日々の音楽と学習

ライブやCDの感想と医学関係の話題。

SUMMER SONIC 05□8/14 その4

2005-08-21 22:06:04 | 音楽
アジカンが終わり、人の流れに逆らうようにメッセに向かう。KASABIAN~weezer,oasisの流れは人が動かないのは覚悟の上で、メッセに着くと人はさほど多くなく、実に快適な空間となっていた。

当初、SPECIAL BEATを見るために移動したのだが、マウンテンの前半でキャンセルが出た関係でタイムテーブルが前倒しになっていた。その関係で運良くPUBLIC ENEMYを見ることが出来た。まず到着後、お腹も空いていたので大分前に「ガチンコ ラーメン道」の企画から出来たお店「道」が出店していたのでラーメンを食べる。メッセのなかはかなり冷房が効いているので実に美味しい。ちょうど食べ終わろうかというときにPUBLIC ENEMYがスタート。

直前で一人メンバーがキャンセルになったらしいがよくわからない。3MC、Gr.,Bass,Dr,DJ+SEQRITY&DANCERで計9人。SEQRITY&DANCERは只のダンサーかと思ったらメンバー紹介でSEQRITYもしていることが分かった。小柄らしき物をもって実に単純な動作の繰り返しをしているのだけれど、その雰囲気がなんともカッコイイ。
PUBLIC ENEMYは社会風刺をきっちりやっているバンドと聞いてはいたが如何せん歌詞は聞き取れない。MCのなかで「(黒人?有色人種?だというだけで)アメリカには無実の罪で拘留される人が大勢いる。それがアメリカの現実だ」といったことを言っていた。
3MCもかなり格好よかったが、それ以上にDJ LAWがかっこ良かった。恐ろしく早いDJプレイを見せつける。あんな早いDJは初めて見た。

続いてSPECIAL BEAT、1970年代後半~1980年代前半に掛けて活躍したSKAバンドThe Specials,English Beatのメンバーを中心に構成されている。何処かで聴いたことのある曲が良く流れる。とにかく踊れる。ロックステージの人口密度はさほど高くないが皆広めにスペースを取り踊っているので後ろまで。東京スカパラダイスオーケストラとかがライブ中やっていることを、そのまま再現したかのようにやっていて、「こちらが元祖なんだよな」ということをすっかり忘れてしまっていた。元々SKA系は好きなので本当に楽しんだ。8/14で一番動いたのはSPECIAL BEAT。

その後、oasisも入場規制で入れるだろうか心配になり席に戻ったがweezerから殆ど人は動かない。しょうがないので席に座って見たが、急激な眠気に襲われ、半分寝ている状態で聴く。多くが最新アルバムからだったが,"MORNING GLORY"の曲を混ぜてきたり思ったより偏りが無い。結局、最も楽しみにしていたバンドは遠くからとなってしまったが、新たな発見の連続が今年のサマソニだった。

SUMMER SONIC 05□8/14 その3

2005-08-19 00:01:31 | 音楽
ちょっとしたブレイクタイムも過ぎ、the ordinary boysを見に初めてマリンのスタンディングゾーンに足を踏み入れる。前方は散水がされていて案外と涼しい。右手のサインのあたりはさして混雑しておらず、楽に前方までいける。印象としては以外と人が少ない。

the ordinary boysはラジオの夏FES特集というコーナーで良くかかっていた。それだけに耳に馴染んだ曲も多いが曲名は良くわからない。今回は"over the counter culture"がメインで、1曲目もaアルバムと同じだった。物凄く盛り上がるわけでも、鳥肌が立つわけでも無いが、実に楽しい。伝統的なロックンロールの流れというか、非常に耳に馴染む。

Vo.が一生懸命日本語で話しているのが印象的だった。「一緒に歌って」「跳ねろ」「ありがとうございます」等など。きちんとその場にあった言葉のチョイスがなされている。結構練習したんだろうなというのが分かって、微笑ましかった。今回は"maybe someday"が聴けたのでとりあえず満足。

