日々の音楽と学習

ライブやCDの感想と医学関係の話題。

ROCK IN JAPAN FES 2006■8/6 その5

2006-08-13 15:38:10 | 音楽
シートに戻り、高揚した気分の中、下妻ビールのピルスとホワイトの2杯を飲み干す。FESもいよいよ終わりかと思うと少し寂しい気分になった。

当初、がらがらだったスタンディングも徐々に人で埋まり、矢沢永吉が始まってしばらくすると満員になっていた。曲は知らないけれど、タオルなげが祭の幕引きにふさわしいのは確かだった。湊屋で夕飯をすまし戻ってきてしばらくすると、「止まらない、HA~HA」が流れ物凄い数のタオルが空をまう。タオル投げ、かなり面白い。何回投げたかわからないくらいだ。

規制退場前に湊屋側からぴょんぴょん橋を避けて、バス乗り場へと向かった。


前日、日立多賀の飲み屋で地元の人と少し話をした。
ドカタの強面おにいちゃんは「倖田來来はでないの?」といったり、地元家族は「今年はサザンはでないの?」といったり普段音楽にふれない人にも地元でROCK IN JAPANはかなり浸透しているようだった。

8/6 my time table
9:30 入場、スポンサ-様アサヒビール
11:00 グループ魂
12:30 ハングリーフィールドでお昼
13:00 DOPING PANDA
14:00 POLYSICS
14:20 アサヒビール再び
15:10 ohanaでウトウトと
16:20 矢野顕子featuringレイハラカミ
17:40 吉井和哉
19:00 下妻ビール エール/ホワイト
19:30 湊屋で御飯、五浦ハムは売切れ
20:00 矢沢栄吉でタオル投げ
23:30 自宅着  

ROCK IN JAPAN FES 2006■8/6 その4

2006-08-13 14:48:00 | 音楽
ROCK IN JAPAN FES 2000

台風の中、実質上の大トリとなり、それ以来FESへ参戦していなかった吉井和哉が盟友菊地英明(ex. THE YELLOW MONKEY)を伴って2006、参戦を決めた。

台風の中、活動停止(実質上の解散)前夜の妙に振り切れたTHE YELLOW MONKEYのステージはそのファンの動静については批判があったものの、当時非常に評価が高く、感動的だった記憶がある。
そんな雨男たちの参戦だったが天気は快晴。あの年、スタンディングゾーンを埋め尽くした観客も後方は人陰まばらで7年の歳月の重さを感じた。

しかし、往年のファンを中心にステージ前方は盛り上がりを見せる。ところどころに矢沢栄吉のために場所とりをするリーゼントや白いスーツ、E.YAZAWAタオルに身を固めた矢沢ファンの姿がみえた。

新曲/シングル曲を織りまぜて、ライブは進む。本当にこの人はライブ巧者だ。徐々に後方から人が増えてくる。わりと静かな曲から徐々にテンポの速い曲へとシフトしていき場の雰囲気も徐々に熱を帯びてくる。それまで腕を組んで微動だにしなかった永ちゃんファンもリズムをとっている。気が付かない内に回りも取り込まれていく。

"ROCK IN ON JAPAN最高です"
と雑誌名の方を言ってしまう吉井和哉。「仕事して大変だけど、週末はリフレッシュしようぜ」と
いう気持ちを込めて送りますと"weekender"歌詞は結構生活の匂いがする。そこから「ありがとう」といったあと"final countdown"少し短い気がしたけれどこれで終わりなのだろうと思っていた。回りも盛り上がり、少々永ちゃんファンは窮屈そうだ。

"final countdown,final countdown,down,down・・・・・・"
終わりと思ったそのとき、信じられない言葉が吉井和哉の口から飛び出した

