フランス滞在日記

我が家のフランス滞在は今年12月までとなりました。
残りのフランス生活楽しみます。日本との違いなど紹介します。

産まれました。

2011-02-20 14:16:51 | 出産
2月14日、午後8時41分、次男を出産しました。
おかげさまで、昨日土曜日、無事退院してきました。




で、前回記事の続きです。


夕方、食事の支度を始めた17時半頃から、陣痛が5分間隔になりました。
おしるしもありました。
立って動いていると5分間隔なのですが、ベッドで休むと10分間隔でした。
主人に電話して帰ってきてもらい、病院に電話したのが19時


すると助産婦さん、「お風呂に入ってから、5分間隔の陣痛が2時間続いたらまた電話してきてください。あと1時間待って。」


えぇ~~~~!?


すぐ行けないの~?


汗もかいていたので、いちお、シャワーをかかってから、もう一度19時半に病院に電話しました。
今度はちゃんと、「5分間隔の陣痛が2時間前から続いていて、とても痛い。」と伝えました。
すると、さっきの助産婦さんとは違う人だったので、「来てください。」とすんなり。。。


で、病院に着いたのが20時

気付かれました?病院に着いてから出産まで40分ですョ。。。


内診時に破水。子宮口が「6cm開いている」と言われ、「無痛分娩を希望しますか?」と聞かれたので、「もちろん」ということで、分娩室へ移動。


主人は今回息子がいるので、分娩室へは入れず、分娩の病棟といいますか、分娩室がいくつもある棟の入り口にある待合室で待機です。



分娩室へ移動し、点滴などの麻酔の準備を始めました。
私は、陣痛が来る度、「深呼吸して~」と言われて待っていました。
もうすぐ麻酔して楽になれる、、、と。。。
そして助産婦さん「麻酔科医を呼んできますね。」と部屋を出て行きました。

その間に、今まで経験したことのないすごい陣痛が
「ああぁぁ、ああぁぁ、ああぁぁ~~~~~~~~~」
と叫ばずにはいられないのです。
この時、初めて「いきみたい」と思いました。
(長男の時は、麻酔がかかっていたのでこの感覚はなかった。)

声を聞きつけて助産婦さんがあわてて、内診すると、
「麻酔はもう間に合わないわ」

経産婦に5分間隔の陣痛が2時間たってから来るように言う時点で、もしかしたら麻酔は間に合わないかもとは、思っていましたけど。まさか本当に間に合わないとは・・・

間に合わないもんは仕方ない。とにかく、この苦しい状態をなんとかしたい思いで、がんばっていきみました!!
日本語で「いたい、いたい」と叫びながら。。。
痛すぎて無理と思った時、「non,non」と言ってましたけど。。。
でも本当にあと少しだったみたいで、1回いきんだら頭が出て、2回目いきんだら産まれました。


はぁ~~~~、産まれて良かった~~~。
やっとこの苦しみから解放されるのねー、と思ったら。

胎盤を出すための後産。そして、また裂けたところを縫う処置。
この処置が一応、麻酔のスプレーをかけるんですが、すんごい痛いです。
局所麻酔の針も痛かった。



というわけで、フランスで二人目の赤ちゃんは、麻酔なし分娩で産まれたのでした。

私の周りにも、二人目はとても早くお産がすすむので、麻酔が間に合わなかったという人、けっこういます。
だったら、経産婦は早めに病院に来るように言えばいいのに、と思うのですが、これがフランスなんでしょうね。

TIR (TITRE D'INDENTITE REPUBLICAIN)

2009-08-16 12:15:29 | 出産
取りに来て下さい、という通知が来たので、県庁に取りに行ってきました。
産まれて10ヶ月、、、

TIRについてはこちら。
http://blog.goo.ne.jp/h-nappy/e/1bb89c3f45166338a0ed58d9aa7ad3f6

県庁でも30分くらい待たされ、やっともらえました。
申請したのは産まれてすぐだったので、生後3週間の時の写真です。
かわいい~

これで、海外にも安心して出かけられます。
いっぱい旅行しようね~


Paje

2009-05-29 14:40:51 | 出産
LA PRESTATION D'ACUEIL DU JEUNE ENFANT
出産育児手当です。
やっともらえるようになりました。。。

10月に息子が産まれてから、程なく L'extrait d'acte de naissance のコピーをCAFに提出しました。
2月になっても、何ももらえないのでどうしてなのか聞きに行きました。
すると、前年度(2008年生まれなので、2007年)の収入を申告しなければいけなかったらしく、日本での収入を申告しました。
2週間ほどして、La prime a la naissance 産まれた時もらえる手当が振り込まれました。860ユーロくらいでした。
(2010年5月追記:産まれた時もらえる手当ではなく、妊娠8ヶ月の時にもらえる出産準備金でした。)

何でも遅いフランス。割と早い対応だな~と感心していたら、L'allocation de base 月々にもらえる手当の方は、『2008年11月分の給料明細を送って下さい』と手紙が来ました。これが2月の終わり。