その後、アジアンカンフージェネレーションへと流れる。
とりあえず、ROCK IN JAPAN FESで割れた眼鏡は直ったか、別のものか、とにかく割れていなかった。アジカンに関してはヒット曲のオンパレード。それなりにそれなりに。とにかくライブ中、気になって仕方が無かったのが、隣の女の子の馬鹿ノリ。しかも、ノリが独特すぎて、回りと全く馴染まないのが面白かった。右ストレートがいつ私に当たるか心配だったけれど。当人は非常に楽しそうで良いのだけれど、普段は凄く真面目っぽい感じの外見なのでそれがまた面白い。踊る秋葉系といった感じか。

アジカン後は再びメッセに移動。

SUMMER SONIC 05□8/14 その2

2005-08-17 03:19:16 | 音楽
BILLY TALENT後、仲間が見てみたいという要望でNBAのコーナーに向かう。3 on 3をやったりしているがリストバンドをしているわけでは無く、別個に大会が開かれているような印象。どれぐらい垂直とびが出来るかというアトラクションがあったり、まあまあといったところ。その仲間いわくNBAの選手はいないけれど、日本のリーグの選手がいたといっていた。

マリンに帰る途中で、Pual Smithでタオルを買い、サマソニとのコラボトートバックも貰う。仲間の勧めで食べた千葉名産のピーナッツを使ったアイスは冷たいピーナッツバターといった感じで、なかなか強烈な個性を発揮していた。

帰る途中、倭製ジェロニモ&ラブゲリラエクスペリエンスが演奏をやっているのを見かけたのでちょっと立ち止まる。ホーン隊がいて、お祭りな感じで実に場の雰囲気をFESに変えていくのに一役かっている印象。写真はそのときのもの。

そんなこんなで再び強烈な日射しの元、マリンステージに戻る。すっかり移動疲れしてしまい、台湾屋台で買った餃子と炒飯をオーガニックビールとともに食す。ちょうど食べ終わった頃、YELLOW CARDが始まった。YELLOW CARDといえばバクテンするバイオリンがいるバンド。

以前聴いたときはやや不完全燃焼な感じを受けたが、今回はかなり勢いがある。やはりバイオリンの動きに眼が行く。御飯も食べ、日向で揺れ・少々居眠りをしながら過ごす。音楽を聴きながら睡魔を楽しむとはなんて贅沢なんだろう。

SUMMER SONIC 05□8/14 その1

2005-08-16 00:43:48 | 音楽
前日の入場規制のことなどを仲間から聴いて、毎年何も問題点が改善されないなと、少々辟易しながらも海浜幕張に向かう。前回(2003)は見たいバンドがマリンに集中していて結局、球場を出ずにサマソニは終わってしまった。今年は行ったり来たりと非常に忙しくなった。

まずはスタンドに居場所を確保して、一息ついた後幕張メッセに向かう。一緒に行ったのが地元民で変な裏道を知っていて移動がスムース。なかに入ってみて、CDJと空間の使い方がそっくりなことに気が付いた。相当参考にしたんだろうか。メッセがこんなに快適とは意外。今回は色々視聴もしてみていいなと思ったバンドに向かう。まずはマウンテンステージへ。元バスデッドのメンバーが率いるFIGHTSTARを見にいく。

まだミニアルバム1枚しか音源がないというのに、かなりの盛り上がりを見せる。リードボーカルの声とサブとの掛け合いが実に綺麗なハーモニー、哀愁の漂うギターにゴリゴリのベース&ドラムライン。色んな意味で実に男っぽいバンド。事前に聴いていた"paint your target"が凄くカッコよかった。とりあえずミニアルバムを買いに行く予定。

11:30を回り、ロックステージでBILLY TALENTが始まるため移動。端から端なので結構歩く。途中、今回の楽しみの一つでもある"Paul Smith"ブースの場所を確認しながらロックステージの前に立つと、なかからまるで筋肉少女隊時代の大槻ケンジのような奇声が聴こえてくる。着いた時に鳴っていたのが"TRY HONESTY"が流れていた。