"LOVE LOVE SHO~W"
回りはまるで爆発するかの如く、人が前に詰まる。悲鳴にもにた歓声と怒号が響く。ただただ感無量だ。まさかこの場所でこの曲を聴けるとは・・・イエモンの曲をやることに対しては色んな見方があると思うけれど、奥田民生や向井秀徳にしたって自分の曲なんだしという姿勢だし良いと思った。カメラが全体を映す。後ろまで人がびっしりだ。

吉井和哉が客にマイクを向ける、自然と大合唱が起きる。随分前の曲なのにみんな歌えるのだ。曲が終わった後、「6年も前なのに、こんなに盛り上がるとは・・・」ともらしていた。それだけみんな待っていたのだ。

ふと横を見ると永ちゃんファンの一団がもみくちゃにされた後で「まいったねこりゃ」といった顔でにが笑いしている。

最後は「オレを育ててくれたrock in on japanと渋谷陽一にささげます」
といってから「バラ色の日々」

2000年、「雨も風も強くて、俺たちもコレと似た状況にいるけど頑張っていこうと思ってます。みんなも頑張っていきましょう」といってはじめた「バラ色の日々」は大合唱の内に幕を閉じた。


<SET LIST>
1.2:新曲2
3:tali
4:call me
5:BEATIFUL
6:weekender
7:finalcount down
8:love love show
9:ばら色の日々 

ROCK IN JAPAN FES 2006■8/6 その3

2006-08-13 00:51:18 | 音楽
シートからohanaを見に歩いていると、LAKEから港カヲルの声が聞こえてくる。足早にLAKEへと向かう。

「私は頼まれなくったって前説しにどこにだって現れるんですから!!」
と水着に浮き輪というなんとも情けない格好でまくし立てている。

「さあ、それでは登場してもらいましょう、大隅健也のお、~のは、黒田アーサーでohaguroです!!」
と呼び出しをかけてohana登場。

さてその後は、ゆっくり座ってみていたのだけれど原田郁子と永積タカシに加えて東京スカパラダイスオーケストラのメンバーがサポートに入っていたりと非常に豪華。ついついウトウトしながら贅沢なひと時を過ごした。ウトウトしながらもこの2人の歌唱力は図抜けているんだなあ。と歌声に浸っていた。


続いて、矢野顕子とレイハラカミ。
全然、人がいない・・・しかし、警備の茨城県警の人はステージを凝視。西日が傾き、さらに暑さをますLAKEステージだったが、感情を込めて歌う矢野顕子と雰囲気はのんびりと一方で手は素早くつまみを廻し音を構築していくレイハラカミ。非常に質の高い音楽を前にただただ立ち尽くす。途中西日が強すぎて、機械のパイロットランプが見えなかったらしく、レイハラカミが矢野顕子に日陰を作ってもらう微笑ましい場面も。

半分ほどでレイハラカミは引っ込んでしまった。
その後は、カバー曲を披露。くるり「バラの花」、エルレガーデン「右手」。原曲とは全く違う矢野顕子流の解釈に聞き惚れる。ひたすら笑顔笑顔。その後のMCで「出演者一覧を見たんですが、初めてお見受けする名前もあったんですね。それでDOPING PANDAというのは名前的に大丈夫なんでしょうか??」と話をしていた。矢野顕子と同世代のバンドで「原爆オナニーズ」なんてもっと問題になりそうな名前もあるわけだし良いのではないでしょうか。

その後、「ごはんができたよ」LAKEが別世界になる。ここは本当にFES会場なのだろうか・・・ほんわかとした空気が辺りを包む。POLYSICSでお祭り会場と化していたLAKEは景色は同じなのにまるで別な場所になってしまった。

最後に先日、喉頭癌で入院が報じられた忌野清志郎と歌っていたという曲を歌って締めた。ライブが終わって出口に向かうとBOOM BOOM SATELLITESの川島隆行らしき人物が関係者口へと消えていった。ほかにも木村カエラが見ていたらしく、バンド関係者の注目は高かったようだ。 