4月始め、今度は『2008年9月分の給料明細を送って下さい』と手紙が来ました。前回の手紙で一緒に書いててくれればいいのに。。。
そして4月終わり頃、『あなたの滞在許可証の期限がもうすぐ切れるので、新しくなった滞在許可証の両面をコピーして、送って下さい。』って。。。滞在許可証は関係ないじゃんと思いましたが。ちょうど申請中でレセピセを持っていたのでそれをコピーして送りました。

そして、やっと今月からもらえるようになりました。月々175ユーロくらい。
10月から今までの分もまとめて振り込むそうです。
いや~、もらえるまで長かった

追記。これらは各家庭の収入状況により、もらえない方もいます。

長いといえば、carte vitale
息子の分がもう1枚届くとばかり思っていたら、親と一緒に登録されるから、子供の分は届かないんですって。。。
早く教えてよ。。。

キネ

2009-01-25 14:34:33 | 出産
餅をつくわけではありません。
Kinesitherapie 運動療法の略です。

ここフランスでは、出産で緩んでしまった筋肉のリハビリをします。
La reeducation perineo-sphincterienne といって、直訳するとエイン部と括約筋のリハビリです。これは保険がききます。10回までタダです。

このほど、10回終わりましたので、レポートします。

出産後6週間目に、助産婦の診察がありました。
その時、キネすることが決まりました。処方箋をもらい、キネの事務所に予約しに行きました。私が出産した病院にはキネがありますが、無い場合は、町のキネ士に通うことになるようです。(看護婦や助産婦と同じですね。)

初めはキネ士の診察。
エイン部の筋肉を強くするためには、動かさなければなりません。しかし、縫ったところが痛くて自分では動かせません。
どうするのかというと、、、
電気刺激で強制的に筋肉を動かします。処方箋をもらい、電極の部分を薬局で購入します。保険が効くので2ユーロくらいでした。
機械を使ってのリハビリは2回で終わりました。もっと時間がかかる人もいるようです。

そして、ここからが10回。他のマダムと一緒です。週2回、1回30分間でした。
説明しにくいのですが、お腹の筋肉を持ち上げるんです。
息を全部吐いて、止めて、胸を開いてお腹をへこませます。そして20秒ガマン。
これをいろんなポーズでします。このポーズがへんてこりんなんです
写真をお見せできないのが残念
家では毎日15分続けましょう、と言われました。

最後の日、別れの挨拶にキネ士から「もしかしたら、またね。」
フランスでもう一回出産できるかしら?

こんな感じでリハビリは終わったのでした。

TIR

2008-10-29 15:31:43 | 出産
TIR(TITRE D'IDENTITE REPUBLICAIN)とは?
地球の~には載ってないのですが、いろいろ調べてみると、
2年前から、フランスでは、未成年者も身分証明書を持たなければならなくなったそうです。
我が子は、フランスで生まれたので滞在許可証は要りませんが、身分証明書(TIR)が必要です。海外へ行く際は、パスポートとこれが必要ということらしいです。
ちなみに、5年間有効(5年ごと更新ということ)。無料。

追記。
私の住んでいるバ・ラン県では、TIRを申請しましたが、県によってはDocument de circulationという書類を申請するところもあるそうです。Document de circulationがだたの出国書類なのに比べ、TIRは18歳でフランス国籍となる可能性があるそうです。

申請に必要な書類は、
・copie integrale d'acte de naissance 1部
・申請書
・両親の滞在許可証のコピー
・住居証明(電気代などの領収書)
・ベビーの証明写真 2枚

これらを県庁に出します。

ベビーの証明写真、取りに行きましたよ。生後18日目に。
これがパスポートにも載るんですよ。かわいいな~

日本の戸籍に入ります。

2008-10-21 14:22:24 | 出産
フランスの出生届が完了し、copie integrale d'acte de naissanceを入手したら、
次は日本に出生届を出します。これで日本の戸籍に入り、日本国籍を取得できます。
フランスの出生届が48時間以内に出さなくてはいけないのに対し、こちらは3ヶ月以内、とずいぶん猶予があります。
でも、早く戸籍に入れてあげたいですよね。

出生届はフランス国内の所轄の大使館、領事館で手続きを行います。
ストラスブールには、日本領事館があるので、そこへ出向きます。

必要な書類は以下の通り。
・copie integrale d'acte de naissance 1部
・copie integrale d'acte de naissanceの翻訳 1部
 領事館でもらう書類に、自分で訳を記入します。
 書き方が分からなければ、領事館の人が教えてくれます。
・出生届(海外出生バージョン)2部
・戸籍謄本 1部
・届出人の滞在許可証コピー