試聴段階ではこんなにかん高い声だと気が付かなかった。とにかくシャウトする。メロディアスなギターラインにシャウト。全然似てはいないのだけれど、初期のNUMBER GIRLを思い出した。カナダではかなり人気のあるバンドらしいのだけれどかなり空いている。今回は日本での知名度の差が出た感じ。同じ時間帯にCAESARSが控えていた。iPODのCMに使われていた曲"Jark it out"で有名になった関係上、人がそっちに行っていたのかもしれない、

ROCK IN JAPAN FES 2005□8/7 その6

2005-08-11 00:55:13 | 音楽
後ろで「東風」が鳴っているとも知れず、足早に森へと向かう。看板が見えた思ったそのとき、その奥からピコピコした音が聴こえはじめた。皆走る。到着すると既にかなりの人の入りで、そこにPOLYSICSが登場。

「残りラスト9曲!!ひたちなか OR DIE!!!!!!!!!!!!」
というハヤシのシャウトで幕開け。結局、アンコール込み11曲だった。いきなり"URGE ON!"から、最初から飛ばしていく。構成は年末のCOUNTDOWN JAPAN04/05のときに近い感じ。皆実に楽しそう、普段のPOLYSICSのライブも楽しいが、FESではやはり開放度が違うこともあり段違いに楽しい。
それに引っ張られる形か、ハヤシの表情も明らかに普段と異なる。実に楽しそう。曲の構成は新旧織りまぜて、片寄りのない構成。

今回ハヤシは、いつものようなわけの分からない話をしないで、比較的まともな話をしていた。かと思えば観客席にDEVOギターごとダイブしてみたり異様なテンション。今回残念だったのは、近年名物となった音の出るピコピコハンマーが無くなってしまったこと。あれは大好きでピコピコハンマーにエフェクターをつけるセンスに脱帽。

森の終演後、ビールを呑みながらゆっくりグラスへ戻る。既にサザンオールスターズは半分ほどが終了していた。しかし、大衆音楽の、誰もが知っている曲の強みは凄い。否応無しに踊れてしまい、そしてかなり楽しい。普段聞かないし/好きでも無いけれど。POPの王様としての鳴っている
グラスは後ろまで皆立って、各々好きなように踊っている。ミリオンアーティストで居続けることの凄まじさをライブから感じた気がした。

セットリスト
1. サニーマスター
2. URGE ON!
3. NEW WAVE JACKET
4. ピーチパイ・オン・ザ・ビーチ
5. サイコサイコさん
6. シーラカンス イズ アンドロイド
7. Baby BIAS
8. カジャカジャグー
9. go ahead now!
10. BUGGIE TECHINICA
EN-1 BLACK OUT FALL OUT

ROCK IN JAPAN FES 2005□8/7 その5

2005-08-11 00:16:03 | 音楽
民生の後、当初DEPAPEPEに行こうと思っていたのだけど移動疲れしてしまってそんな気も起きずシートでぼんやりする。かといってアジカンは来週見れるので、特に行く気にならず、約一名拉致して猫ひろしを見にパフォーマンスをやっているDJブースへ。

「アジカンに行かなくて良いんですか!?本当に馬鹿ばっかりです!!」そう、その通りだと思う。ロックフェスですよ、皆さん。

ポカスカジャン/猫ひろし/梅垣義明とワハハ本舗の面々。ネタ的には「まめ大将」こと梅垣義明が一番面白かった。シモネタ&肉体芸なのだけど、面白い。いったいあのおむつは何リットルの酒が入ってるんだろうという位呑ましていた。「ロクデナシ~ロクデナシ~」というキャッチフレーズ?もかなり面白かった。生お笑いは初めてだったけど実に良いです。

そんなこんなで、その後フラフラしてシートに戻ると、そんなに間がなく坂本龍一が始まる。ツアーメンバーで固めた面子、そのなかに小山田圭吾の姿も。贅沢なステージ。次にPOLYSICSが控えており、移動する関係もあり一番森側のスタンディングゾーンで聴く。17:40から開始、リミットは18:15。はたしてその間に「東風」をやってくれるか否か、非常に気になる。

