漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。
今回のお話しは焼津を代表する水産加工品。カツオ節です。
サバ節など、いろいろな節のこと。
そして手間と時間のかかるカツオ節の作り方を説明してくれました。
そして、なにより体験が大事!と言うことで
実際の本枯れ節(かび付けしたカチカチのカツオ節)と荒節(かび付け前のもの)を持参してくれて、生徒に削らせてくれました。
生徒全員、カツオ節削りにチャレンジです。
研究所の皆さん、毎回趣向を凝らした授業をしてくれます。
学園の売りはソフトウエア。
焼津という水産都市の利点を最大限に活用し、専門家の話を聞いたり、生徒にいろいろな体験をさせます。
こんな学校は他にありませんよ!
8月19、20日は模擬授業も体験できるオープンキャンパスを行います。
事前に申し込みが必要です。
詳しくはホームページをご覧ください。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/harunokengakukai.html
お問い合わせ、お申し込みは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
【カツオ節の本場】
カツオ節が生産されるのは、鹿児島と静岡県だけです。
かつては静岡県、そして焼津が日本一の生産地でした。
しかし、現在のネームバリューは鹿児島が上回っているのが実状です。
実際に今では静岡県の倍以上の生産を鹿児島で行っています。
一方で焼津のカツオ節業者は世の状況に合わせて粉末、液体の調味料にシフトしているのです。
焼津にとって、カツオが最重要魚種なのは今も変わりません。
園長のつぶやき
今回の講師をしてくれたYさん。
中学では名の知れたサッカー選手でした。
当時、一緒にプレイした同級生にはJリーガー、日本代表もいます。
当然、サッカー強豪校からの引き合いもありました。
しかし、サッカーと同じくらい魚が好きだったことから、将来は魚の仕事をすることも考えていたそうです。
で、彼は県内トップの進学校に進み、水産の大学を経て、県の水産技師になりました。
偏差値の高い高校、国立の大学、採用の少ない県の水産技師。どれも難関です。
安易にサッカーで高校に行くことを選ばず、しっかり勉強をして自分の道を開いたのです。
このことは、生徒にも話しました。
自分の目標のために努力をした結果、今は自分のやりたかった仕事に就いているわけです。
生徒たちは漁師になるために学園に来たはず。
なら、どうすべきか?
常に考えて欲しいと思います。
ちなみに、Yさん。とてもアグレッシブ(積極的)に仕事をする人です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます