フランス滞在日記

我が家のフランス滞在は今年12月までとなりました。
残りのフランス生活楽しみます。日本との違いなど紹介します。

お預かり保育

2013-08-09 19:44:02 | フランス生活まとめ
働いているママは16時にお迎えに来られませんよね~?

そう言う場合は、日本で言うお預かり保育があります。garderieといいます。
学校内にgarderieの部屋があります。放課後にgarderieの人がクラスに子供達を迎えに来ます。そしてみんなで移動。
ここはママも働いていないと入れません。労働契約書が必要になります。(ストラスブール市の場合)
行かない日があっても一律月37.10ユーロだそうです。兄弟がいる場合、2人目からは18.55ユーロ。


朝7時45分~始業前、と夕方放課後~18時までです。
お迎えに遅れたらペナルティがあります。1回目と2回目は11.15ユーロ、3回目からは22.45ユーロ。

他に、水曜日(も幼稚園と小学校はお休み)とバカンス中預かってくれる、périscolaire というのがあります。
これも申し込みが必要で、料金は各家庭の収入別です。我が家の場合、半日7€、一日10€くらいです。


あと、急にお迎えに来られないときは、友人に頼んだりできます。
少し遅れるとクラスの担任から電話がかかってきて、「1階の校長室の前にいるから」などと言われ、迎えに行くと担任とそこで待っています。
もし、この時すぐにお迎えに行かれない時は、校長室に校長先生と一緒にいるか、garderieに入れられます。
(その場合、料金はどうなるのでしょうか?? 1回くらいならたぶん払わなくてもいいんじゃないかな。)


幼稚園の給食

2013-08-09 18:33:42 | フランス生活まとめ
前回、幼稚園の給食について書くのを忘れていました。

幼稚園は、各幼稚園によって多少異なりますが、1号が行っているところは、朝8時半~16時までです。
(幼稚園は、フランス語で école maternelle というので、ついつい学校と言ってしまいます。。。)

お昼は、学校で食べても家に連れて帰っても構いません。
ですので、午前のお迎えが11時半、午後の登校が14時、と決まっています。
不審者が入ってこないよう、この送り迎えの時間以外は門は通常閉まっています。用がある人はインターホンを鳴らします。

お昼は以前は一律4ユーロでしたが、2011年9月から各家庭の収入別になりました。
(これはストラスブール市の場合です。隣の市は一律5ユーロだそうです。。。)
収入別というのはいいことですね。

ただし、年度が始まる前に登録しておかないと、最高額を支払わなければならなくなります。
少々面倒くさいのですが、市役所に行って、もしくはネットでダウンロードして、所定の申し込み用紙に記入し、家族指数(QF)の証明書を添付して提出します。2年目からは市の方から、すでに家族指数が印刷された申し込み用紙が届くので記入して提出するだけです。
しかし、今年(2013年9月からの分)は来なかったので!自分で用意しました。来ないこともあるので注意です。。。

そして、登録内容は、契約制かチケット制か選べます。
契約制にした場合、チケット制よりも1回の値段が少し安いです。しかし、食べなくても払わなければなりません。食べる曜日が選べます。
チケット制にした場合、市役所または町役場でチケットをあらかじめ買っておいて、給食を食べる日の朝に、教室に置いてある所定の箱にチケットを入れておきます。
このシステムだと、給食費の取り漏れがありませんね。
たまにチケット忘れたとか急にお昼迎えに行かれなくなったなどで、チケットなしで食べることも出来ますが、教室の入り口に張り出しされてます。「○○さん、○月×日分、○ユーロまだ支払われてません。」

給食と言っていますが、実際は教室で食べるのではなく、カンティンヌ cantine(直訳すると食堂)に行ってそこで食べます。
お昼になるとcantineの人が子供達を教室に迎えに来て、みんなで食堂に行きます。
(お昼休みは先生達も休みなので、労働時間には含まれてない計算です。公務員は週35時間労働。。。)
cantineがない学校もあるらしく、そこではお昼のお迎えが必須になります。。。

市で一括して業者に頼んでいるので、給食は朝cantineに届けられます。
市内どこでも同じメニューです。(私立は別。そこの学校で作っているところもあります。)
でもクリスマスにはクリスマスメニューになるんですよ。
詳しくは以前のブログ記事以前のブログ記事で。

子供のこと

2013-08-08 15:25:35 | フランス生活まとめ
やっぱり、一番は子供のことでしょうか。

まず、金銭的なことを。。。

フランスの周産期における医療費は保険負担です。しかも6ヶ月以降~産後健診(約1ヶ月後)までは自己負担なし!
そして妊娠8ヶ月には、出産準備金として約10万円もらえます。(収入の上限があり、高所得者はもらえません。)

子供手当は、ベース(基礎)となるのが、約2万円。3才までもらえます。
子供が3才になる前に2人目が生まれたら、2人目が3才になるまで、子供2人分の金額、ベース+α=約3万5千円もらえます。(倍ではない)
2人目が3才を過ぎたら、、、またこのベースの金額が、下の子が16才になるまで、もらえるんですね~。
だから、子供の数が多ければ多いほど、長い期間たくさん手当金をもらえるわけです。


フランス女性は出産後も早くから職場復帰します。(もちろん男性も育児休暇とれます。でも職場によるみたいです。)
そうすると、子供をあずける場所が必要になりますね。
フランスにはたくさんの種類があり、自分のライフスタイルによって選ぶことが可能です。
クレッシュと呼ばれる保育園、ガルドリーと呼ばれる託児所、ヌヌーと呼ばれるベビーシッター、などなど。
クレッシュも3種類あります。そして公立と私立があるので、本当にたくさんあるのです。
そしてこれらにかかった費用は、所得申告(日本で言う確定申告)の時に、領収書を出せば控除の対象になります。

子供が2才になれば、jardin d'enfant ジャルダンダンファン (日本語にすれば子供園とでも言うのでしょうか。)といって、保育園と幼稚園の中間のようなもの、に行くことも出来ます。公立は4才まで。私立は6才まで行けます。

幼稚園は3才からです。正確に言うと、3才になる年の9月からデス。
2009年1月生まれ~2009年12月生まれの子は、2012年の9月から幼稚園に入れます。12月生まれの子は入園児はまだ2才ということになります。
もちろん、幼稚園も公立と私立があるわけですが、公立は無料です。
制服はありません。入園セットも要りません。
準備する物はありますが、クラスによって違います。
去年の1号のクラスは、フェルトペンセット、ティッシュ1箱、ウェットティッシュ1袋(お尻拭きくらいのサイズ)、クリアファイル2冊、キッチンタオル1巻、上履き。でした。全部で50ユーロもしないと思います。クリアファイルと上履き以外は、共用の備品になります。
PTA会費みたいなのを年度の初めに15ユーロ払います。子供が2人いたら、2人で20ユーロに割引されます。

あとはクラスのアクティビティで、映画に行くから、とか遠足に行くからとかで、その都度2~5ユーロ程徴収されます。
各季節に1回、おやつ会があって、放課後おやつを持ち寄って、先生と親の交流がありますが、自由参加です。

今日は、金銭的なことについてのみ書くので、
幼稚園のくわしいことはまた次の機会に。


小、中、高校、公立は無料です。大学も登録費が300ユーロくらいかかるらしいですが、公立は基本無料です。
と、こんな感じで、教育費がかかりません。

これなら、出生率もあがりますよね。