最初に鳴ったのはYMO時代の名曲"Behind the Mask"そして、それに続いて、「戦場のメリークリスマス」の主題曲"Merry Christmas Mr.Lawrence"、もうこれは後半まで「東風」出てこない構成だなと少々、迷いが生じる。

「戦場のメリークリスマス」実際、ひたちなかにいた大勢を占める20台前半~半ばの人たちのどれほどが眼にしたことがあるのだろうか。坂本龍一が音楽を担当し、役者としても出演。共演者は若き日のDAVID BOWIE、ビートたけし、ジョニー大倉。物凄い面子だ。一度見て欲しい。

その後も有名曲を織りまぜつつ、ライブは進行していき、残された時間も少なくなっていく。坂本龍一と小山田圭吾の掛け合いがとにかくカッコイイ。この洗練され具合はなんなのだろう。後ろ髪を引かれる思いで森へと向かった。終演後、仲間から「こんな曲もやったよ~」という音真似は「東風」以外の何ものでもなかった。たいそう凹んだ。

セットリスト
1. Behind the Mask
2. Merry Christmas Mr.Lawrence
3. Undercooled
4. Riot in Lagos
5. Rain (from The Last Emperor)
6. Coro
7. The End of Europe ←ここで移動
8. Tong Poo
9. World Citizen
10. Dead Girl(死んだ女の子) w/元ちとせ

ROCK IN JAPAN FES 2005□8/7 その4

2005-08-09 23:19:27 | 音楽
マボロシを半分ほど切り上げて、再びシーサイドトレインに乗り込みグラスへと向かう。結局、これが今年最後のシーサイドトレインとなってしまった。シートに戻って、温くなった水を口にする。そろそろかとスタンディング前方へと進む。結構前までいける。本当の中央の前列以外はFESの場合なんとかなるものだ。

程なくして、民生登場。構成は殆ど"LION"以降の曲で占められていた。民生の良いところは何をやってもとりあえずは許されてしまうところで、今回は所謂、ヒット曲は殆どやらずに最近の曲で構成されていた。ちょっと前の曲は"E"から「哀愁の金曜日」のみ。

民生に関しては書けることが少ない。あまりに奥田民生然としており、それ以外の表現が出てこないのだ。相変わらずの"JAPA~N!!!"を連発し、8/6、7の合計で10回以上は言ってるんじゃないだろうか"JAPA~N!!!"

今回はゲストに木村カエラが出てきて、「リルラ リルハ」を歌ったのだけど、唯一の持ち歌の歌詞を間違えていたのはちと面白かった。それほど緊張してたのか?その木村カエラ、なんだかモヒカンのような髪型にしていた。サイドを刈り上げてそこだけ黄色く染めて。

来週のサマーソニックはアジカンと木村カエラの時間がかぶるのだが、カエラは今回見れたので心置きなくアジカンを迎えられそう。

セットリスト 
1. ギブミークッキー
2. 快楽ギター
3. サウンド・オブ・ミュージック
4. 細胞
5. 海の中へ
6. リルラ リルハ
7. Tripper
8. プライマル
9. 哀愁の金曜日
10. 船に乗る


ROCK IN JAPAN FES 2005□8/7 その3

2005-08-09 22:35:35 | 音楽
思ったより早めにレイクに着いてしまったので、ゆっくり御飯を食べる。レイクステージ後方の日よけの下ですっかり根っこが生えてしまい仲間たちが、スタンディングゾーンに移った後も座ってマボロシを聴いていた。

凄く暑そうな日射しの下、その暑さに負けずオーディエンスのレスポンスは熱を帯び、マボロシは「暑い日のカレーも旨いもんだ」とカレーばかり出している。あとで聴いたところで一皿だけ冷やし中華が出たらしいが、あの時間のレイク、カレーが一番似合うのだ。きっと。

