなあ。手始めに隣の家に攻撃開始。窓全開、フルボリュームで"DISORDER"、犬がビビって吠えていた。そのときは眉毛が半分しか無くて麿のようだった。眉毛は元に戻ったんだけど、髪の毛は退化したんだよ。」



おそらく全国でDISORDERで犬をビビらせたのは吉野くらいのものでは?

<SET LIST>
M1 DON QUIJOTE
M2 無用の助
M3 ギラリズム夜明け前
M4 JET MAN
M5 矯正視力0.6
M6 暁のサンタマリア
M7 雨曝しなら濡れるがいいさ
M8 いずこへ
M9 大東京牧場
M10 敗者復活の歌
M11 街はふるさと

EN1 踵鳴る
EN2 夜明けの歌

ゴジラの挿入歌をSUM41が担当

2004-09-14 00:10:26 | 音楽
ゴジラである。図鑑の恐竜の姿は変わっても、ゴジラは変わらない。朝早くから忙しく、ぐったりと帰ってきたらそんなニュースが舞い込んできた。

日本で公開予定のゴジラにSUM41が曲を書き下ろすといのである。しかもそのためにわざわざ来日もしたようだ。
SUM41といえば日本びいきで有名だし、来日公演も多く昨年に引き続きSUMMER SONICに参戦し大いに開場を湧かせたのが記憶に新しい。

ハリウッド版は別にして、国内版のゴジラとカナダのパンクバンドの組み合わせは本当に意外性十分だ。しかも、監督が彼等の曲を聴いて「これだ!!」とオファーを送った。監督の北村龍平氏は35歳、若手の監督。主な監督作品は「あずみ」

しかし、ゴジラの支持層は子供と中間が無くて、往年のゴジラファン。実際に映画館で見るファンにどう受け止められるか?興味が湧く所だ。

書き下ろし曲を含めた新アルバムが9/29発売。輸入版はTOWER等で10何日だったかから発売。

血管

2004-09-13 01:52:33 | 医学
去年の今頃、慈恵医科大学の解剖学資料室にお邪魔した。
ここには解剖学の資料が多くある。人体の不思議展のデラックス版のような所。

資料室で血管だけを分離した標本が展示してあった。(どうやって分離するかはあえて説明を省かせてもらいます。)紙の上ではわかっていたことだけど、実際再確認して「ほ~」と思ったこと。

血管は手の甲とか、そとから見える部分も多い。血管は非常にうまくできている。手を挙げたり下げたりすれば、そのたびに血管は引っ張られる。でも切れたり突っ張ったりしない。どうしてだろう?

その答えは血管自体の伸縮性による部分も大きい、一方、ほかには血管は場所によっては蛇行して走っているのです。場所によっては日光のいろは坂の様になっています。

映画"PINGPONG" SOUNDTRACK

2004-09-12 00:24:17 | 音楽
久しぶりに引っ張り出して聴いてみた。
後にも先にも、音楽目当てで映画を見に行ったのはこれだけ。

松本大洋原作のコミックを忠実に再現、原作は知らずに見に行った。
音楽で参加しているのは、SUPER CAR,BOOM BOOM SATELLITES,石野卓球,CICADA,sugar plante,砂原良徳。なかなかの豪華メンバーだ。

この映画は本当に映画のシーンと音楽が非常によく噛み合っている。後から付けたとは思えない位。それぞれ映画のために書き下ろしたものでもないのに曲を聴くと映画のワンシーンがパッと浮かぶ、それぐらい親和性に富んでいると思う。特にla peggi/ 石野卓球、NO sun/ 砂原良徳は曲を合わせたか、絵を合わせたかどちらかと思うくらい。この2曲は未だに鳥肌が立つ。RSRでは電気グルーヴの後の石野卓球DJは聴いてないので知らないのだけどla peggiはやったんだろうか??
うう、踊りたい・・・

公開後のSUPER CAR主催のイベントでは下記アーティストがほとんど集い、ほとんどの曲を実際に演奏していた。2002,11・・・ずいぶん経つんね。

1. YUMEGIWA LAST BOY/ スーパーカー
2. スプリングスポンサー/ サトル
3. Strobolights/ スーパーカー
4. la peggi/ 石野卓球
5. エデン/ ダブ・スクワッド
6. ライズ/ Sugar Plant
7. ブレークダウン/ MAO
8. ビフォー/ GROUP
9. キャンドビート/ WORLD FAMOUS
10. NO sun/ 砂原良徳
11. Scatterin'Monkey/ ブンブンサテライツ
12. シカボウ/ cicada
13. good timing of world of love song,The/ 砂原良徳
14. エンジェリックバタフライ/ MAO
15. Free Your Soul/ スーパーカー

TBS系 9月23日(祝)21:00~22:54にてTV ON AIR!!!!!