ROCK IN JAPAN FES 2006■8/6 その2

2006-08-12 22:56:56 | 音楽
グループ魂後、ハングリーフィールドで昼食。
スポンサー様アサヒビールと焦がし黒味噌ラーメンを食す。気温はかなり高いのだけれど、木立ちの中でなかなか過ごし易い。程なくして木村カエラの歌声が聞こえてくる。ノンビリ食べていたらDOPING PANDAの10分となっており急いで移動。

LAKEにつくとすでに4曲目らしく、"Hi-Fi"はすでに済んだ後だった。かなりの人の入りですでに入場規制寸前の状態。音はかなり踊れるのだけれど、曲調がパターンが同じような気がしてCDを買おうとかはなかなか思えなかった。

スターはMCで「なぜこんな熱いのにネクタイしているかって、自分がスターだと思ってるやつは今日はネクタイしてくるんだよ」とかかなり自己陶酔の強いことばかり言っていた。本人はforest⇒LAKE⇒GLASSとステップアップを狙っているようだけれど内輪受けも多く、LAKE向けなのかなと思ったりした。

「去年、FORESTに一番人を集めたのはDOPING PANDA、今年、LAKEに一番人を集めるのもDOPING PANDA」といっていたが、確かに私が見た範囲ではLAKEでは人が一番入っていた。

一度シートにもどり水分補給をして再びLAKEへ。
「イエ~!! ラスト11曲!!」
の叫びとともにシーラカンスイズアンドロイドからPOLYSICSのライブが始まる。非常に日差しの強い中、最初からKAJA KAJA GOO⇒URGE ON!という一気に上がる流れでstart。先月のLIVE 721のときと異なり今回は客のテンションが違う。建前上ダイブ禁止となっているRIJFでもダイブがどんどん上がる。スタッフは注意もしていなかった。建前だ。

最初から超ハイペースでの入りとなり、かなり疲れる。その後も1曲ごと程度に会場が沸くタイプの曲が挟みこまれておりまったくクールダウンがないままライブは進行していく。先ほどのDOPING PANDAと異なり、とにかく盛り上げていくという姿勢が前面に打ち出されておりFESでのACTとしてはこちらのほうが私個人としては気に入っている。

ただ、最近のライブはほぼ此のセットリストをベースにしたものになっており、FESなどのお祭りでは盛り上がりを最重視したほうが良いとは思うのだけれど、普段のライブとFESが毎回ほぼ同じセットリストもいかがなものかと思った。

<SET LIST>
1.シーラカンスイズアンドロイド
2.KAJA KAJA GOO
3.URGE ON!
4.DADADADADAA
5.I MY ME MINE
6.LIFE IN YELLOW
7.NEW WAVE JACKET
8.boy's head
9.PEACH PIE ON THE BEACH
10.BABY BIAS
11.Electric surfing GO! GO!

ROCK IN JAPAN FES 2006■8/6 その1

2006-08-12 02:43:36 | 音楽
最終日、この2日間あまり行く機会のなかったglassからstart。まだ永ちゃんファン姿は見られない。まだ渋谷社長の朝礼に出ていなかったので今日はとグループ魂に向かった。

モニターに「朝礼」と文字が出て渋谷社長登場。
この2日間、ごみが少ないこと、猛暑にもかかわらず具合の悪くなる人も少ないことetc.を話し、最後に「最強の飛び道具を用意しました。客を楽しまそうという姿勢は随一です。」と紹介してからグループ魂の呼び込みをかける。

すると、前節担当、港カヲル登場。センターマイクしたの三角コーンには「笑え!」の文字。
金のタイツスーツに回転する角をつけていきなりコールアンドレスポンスで「おっぱい元気!?」つかみはオッケーだ。破壊・暴動・バイト君とメンバーが続々登場し曲が始まる。こんなに大きなステージをこんなに長い時間枠を取ってやるお笑いもなかろう。朝一番とは思えない温まりようだ。