曲名は忘れたが、「廻れ~廻れ~廻れ~」という実にノリのいい歌詞にあわせて、みんなでタオルを廻している光景は何というか、美しかった。なんと言うか、バンドへの愛情に満ちていて、さらにそのhappinessが周りにおすそ分けされている状態。タオルもグッズで統一されているわけでなく(この日、マボロシは物販自体がなかった)、公式グッズあり、POLYSWEATありと多彩でバックグラウンドの違う人たちが同じ場で同じように楽しんでいる光景は見ているだけで「ああ、FESだなあ」と思わせるに十分なものがあった。

この曲の後、MCがたくさん出てきたところで奥田民生の時間にあわせてレイクを後にした。一歩引いてみて良さが分かるということもある。黄色い声がたくさんというのだけは馴染めなかったけれど。

ROCK IN JAPAN FES 2005□8/7 その2

2005-08-08 23:17:01 | 音楽
昨年のRIJ FES、COUNTDOWNとも最近の曲で固め、客と対峙する形で戦いを繰り広げたエレファントカシマシの、宮本の態度が一変した。とにかくフレンドリー。一曲目は「生命賛歌」から始まりいつも通りの流れと思いきや、90年代後半の代表曲のオンパレードとなった。

メンバーに対しても何時になく当たりがソフト。何となく、わざわざROCK IN JAPANでの音源を集めた「日本 夏」を出した理由が分かった気がした。わざわざその曲がどんな曲なのかいちいちコメントを付けながらライブは進行していく。去年と全く同じように真っ青な空の下、語り掛けるように「風に吹かれて」~「悲しみの果て」が流れ、盛夏の空気が当たりを包む。どうしてエレカシの曲は周りの空気を替えてしまうのだろう。FESの魔力か、エレカシのポテンシャルか。

そして、「今の道徳とか、そういうのはどうなんだろうって気持ちを歌った曲です」と宮本が言って、まさかこの場で聴けると思っていなかった「昔の侍」が流れる。あたりが静寂に包まれ、じっと聞き惚れる。そこには夏の空気もなく、ただ、宮本の声だけがとうとうと流れ、某かの感情の起伏も起きないようななんともいえない空気に包まれた。終わった後にはただ拍手だけが響いていた。

最後の曲で再び、現在の流れに戻って「ガストロンジャー」が鳴ったとき、仲間から連絡が入る。なんでもキャンセルになったスネオへアーの枠の時間に何か準備をしている、もしかしたゲリラ的に何かあるかもということで「ガストロンジャー」を聴きながらレイクへと移動。結局はマボロシの準備を前倒しでしていただけだったが、こういうのもFESの楽しみだったりする。

セットリスト
1. 生命賛歌
2. デーデ
3. 風に吹かれて
4. 悲しみの果て
5. 今宵の月のように
6. 人生の午後に(新曲)
7. 昔の侍
8. 珍奇男
9. 四月の風
10. ガストロンジャー

ROCK IN JAPAN FES 2005□8/7 その1

2005-08-08 21:56:25 | 音楽
前日夜は水戸に宿を取り、ゆっくり朝も寝て万全の態勢で最終日に望む。勝田と違って、水戸からの便は乗る人も少なく、ゆったりと座って会場入り。

今日は圧倒的に当日券の列が長い。それを横目にまず、グラスステージに居場所を確保しにいく。歩いていても、明らかにサザン目当てなんだなと分かる人が多い。さてFES慣れしていない人の率が一気に増す今日、どの程度の影響が出るのか当初不安もあったが自分のところに目だった実害はなかった。

徐々に仲間も揃いだし、今日もシーサイドトレインにてレイクステージへ。ストレイテナーは有名な曲をCSで少々見たことがある程度で、知っているのはZAZEN BOYSにも籍を置く「町田のヤンキー」ことストレイテナーではヒナッチのみ。ZAZENでは「ヤンキー!!」と野太い声が掛かるのに対し、ストレイテナーでは黄色い声が圧倒的に多い。その時点でビックリ。バンドによって同じ人なのにずいぶんファン層が違う。会場内でもその後、結構「HINANNCHI」T-シャツの人を見かけた。例外なく着ているのは女の子だった。