予防の方向性

2004-09-09 23:43:12 | 医学
先日、厚生労働省がホームヘルパー制度の廃止を検討、介護福祉士への一本化という話が産經新聞に載っていた。

現在、在宅や施設で26万人程度が高齢者や障害者の介助に従事、国家資格である介護福祉士の占める割合は1割程度。今後、介護職員の要件を介護福祉士とするのであれば、マンパワーが全く足りないと言うことになる。(導入は2009年かららしい)

一方で高齢者人口は右肩上がり。今のままの体制では介護者が圧倒的に不足する。
2000年度ころから旧厚生省は介護予防のための研究に取り組んでいる。90年代から進んできたゴールドプランは既に発生した虚弱高齢者や障害者へのケアの整備を主眼に進められてきたが、次のステップとして予防にシフトして行くということだ。現在ケアに使っているお金を予防にまわして行くということでもある。

背景としては介護保険行政のひっ迫とホームヘルパーの質の問題、急激な高齢化が上げられるが、要介護者を減少させ、元気高齢者を増やすことで医療保険行政の負担も減るという一挙両得な面もある。数年前からリハビリ関係の学部や養成校が急増したが、認可をおろした背景には上記方針に向けた準備の面もあったのかもしれない。

しかし、薬学部の学部急増(倍増?)はどう説明をつけるんだろうか?6年制になるのは非常に納得が行くのだが。

渋さ知らズ□ EURO shibusa vol.1

2004-09-09 02:20:50 | 音楽
先に購入したCDは他にあるのだけど、ずいぶん前に注文したこのCDが届いたので、渋さ知らズ"EURO shibusa vol.1"を。

渋さ知らズのCDは大きいお店でないとあまり置いていない。FES,特にFUJIに行く人たちには絶大な支持を得ているのに不思議なバンドだといつも思う。そんな渋さのバンマス、不破大輔氏が通販のみで出している「月刊不破大輔」の中から、98年にスイスはチューリッヒでのライブ音源を購入。

月刊不破大輔はインディーズとかそういうレベルを超越している。6曲入りで62分22秒、一曲が長い。その上メディアはCD-Rで表面はカラリオかなにかのプリンターで印刷してある。つまりホントの意味で手づくり。値段は1000円

FUJI ROCK FESのクロージングを飾り、今年のRSRのメインステージでは一般にも良く知られていたり、ミリオン級のバンドが揃う中で一歩も譲らない。そんなバンドのバンマスが出してるCDが下北かどっかのアマチュアバンドのイベントで売ってるような形態で音源を発売されてるのである。

初めて渋さ知らズを聴く人には「渋旗」を今まではお進めしていたのだが、コストパフォーマンスの点、内容のよさで行くと"EURO shibusa vol.1"は非常にパフォーマンスが宜しい。不良中年ここに極まり。

"EURO shibusa vol.1"

M1 アングラーズのテーマ
M2 行方知れズ
M3 すてきち
M4 ぴーちゃん
M5 DADADA
M6 犬姫

↑特にぴーちゃんがよい。

POLYSICS □ POLYSICS OR DIE!!!!

2004-09-07 18:24:58 | 音楽
POLYSICSのベストアルバム。
これからPOLYSICSを聴きたいという人にお勧めのCDだ。

このアルバムの非常によい所は、別にライブアルバムではないのに、ライブの音源を使ってるんじゃないか?と感じさせる所にある。半分以上は既存のアルバムの音源をそのまま使っているにも関わらず。アルバムからのカットと再録音のものを旨く組み合わせることで非常にライブ感を感じさせるものになっている。

しかし、ポリシックスか死か、せまい選択肢だが、ひたちなかでは「HITACHINAKA OR DIE!!!!!!!!!!!!!!!!!!」とえらく狭い選択肢だったらしい。叫んでる様子が目に浮かぶようだ。

ポリはライブが非常によいのでライブにも時折参加しているが、パフォーマンス(ハヤシの)抜きでもポリの音楽はとてもユニークで人疲れした時なんかに聴くと、おばかになれて非常に宜しい。ピコピコしているけど以外と疲れによく効きます。