曲ごとに港カヲルが衣装換えをしてpenisジャパンではサッカー日本代表ユニフォームを着てきたり犬の着ぐるみだったり、水着に浮き輪、紋付はかまだったりとみていて本当に面白い。
MCにて私の35人の愛人の内、一番歌がうまくていやらしい娘を連れてきました。と話をした後、ゲストで原田郁子(クラムボン・ohana)が登場。「さくら」でのさくら役。港カヲルや破壊が散々、「いやらしい娘なんですっていって」とか「うまい棒たべたいっていってごらん」とかいじり倒した後、セッション開始。

暴動との息の合い方が面白かった。その後もバイト君をスリッパではたいて、「魂スリッパ」を投げてみたり、本物のバイト(スタッフ)をいじったりとやりたい放題。演奏自体もうまいのだけれど朝からとにかくよく笑った。

ROCK IN JAPAN FES 2006■8/5 その5

2006-08-10 21:17:56 | 音楽
炎上したlakeをあとにこの日初めてglassへとシーサイドとレインで向かう。移動時間が非常にタイトだ。glassへの道と並走して列車は走る。森からはヒダカの声が聞こえる。エルレ後に何とかGALLOWを見ようという人たちが足早にforestへと民族大移動を繰り広げている。

grassにつくとまだ奥田民夫は始まっていなかった。前に行くという仲間と別れ、テントサイトに陣を張る友人の元へと向かう。テントサイトからはステージはまるで見えなかったが音はよく聞こえる。友人と話しながら、「パフィーの曲やってる(渚にまつわるエトセトラ)」「おお、イージューライダーだ」「ユニコーンの曲までやってるよ」とかいいながらライブとはまったく関係のない話をしていた。

最近のFESでは最近の曲ばかりやっていた奥田民夫が過去の名曲を惜しみなく歌い上げていたが不思議とスタンディングに行こうとは思わなかった。場の雰囲気が本当に祝祭空間としてのFESの空気だったからかもしれない。好きな音楽に囲まれ、各々が好きにすごす、この時間帯はFESだからという気負いも、ここは休息しないという考えもなく、本当に好きにすごしていた。実に贅沢だった。

程なくしてスピッツが始まる。スタンディング後方で聞く。
徐々に日が傾く中、新旧織り交ぜた構成。非常にピースフルな雰囲気が広がる。チェリー、魔法の言葉、遠く、8823、メモリーズカスタムなど新旧の著名曲が並ぶ。MCでは「みんな水分とってますか?俺たちは都合上アクエリアスとしかいえません」とか相変わらずのマサムネ節だった。2年ぶりにスピッツを聞いてみて、やはりBASSが素晴らしい。あっという間の50分だった。


その後トンボ帰りでsound of forestへ。
シーサイドトレインからも向井秀徳の声が聞こえてくる。なんとか最後の2曲だけ聴くことができた。ライトアップされた森の中での佇まいはなんとも似合っていて変なオーラを発散していた。

歌っているときはそうでなかったのだけれど、向かいは声がガラガラで酒でも飲みすぎたのだろうか?と思うような声をしていたが非常に上機嫌。LAKE側では3ステージの音が被らないように時間をずらしているのだけれど、それとは関係なく時間は押し、自問自答~Frustration in my bloodの2曲だけでも15分近くを要していたように思う。アンコールでFrustration in my blood


<2日目 My time table>
9:20 入場
9:40 アサヒビールまずは。
11:00 STAN
12:20 NATSUMEN
13:30 シートでブッチャーズ
14:00 the band apart
15:00 アサヒビールを飲む
15:10 BOOM BOOM SATELLITES
16:20 奥田民夫、テントサイトにて
17:40 スピッツ
18:50 向井秀徳(最後の2曲)


ROCK IN JAPAN FES 2006■8/5 その4

2006-08-10 00:25:34 | 音楽
あまり動かないつもりが、音に引きずり込まれてかなり動いてしまったのでシートで休憩をしてから再びLAKEへ。BOOM BOOM SATELLITESに向かった。西日が肌を刺しかなり暑い。アサヒビールを一気に流し込む。