そして、同じベースというパートなのにplayの差も大きくてビックリ。ストレイテナ-ではゴリ押しな、真っすぐなベースライン。ZAZENでは一つ一つのリフが切れ味鋭く、非常に抑揚がはっきりしている。こんなに引き出しがあるんだなあとかなり関心した。あとはこの間CDを買ったTHE PREDATORSにも参加しているドラムのナカヤマシンペイ。この人は逆にどのバンドだからというのはなく粒のはっきりしたビートを刻んでいる。ストレイテナーのサイドワークから入って、ストレイテナーを見るのもまた楽しかった。

Jackson vibeをみるという仲間と別れ、エレファントカシマシに向かう道すがら、RADWIMPSを覗く。何となくお腹も空いていたので裏手にある湊屋で、手打ちそばときゅうりを買って食べながら見ていた。一曲だけ何処で聴いたか知っている曲があって、後で公式で見てみると曲名が「へっくしゅん」。全員19歳という彼等、後から知ったけれど話のたどたどしさは致し方ないところか。

セットリスト
1. TRAVELING GARGOYLE
2. MOTIONS
3. PLAY THE STAR GUITAR
4. 泳ぐ鳥
5. THE REMAINS
6. REMINDER
7. MAGIC WORDS
8. ROCKSTEADY
9. KILLER TUNE
10. DISCOGRAPHY


ROCK IN JAPAN FES 2005□8/6 その7

2005-08-08 21:33:23 | 音楽
すでに陽が落ちたLAKE STAGE、Mr.Childrenの裏となったにもかかわらず、結構たくさんの人がいる。おそらく一見さんは殆どグラスに行ってしまい、残るは普段からライブに行っている人ばかりか。ZAZEN BOYSが現れたときの反応から、そんな空気が読み取れた。

ライブはいつも通り、圧倒的なグルーヴ感を伴って進む。ライブハウスとは違った環境の中、それでも鳴っている音は変わらずに、the band apartとは対照的に音の集約点を実に明確にしながら、客の温度もどんどん上がっていく。

"cold beat"ではわざと一度音を止めて、遠く離れたグラスステージから聴こえてくるMr.Childrenの音をわざわざ客に聞かせ「cold beatが聴こえてくる、何処からとも鳴るcold beat」とあえて、裏であることを利用するところ、向井らしいといえば向井らしい。グラスの音がレイクまで聴こえたのは初めて。全ての音を止めると聴こえてくるようだ。常にどこかで音楽が流れるFESではなかなか無い瞬間だったのかもしれない。

そして、アンコール前の「自問自答」で向井が珍しく、音楽の中にメッセージ性を込めてきた。広島と長崎の原爆投下時間を歌詞の中に入れてきた。その瞬間まで知識として持ってはいても、今日この日はFESで、広島の原爆記念日であるということを直視してはいなかった。向井はあえて直視していないことを気が付かせたかったのか、真意はわからない。

アンコールはもはや封印されたと思っていた「半透明少女関係」、客の反応も凄い。ZAZEN BOYSの曲の中でも、NUMBER GIRL色の強いものはアヒト脱退後、完全に封印され、既存の曲も大きくリアレンジされているだけに本当にビックリ。その衝撃度は一昨年のSUMMER SONICでRADIO HEADが"CREEP"をやったときの衝撃に近いものがあった。FESという場だからやったのかどうかは8/28の日比谷野音で確認してきたい。

翌日、会場内で聴いた話で終演後、向井は物販ブースに座り、グッズを買った人にその場でサインをしていたらしい。昼間にT-シャツを買わなければ・・・と翌日じたんだを踏んだ。

セットリスト
1. 開戦前夜
2. USODARAKE
3. HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
4. MABOROSHI IN MY BLOOD
5. IKASAMA LOVE
6. SEKARASIKA
7. KIMOCHI
8. COLD BEAT
9. CRAZY DAYS CRAZY FEELING
10. 自問自答
EN-1 半透明少女関係