精神疾患の影響

2004-09-06 02:33:14 | 医学
明日は忙しくなりそうなので今のうちに。

土曜の新聞にメンタルチェックを健康診断の項目に加えて行く方針を厚生労働省が打ち出した。所謂、精神病といった大げさなものでなくとも気分障害や抑鬱状態にある人の率は潜在的には非常に多いと言われている。この動きはは昨今の自殺率の上昇等も当然関与していると思われるが、EBMの点からも非常に納得が行くものだ。

よく心臓病にタバコが良くない、コーヒーも良くないといわれるが鬱も非常に大きな阻害因子になると言う報告があり現在研究が進められてる。他にも整形外科疾患であるとか、回復に当たり本人の積極的なリハビリを必要とする分野では非常に大きな問題となりやすい。

眼科や皮膚科等はわからないが、多くの診療科で治療の妨げとなると考えられ、診療報酬を抑制して健康保険の国庫負担をどうにかして下げたい御国としては、非常に大きな課題だろう。

そんな意図が見え隠れする新聞記事だった。

ONE HITTER!! vol.1 □SHIBUYA AXその2

2004-09-05 10:42:23 | Weblog
4バンドを終えて、早くも足の裏が痛くなりだす。セットチェンジが10分かからず凄く早い。待たされるストレスはないけれど、本当にノンストップ。

THE BAND APART
知り合いの先生が「めちゃくちゃ良いんだよ」と進めてくれたバンド。ROCK IN JAPAN FESでは同時間帯の奥田民生に行っていて聞けなかった。今日のお目当ての一つ。

居た場所がたまたまBASSアンプに近かったこともあって、本当にベースが直線的かつ音の粒がはっきりしている。BASSが脇役になっていないのだ。音は本当にジャズ・フュージョン・ロック等色んな色彩が見えかくれして音楽のタイプは全く違うけれど、BOOM BOOM SATELLITES的な格好良さを感じた。圧倒的な音感、これは確かに屋外のスペースのある所で踊ると最高かもしれない。

しかしこのバンド、BASSの原氏のキャラが濃い。
「後輩の糞バンドが来てるらしいが、2FでVIP気取りか?」と宣ってみたり、イッちまった顔でBASSをひいていたりと、兎に角濃い。

フジファブリック
なんとも穏やかなバンドだ。ボーカルが妙にこぎれいだったり、一風変わった話し方、そして音の感じ等がスネオヘアーを連想させた。このバンドのMCで外が雷雨になっていることを知る。最近の話題から、結構期待して臨んだはずがあまり強い印象がない。

Jackson Vibe
このバンドの前進となったSKA SKA CLUBはお気に入りの一つでRSR2001のオープニングアクトが出会いだった。知っている曲は「朝焼けの旅路」だけだったがずいぶん様変わりしている。正直、私はSKA SKAのほうが好きだ。旨くたとえようがないが、バンプのジュピターを初めて聞いたときの気持ちに近い。天体観測でグッと来て、大きな期待を持ってCDを聞いたが似た曲調の曲ばかりでちょっとすっこける。「朝焼けの旅路」は好きなので今後に期待。

以前は大所帯のバンドで気が付かなかったが、ボーカルのグローバー氏、非常に良いオトコだ。甘いマスク、優し気なまなざし、落ち着きのある声、ついでに頭もよい(東大出身だよねこの人)AXが女子だらけになるのも納得させられた。

そしてトリはHermann H.&The pacemakers
見るたびに音楽以外の要素に大きな期待を抱くバンドで私の中ではそういった点でPOLYSICSと双璧を張るバンドだ。

癖のある独特のボーカルも健在で非常に親しみやすい。1年ぶりに聞いてみて、サウンド面では脱退があった影響はそんなに感じなかった。「東京湾」を聞けなかったのが唯一心残り。
サウンド面では変化がなかったが、大きな変化が一つ。ダンス&コーラス担当のWOLF(パートが"WOLF"訳がわからない)が爽やかになってしまった。江頭ばりの動きとキモさが非常に魅力的だったのだけど、あれでは只のダンサーだよ。ダンスのキレは非常によかったから、たまに「ニタッ」と笑って客を煽っているのを見てちょっと安心?したりした。

WOLF、ハヤシに負けるな!!