開始前、人はthe band apartの半分程度しかいなかった。まるで2002年の再来だ。2002年は見ているほうとしては楽だったのだけれど、熱のせいか機材の調子もイマイチでブンブンの二人の機嫌もかなり悪いように見えたことがあったのだ。

Macが熱を持たぬよう専用扇風機と銀シートがかぶされるなど準備は万端だ。

そんな心配をよそに始まる直前から五月雨式に人が集まってきた。そんな中、いきなりFES向けの"kick it out"が鳴る。一気にフロアの温度が上がる。CDよりもタメを長くして一気に解放しての爆発力がすざまじい。

どんどん人が他のステージから集まってきてフロアが埋まっていった。曲はほ半分以上"ON"から。最後はひじょうにROCK色の強いghost and shellで締めた。とにかくリズム重視の選曲だ。今のブンブンをたたきつけて客がそれにダンスで答えるそんなコールアンドレスポンスが成立していた。終わってみればバンドアパートとおなじくらい人で埋まり、後ろのほうにはROCK STAR Tシャツの人も見え(誰か分からなかったが)、バンドアパートが渇いた熱なら、ブンブンは熱の塊を打ち込むようなそんなライブ。

裏のエルレガーデンにも行きたかったが、個人的には2004のRSRでのパフォーマンスを凌駕するすばらしいライブだった。

SET LIST
1.kick it out
2.Generator
3.Monent I count
4.GIRL
5.Dive for you
6.Pill
7.ghost and shell

ROCK IN JAPAN FES 2006■8/5 その3

2006-08-10 00:15:03 | 音楽
NATSUMEN後は再び休息。食事をたっぷり取り木陰ですごず。ウトウトしながらも、ブッチャーズ田渕ひさ子の鋭角なギターが耳に入ってくる。これをノンビリ聴きながら次のthe band apartの時間を待つ。

LAKEにつくとすでにかなりの人が集まっている。stage上ではメンバーが自ら音だしを初めていた。やがてスタンディングゾーンがいっぱいになりライブがスタート。

何時もどおりの渇いた熱をおびた音が広がる。非常にカラッとした音。最初はわりと最近の曲や新曲を中心に進んでいく。みな気持ちよさそうに跳ねている。曲の合間にBASSの原がマイクを前に客に睨みを効かせる。

「日差しが強くて、黒いBASSとか置いとくとスゴく熱くなるんですよ。それを持って曲を弾くわけですよ、もう熱中症ですよ」とよく分からない熱中症論を話したあと、それを遮るように10/4に新アルバムが出るという告知があった。

最後の〆はやはり"Eric.W"だった。スタンディングゾーン全体がうねる様に揺れているのがモニター上に映っていた。私は割と後ろのほうで見ていたが非常に満足度の高いライブだった。後に知ったところによると前方では無茶な乗り方をする人も多かったようでそれが嫌だったと言っている人もいた。


ROCK IN JAPAN FES 2006■8/5 その2

2006-08-09 02:03:37 | 音楽
STANから一度シートに戻り、オレンジレンジにいっていた仲間と合流する。音が小さくて今ひとつだった言っていた。仲間は山のようにグッズを手にして帰ってきた。FES袋が真ん丸くなった上に、すでにいくつかは各バンドグッズを身に付けている。いつの段階でグッズにいったやら。

そして、次はNATSUMENへ。
これも噂しか聞いておらず。SET LISTは全て"Endless summer record"からか。CDを思わず買ってしまった。"No End"のFESの、祭りの凱歌を高らかに宣言するような音がLAKE SIDEに響き渡る。

曲の系統は比較的「渋さ知らズ」に近い感じだが、よりロックよりの印象。抑揚のはっきりした音があるかと思えば、一方ではジャムセッション的。"No End"のあとは混沌とした感じからジャムセッション的に進む。keyboardが涼しげな音を奏で非常に夏を感じさせる。