<8/6 マイスケジュール>
11:30 列車事故のため、遅れて会場入り
11:45 BAZRA
12:30 パキスタン料理 カレーパスタ
13:00 椿屋四重奏
13:40 salyu
14:30 森で涼む、下妻ビール/芋アイスキャンディー
15:20 the band apart
16:00 マンゴーかき氷を食べながら移動
16:15 DOPING PANDA
17:40 SINGER SONGER
18:00 RYUKYUDISKO
18:30 シーサイドトレインでビール
18:50 ZAZEN BOYS
20:00 湊屋で晩御飯


ROCK IN JAPAN FES 2005□8/6 その6

2005-08-08 20:56:55 | 音楽
「初花凛々」~MCを聴いていると、後方DJブースからブレイクビーツが聴こえてくる。18:00をまわりRYUKYUDISKOが始まっていた。まあ、「初花凛々」も聴いたし、もう良いだろうということで足早にDJブースへ移動。今日はDOPING PANDA~RYUKYUDISKOまで4バンド、ずっとザッピングできちんと最初から最後まで聴いていない。移動を考えるとどうしてもそうなってしまいFESの頭のイタイところでもあり、楽しみでもある部分。

RYUKYUDISKOはオレンジレンジの誰だかのお兄さんがやってるということで、以前テレビで取り上げられていた。聴いてみて明らかにROCK IN JAPANに出ている他のバンドと手合いが違う。今年のWIRE05とかRISING SUNにでるらしいが、明らかにそちらより。それだけにこういう人が出てくれて、聴く機会があるというのは嬉しい。

琉球民謡やその楽器の音を取り込んで、サンプラーでブレイクビーツと組み合わせる。やっていることは意外とシンプルなのでけど、音は非常にかっこいい。否応無しにフロアが揺れる。外を見ると続々と人が集まってくる。SINGER SONGERを見終わった人が来ているのだろう。皆、ミスチルに行かなくて良いのか??
EZO、MOON CIRCUSのLOOPA NIGHTにも出演が決まっているが凄いことになりそうだ。本当に今回はついていた、おそらくMOON CIRCUSでは人が多すぎてあまり前に行くことができないだろうから。
あと、DJブースにいた人にも傾向があって、2、3日券のリストバンドをしている人が凄く多かったのが印象的。ここからEZOに転戦する人も多そう。

仲間から電話が入り、移動時間一杯となる。後ろ髪を引かれる思いでレイクステージへ。本日のトリZAZEN BOYSへシーサイドトレインで向かう。電車(バス?)で風に吹かれながら飲んだビールが凄く美味しかった。

ROCK IN JAPAN FES 2005□8/6 その5

2005-08-08 19:32:19 | 音楽
the band apartが終わり、今回はお酒でなく、かき氷を購入。マンゴーとナタデココが乗っかったやつ。これを湊屋近辺で食していると、非常にアップテンポな曲が森の方から流れてくる。仲間と顔を見合わせthe band has no nameをほっぽって森へと向かう。

先ほどまで、salyuが自然まで味方に付けていたステージは、DOPING PANDAの演奏で一転DJブースのようになっていた。アップテンポな曲で揺れていると、"I love you,you you・・・"と3ピースバンドでどうしてこんな音が出るんだろうという位ダンサブルな曲が始まる。前方は跳ね回って、えらい盛り上がり様。帰宅後、曲名を調べたら"Hi-Fi"という曲だった。こういうふらっと寄って、いい曲が聴けるとほんとに特をした気分になる。グラスに戻り、シートでthe band has no nameを聴いたがいま一つでブレイクタイムと化してしまった。

その後だらだらしていると、SINGER SONGERが始まった。今日はまだグラスのスタンディングゾーンに足を入れていないので中段ほどまで進んで見る。Coccoはあいかわらず持ち前の声量を発揮していたが、なんだか以前のCoccoらしさが無いというか「すごく歌がうまい人」という印象になってしまった。特にMCもなく良くラジオなどでも掛かっていた「初花凛々」を迎え、ようやくCoccoが歌っているという感触が得られた。