全体を通してのベストアクトはTHE BAND APART、次点はO-front
ちっと頑張って欲しいのはJackson Vibe

ONE HITTER!! vol.1 □SHIBUYA AXその1

2004-09-05 00:52:33 | Weblog
総勢8バンドの共演となったONE HITTER!! vol.1に参戦。

時間にゆとりを持って渋谷へ到着。時間があったのでTOWERRECORDを覗いてみる。自宅から一番近いTOWERRECORDでは予約も扱い予定数に達し、今後入荷予定がないと言われた"PIXIES LIVE AT FUJI-ROCK'04"を探してのことだ。地元では完売だったものがレジ前に10個以上置いてある。絶対的な流通量の差を感じながらAXへ。道すがら「気志團ちゃん」ファンの物凄く長い行列を横目に歩く。

今日のイベントはFES以外でこんなに出演者が多いのは初めてで、到着してから改めてビックリする。16:30開演、21:30終演、まさに長丁場だ。運良く最前を取れてしまい、下手に動けず疲れる。ビールも買いに行けず、酒無しでのライブは5年ぶりとなる。

出演者は出演順にO-front,BaseBallBear,SPALTA LOCALS,東京60WATTS,THE BAND APART,フジファブリック,Jackson Vibe,Hermann H.&The Pacemakers、この面子でチケット2500円だから頭が下がる。

まずは0-frontから。
ややバンプ風の歌声に静と動の凄くはっきりしたサウンド。爽やかながら天性と言えるような疾走感があって凄く気持ちが良い。カッコつけた感じでなくごく自然体。これが凄くかっこいい。
世間的には全然無名のバンドだろうし、私自身も名前を聞くのも初めてだった。機材の片づけを自分達でやったり、物販のところで自らチラシを配ったりと「本当にこれからのバンドなんだな」と思わせた。CDを買おうと思って本人達に聞いてみたが今日は扱いがなくタワー等にあるので宜しくと丁寧に言われ、好感度は大だ。

BaseBallBear
ライブ仲間が「NUMBER GIRLのパクりバンド」と日頃言っていて、かえってどんなモンか気になっていたバンド。4曲やったが似ていたのは1曲のみで、「言うほどかな?」と思った。彼等をパクリとするならアジカンもスパルタもパクリと言うことになる。
ただ、同じくNUMの影響を色濃く受けたバンドであるアジカンやスパルタと比べ独自の強烈な個性が少ないのも確か。そんなに盛り上がらなかったせい?か、ギターパートの人が自分のギターを叩き付けてぶっ壊す。後から出てきたバンドにそのことをちくちく取り上げられていた。

SPALTA LOCALS
"東京バレリーナ"からスタート。見るのは去年のCOUNT DOWN JAPAN FES以来だ。相変わらずのキンキン声で祭り囃子に特化したサウンドを叩き付けてくる。ボーカルのぶっ壊れ具合が客をヒートアップさせる。前2バンドは今一つ盛り上がらなかったがようやく温度が上がってくる。それにしても「マイノリティー、マイノリティー、クルクル回るんだ~♪踊ろうぜ~」歌詞のユニークさがたまらなく良いのである。

東京60WATTS
初めて聞く。黄色い声援が飛ぶ、今日は非常に女子率が高いのだがコヤツらの所為でもあるらしい。犯人?はおそらくこのバンドとJacson Vibe,Hermann,フジファブリックとみられる。
ただ、曲は非常に分かりやすい曲でわりと盛り上がる。


ZAZEN BOYS□"ZAZEN BOYS 2"

2004-09-04 02:30:00 | Weblog
9/1発売のアルバムを今日になって入手。
発売日に近隣のCD店に向かうも取り扱っていなかった。

まとめ買いでZAZENN BOYSのほかにPOLISYCSとBjorkのCDも一緒に購入する。噂で9/1と聞いていたSUM41は今月末の発売だった。

まずはZAZENのレビューから。
1stは今も、発表当時も思ったことだけど、向井秀徳の新たな一面と言うか、「NUMBER GIRL以外の要素を濃縮したもの」といった感じだった。

今回は、あえて例えるなら「飲み屋でたまたま食べた旨い雑炊」といった感じだ。具材の大枠はわかるが細かい部分はわからない。でも食べてみるととても美味しい。
このアルバムも私にとっては向井の作品では"sappukei"以来、ガツンときたアルバムだ。1stの流れとNUMBER GIRLの要素を融合させながら、その上で向井のバックグラウンドになっている、彼の好きな音楽を前面に押し出しているように感じる。本当にアルバムに纏りはない。

そんな訳で 感想はここまでにしておく。

明日はONE HITTER vol1にいく。
Jacson Vibe,へルマン、The band apart,スパルタローカルズといった気になる面々が出演予定。