最後はまさにカタルシス。ギターで素振りをしたり、ステージ下に放り投げたりとまさにやりたい放題。こうした今までだったらFRFやRSRでしか見れなかったバンドもRIJFでも見れる状況が生まれつつあることは非常にうれしい。

ROCK IN JAPAN FES 2006■8/5 その1

2006-08-09 01:46:02 | 音楽
朝、ツアーバスで宿から会場に着くとリストバンドゲートは長蛇の列が出来上がっていた。始まる前からたっぷりと汗をかく。

今日も旧たまごの森に陣をかまえ、早速、去年のcountdown japan05/06にも出店していたラーメン店「博多白天」のとんこつラーメンとアサヒビールで腹ごしらえ。朝から木陰でビール。もう贅沢すぎる・・・仲間と乾杯している横ではフジファブリックの音が聞こえてきていた。

少々落ち着いたところでWING TENTへ。あまり人がいない。STANを見に来たのだ。まったく予備知識がない。この日の自分なりのコンセプトは「普段見れないバンドを見に行く」最近ライブに行ったバンドは避けた。

ネットだと非常に風通しも悪く暑いとあったのだけれど、朝一番ということもあってかなり日陰は涼しい。程なくSTAN登場。3人組なのだけれど、とにかく音が分厚い。ギターはディストーションの歪みを前面に出したかと思えば、ソリッドな面が突出していたりと非常に個性的だ。

ヴォーカルは飄々としており艶と日本語の使い方が、タイプは違えどゆらゆら帝国を彷彿とさせた。曲調も変調で定番的な展開が少なくあきが来ない。いい掘り出し物を見つけたような気分だった。終わってみるとフジファブリックから流れてきた人でテント内は埋まっていた。

MCで「おまえらほんとにCD買ったか?それだったら俺らにもっと入ってきてもいいだろ」といったことを言っていた。FESの集客は本当にバブルみたいなものだけれど、確実にSTANという個性的なバンドがいることは広まっていくように感じた。

ROCK IN JAPAN FES 2006■8/4 その5

2006-08-07 22:00:21 | 音楽
エレカシの後、再びDJブースにとんぼ返り。「DJという名の不法集会」ことDJハヤシへ再びシーサイドトレインで移動。エレカシが少々押したこともあって到着したときには半分ほどが過ぎていた。

到着後のSET LIST
・恋をしようよ(ルースターズ)
・ペレストロイカ
・オルガスム(X)
・人生は上々だ(ユニコーン)
・郷ひろみの歌
・風になりたい(THE BOOM)
・シーソーゲーム(Mr.children)
・電気グルーヴの歌
・あのすばらしい愛をもう一度
・Electric Surfing Go! Go!(polysics)

ハヤシは何時もの如く奇声を発し、「人生は上々だ」ではフミがDJと歌の両方を担当した。シーソーゲームで一旦終了も、ハヤシコールで「復活を祝って」と電気グルーヴ。

その後、HIFANAを芝生で転がりながら見る。前方、DJブースのモニターにはまるでピアノを弾くが如く、ものすごいスピードで打ち込みをする手の様子が映っていた。

くるりで8/4の幕を引いたが「バラの花」を聴いて満足。湊屋でたらふくご飯を食してホテルに戻った。

<8/4 MY TIME TABLE>
10:30 RHYMESTER(+Scoobie do)
10:45 到着後、アサヒビール
11:10 シートでDEPAPEPE
11:40 Salyu
13:30 仮眠、湊屋のアナゴ天丼+アサヒビールを食す
14:20 超新塾
14:50 少年ナイフ
16:00 再びアサヒビール投入
16:20 エレファントカシマシ
17:40 DJハヤシ
18:30 HIFANA(湊屋地酒 空をともに)
19:00 くるり(~バラの花まで)
19:40 湊屋で夕食(下妻ビール ピルス)