最後の曲を前にCoccoがメンバー紹介をする。も、最初は沖縄弁で話しており良く聞き取れず、その後も本当に頭の中にお花畑でもあるんじゃないか?と思う位、独特な喋り口で8/5にTVに出て緊張したこと、今回のライブを非常に楽しみにしていたことを話した。その喋り口やテレ笑いを見る限りはどうみてもCoccoなのだけれど、歌との乖離が大きい気がした。CoccoとSINGER SONGERは違うと言えばそれまでなのだけれど。

セットリスト
1. ロマンチックモード
2. Come on you
3. 雨降り星
4. Millions of Kiss
5. 初花凛々  
6. 花柄(新曲)



ROCK IN JAPAN FES 2005□8/6 その4

2005-08-08 15:32:25 | 音楽
salyuから次のthe band apartまで時間があったので、少したまごの森で涼む。去年は大混雑だった湊屋も皆がばらけたせいもあり、大混雑でなくストレスの無い範囲で食べ物を買うことが出来る。下妻ビールと芋アイスキャンディーという節操の無い組み合わせで涼を取る。

しばし、森で涼んでから再び灼熱のレイクステージへ。しかし、音楽が体感温度にこれほど影響するとは思わなかった。the band apartの曲はダンサブルでありながら、クール&スタイリッシュ、物凄く日射しも強いのだけれど、何となく涼し気な雰囲気が辺りを包む。その反面、熱の集約点がないのも特徴かもしれない。これを差してか仲間は「旨いけれど華がない」といった。いい得て妙である。

the band apartのライブは音楽もさながら、BASS原の言動・行動を見る楽しみもある。コールも原が圧倒的に多く大人気。今回、曲を早くやり過ぎてしまったらしく、途中ブレイクを取る場面があり、原は「暑いから休む」といって舞台袖近くの日陰から動かない。戻ってきたと思ったら「去年、のんびりしてたら急に出番ですと呼ばれトイレに行きそびれ、ウンチをもらした」と。その後も客に悪態をついたり、相変わらず。最後はしっかりEric.Wで締め、個人的には満足度の高いライブだった。

セットリスト
1. cerastone song
2. from resonance
3. FUEL
4. real man's back
5. coral reef
6. higher
7. my world
8. Eric.W



ROCK IN JAPAN FES 2005□8/6 その3

2005-08-08 15:12:10 | 音楽
今年からROCK IN JAPAN FESも3ステージになり、収容人数も増やしているにも関わらず旨く人がばらけている。その一方、音がステージ間で交互に鳴っている感じになり移動がなかなかいそがしい。椿屋の最後の曲を聴きながら移動開始、サウンドオブフォレストにつく頃にちょうどsalyuが舞台に上がったところだった。

編成は先日、スペースシャワーでやっていた特番と同じでプロデューサーの小林武史がキーボード、さまざまなところで叩いているアラキユウコがドラムを務める。なにから始まるかと思ったら「ウエエ」。"lamdmark"の曲の中でも軽快な曲から初める辺り、小林武史の構成の旨さを感じた。
そして「VALON-1」一気に鳥肌が立つ。ステージ周りの木々が風で揺れ、それでも歌声は澄み通っていく。なんて光景だろう。想像していた光景がそのまま目の前に広がっていた。

動→静→動と曲調を組み合わせて「彗星」。時折、吹き下ろしてくる風は意外と冷たいが、その冷たさが風本来のものなのか、鳥肌が立つせいなのか区別がつかない。オーディエンスも静かに聞き入る。遠くグラスステージからドラムの音が混じるがさほど気にならない。大きな歓声やモッシュが生じるようなライブではなかったが、非常にFESらしい、いいライブだった。

セットリスト
1. ウエエ
2. VALON-1
3. Dramatic Irony
4. 彗星
5. to U