これらを提出して日本の出生届は終了。

後日、日本の家族に、戸籍に入っているか確認してもらい、戸籍を送ってもらいましょう。
再び、領事館へ出向き、パスポートを作ったら、いつでも日本に帰れます。

フランスの出生届

2008-10-13 01:53:34 | 出産
フランスで出生した子供の出生届は国籍に関わらず、フランスで行わなければいけません。
出生届は住んでいる町の役所(mairie)で行うのではなく産まれた病院、産院のある町の役所にて行います。
私が出産した病院では、市の職員が出向していて、Etat Civilというコーナーで手続きしました。
しかしその届け出は出生から48時間以内に行わなければいけません。
その期間を逃すとその子供は出生を証明してくれるすべての手段を失います。
出生の事実が無いので日本の戸籍にも入ることが出来ず、日本国籍も取得できないのです
48時間以内ということは子供の名前を産まれてからあれこれ考えている余裕はありません。フランスでは、妊娠中に性別を教えてくれます。

出生届の手順および必要な書類。
・出産した病院が作成する出産証明書
・両親の戸籍謄本の法定フランス語訳
・両親の身分証明書

これらを提出すると、役所は出生の登録を行います。
子供の名前、性別、生年月日、(両)親の氏名、生年月日、国籍、住所、職業などに誤りがないか確認し、サインします。
病院作成の出産証明書以外は返却されます。

そして、copie integrale d'acte de naissanceをもらいます。”出生登録原本の写し”ですね。
日本の戸籍登録用に2部、各種出生申請用に1部、記念に1部、で、合計4枚もらいました。
もう1つ、EXTRAIT D'ACTE DE NAISSANCEを5枚くれました。こちらは日本の戸籍登録用には使えないんですけどね。(何に使うのかな?)

次に、社会保険への加入です。手続きは、Securite Socialeの窓口で行います。
提出書類は、
・copie integrale d'acte de naissance原本とコピー
・社会保障証カード(Carte vitale)
・登録用の用紙

数週間で郵便が来るそうです。

妊娠期間中に、CAF(caisse d'allocations familiales)から出産育児手当(生まれてくる子供のための補助金)をもらっていた人は、産まれた後にも補助金が出るので、CAFにも届けなければいけません。
(収入制限があり、我が家はもらってません。残念

出産!! Accouchement

2008-10-08 00:42:41 | 出産
9月30日。
その日は、朝から便秘でした。。。出そうで出ないそんな感じが朝から続いていました。

夜は、主人と2人で最後の外食になるかもしれない、ということで、モロッコ料理を食べに行きました。
日本ではあまりなじみのないモロッコ料理ですが、こちらにはモロッコ料理レストランが結構あります。
クスクスとタジンという煮込み料理を頼みました。
円錐状の蓋の入れ物に入ってきます。中身は、鶏肉、羊肉、牛肉、肉団子、ニンジン、ズッキーニ。薬味?として、干しレーズン、赤唐辛子のペーストが付いていました。
クスクスは、パサパサしているのかと思っていましたが、そうでもありませんでした。お米ともパスタとも違う、新しい味の発見でした。

そして、家に帰り、ベッドで休んでいると、何となくお腹が痛い。23時頃です。
便秘の痛みのようでもあるので、トイレに行きました。
そして、破水。
出産のイメージとして、おしるし→陣痛→破水。があったので、「今日もおしるしなかったな~」なんて思ってました。
で、病院に電話して、主人の友達の車で病院に送ってもらいました。その間に陣痛が始まりました。

ここからは、時間経過で書きます。
23:45 病院到着。子宮口2cm開大。
00:00 モニタリング。陣痛7~8分間隔。まだ痛みに耐えられる。
01:30 陣痛が強まらないようなので、病室へ移動し、様子を見る。
01:35 陣痛5分間隔。
02:35 陣痛2~3分間隔。
02:50 痛みに耐えられなくなったので、ナースコール。
03:00 Salle d'Accouchementに移動。子宮口5cm開大。
    無痛分娩希望しますか?と聞かれたので「Yes!」
03:20 麻酔の準備。
03:40 麻酔終了。実際麻酔をしているのは、2~3分。
    1回の陣痛と陣痛の間に終わりました。
03:45 麻酔が効いてくる。痛みなし。収縮の感じはわかる。
04:45 子宮口10cm開大。「もっと、赤ちゃんが下がってきたらいきみましょう」
05:30 痛みがないので、ウトウトする。
    「ちょっと、いきんでみましょう」→赤ちゃんの頭が見える。
    助産婦の合図で、いきみ開始。
    ベッドに手すりはなく、手は自分の太ももを持つ。
    1回の陣痛で、2~3回いきむ。4回ほど続けたら、赤ちゃんの頭が引っ込まなくなった。
06:08 赤ちゃん誕生!!!!!!

生まれてすぐの赤ちゃんは、すぐに泣き出し、すごく大きな声でした。
お腹の上にぽんと乗せられ、いきなり、おしっこをひっかけられました。
タオルで体を拭かれた後は、2時間ほどずっと抱っこのまま休みました。
麻酔しているので、胎盤もあっという間に出てしまい、裂けたところを縫って、休憩。
点滴や麻酔の管を抜いてから、10時頃病室に戻りました。