ROCK IN JAPAN FES 2006■8/4 その4

2006-08-07 18:47:25 | 音楽
2000年以来、毎年GRASSでのアクトを勤めてきたエレファントカシマシが初めてLAKEに登場した。物理的な距離もさながら、ファンが集結していることもあってstandingゾーンの一体感が非常に感じられた。

宮本は髪を切り、妙に爽やかになっていた。何時も通り、「見えますかー」と声を掛け、最初から「地元のダンナ~悲しみの果て」ときて「so many people」周囲の一体感は何なのだろう。なぜか暑さは感じず不思議な空間が広がり、涙ぐみそうになる。

その後も不思議な一体感はさらに密度を増し、「エレファントカシマシで一番売れた曲です。オレこの曲好きなんだよなあ、少し時間は早いですけど」といってから「今宵の月のように」が流れ出す。宮本も非常に気分がよさそうだ。この人はほんとにこのFESが好きなんだろうなと思った。

MCでは「今年の靖国神社公式参拝はもう済ませました」と。

16歳の頃に作った「星の砂」と経て最後に「ガストロンジャー」へ。LAKEを包む大合唱。宮本の煽りの元に決起の叫びが響く。あとに「DJという名の不法集会」が控えていたが、雰囲気はこちらのほうがより不法集会な感があった。

ROCK IN JAPAN FES 2006■8/4 その3

2006-08-07 15:34:01 | 音楽
Salyuのあと、森の中のシートで再びアサヒビールを取る。
朝からの移動で疲労も来ていたのでシートでウトウトと。SOUND OF FORESTからライブの音が聞こえてくる。GRASSのシートゾーンと違い非常に快適。一眠りし、仲間が買ってきてくれた湊屋のアナゴ天丼を食しDJブースへ、シーサイイドトレインでぴょんぴょん橋前へ。今年は湊屋を抜けてDJブースまで近道ができた。

DJブースに着くとすでに黒だかりになっている。TAICHI MASTERのゲストにライムスターの歌丸がきていた。「いつでもオレがKINGだぜ!!」と相変わらず。着いて5分もせずTAICHI MASTERは終了し、お笑いステージが始まった。

テレビで「超新塾」をみて今回のステージを軸に8/4のスケジュールを組んだ。横浜銀蝿とギターウルフを足して2で割ったような外見。ボケ役の4人と突っ込み役1人の5人で、一種乱れぬネタのコンビネーションが本当に面白い。リーダーが投げかけをして皆が「なに!!」と声を揃えて言うのが最高。
ネタの最後に身長が150cmくらいの新塾タイガーと180cm超の新塾イーグルが正座すると座高が同じというネタも有り、一発芸なのだけれどROCK FESだということを忘れてしまいそうになった。MCで新塾イーグルが「この後、エレカシと平井堅どちらに行くか迷っているいる」と言っていたが、エレカシ終演後、後方でビールを飲みながら他のメンバーと拍手をしていた。


その後、お笑いステージではザブングルも出てきたのだが、急いで移動し、少年ナイフへ。シーサイドトレイン大活躍だ。着くとすでにライブは始まっていたが・・・客は少ない。人数的にはWING TENTでも収まるのではというくらい。

3日間を通じて、以前から頑張ってきているバンドが動員面で苦戦しているようだった。客層の問題もあろうが、矢野顕子にしても、少年ナイフにしても勿体ないなと思った。

昨年末のCDJ05/06で聴いて以来、気に入っているのだがやはり聴いていても本当に歌詞が素朴。そのあたりも海外で受けたのだろうか。

A rubber band is rubber circle.だもの。
=輪ゴムはゴムのわっか。内容は指でっぽうで悪者をやっつける・・・
なかなかこういう歌詞をかく人は日本にはいない。結構恋か難しい内容の歌詞は多いけれど。今回はやったかやらないか"sushi bar song"とか。

寒客の様子見の感じとヒートアップしてかやや暴走気味にマイクに頭ぶつけたりしているステージ上との温度差は否めなかった。シメにKISSのジーンシモンズが"shout it loud"の決まり文句で言う"You got the best,~bang the world.KISS!!!!"をもじって曲を始めたのだけれど、客は一部しか反応せず・・・そりゃ、高校生とか大学生は知らないよ。イエモンが流行って頃ならいさ知らず。

少々、時の流れを実感した瞬間だった。

ROCK IN JAPAN FES 2006■8/4 その2

2006-08-07 11:05:58 | 音楽
シートの設営後、再びLAKEへSalyuに向かった。
程なくしてSalyuが登場したが髪型が・・・志村けんが以前やっていた「ばかとの」のちょんまげのようだった。去年といい、微妙な格好がおおいのか?

正午前、日もドンドン上がっていくがLAKEには風が吹き、焼けたコンクリの上のはずが比較的涼しくトンボも舞っている。そんな中を圧倒的な声量で歌い上げていく。昨年は森に助けられたところもあったと思ったのだけれど、環境は関係なかった。

「夜光虫」をアコースティックで奏でる。真っ青な空の下、時折吹く涼しい風に乗せて歌声が染みとおっていく。盛り上がる瞬間もそうだけれど、こうした瞬間に「ああ今年もここに来れた」という実感がわく。

続いて"Tower"~"TO U"その歌唱力に圧倒されて、ただただ聴く。何度も空を見上げた。晴天の下のsalyuは本当にすばらしい。「今日はmr. childrenの桜井さんはいませんけど」と"TO U"が最後の曲となった。今年はいわゆる著名なバンドの数が少ないことでいろいろと意見が出ているが、比較的ノージャンルになりつつある今の状況は嫌いではない。


ROCK IN JAPAN FES 2006■8/4 その1

2006-08-07 10:02:02 | 音楽
前日の準備もできずに当日早朝を迎えた。
朝4時。
かなり早く起きたつもりも準備はぎりぎりとなり、ツアーバスに乗ったのは7:30過ぎだった。日差しはすでに肌を刺し、バスの窓から差し込む。バスのテレビには2005年のダイジェスト映像。否応なく高揚感を掻き立てられる。ネットでは渋滞の情報が流れ、開始に間に合わないかと少々気を揉みながらもLAKE STAGE開始の10:30に翼のゲートに到着。

バスを降りてまもなく、ライムスターの音が流れ出す。仲間は足早に音のほうに向かっていく。私はこの日病み上がりだったのでゆっくりとLAKEへと向かった。足元から響くBASSと日差しが今年も帰ってきたなあと非常に感慨深い。

まずはスポンサー様のビールを買い、仲間の下へ。まだ到着していない人も多いのかPA横のスペースは空いていた。前日、スクービードゥのモビーのホームページに「明日の朝、ひたちなかにいく」といったことが書いてあると聞いていた。

ライムスターの盟友、スクービードゥが出てくるのではという期待感を持ちながら待っていると歌丸が呼び込みをかける。「スクービードゥ3/4!!」3/4??ボーカルの小山がいない。「音楽はすばらしい」を筆頭にセッション的に曲が進む。

CDで聞くライムスターにはないファンク色を帯びた音を楽しんでいると、十分暖めてからか小山シュウが登場。いつもの白いスーツ。ファンク色全開に全体の半分程度はただのゲストではなく、ライムスター+スクービードゥというジョイントコンサートの様を呈していた。ライムスター+スクービードゥのコールアンドレスポンスで幕を閉じた。


その後、旧たまごの森へ。そこに陣を構える。近くにはsound of forestがあり、シートから音がよく聞こえる。シートをひいているとDEPAPEPEの曲名は分からないけれど有名な曲が聞こえてくる。木立ちの中、非常に心地よい。MCも聞こえてきたがなんだかお笑いの語りのようで意外な感じがした。