静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

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「やいづ」乗船実習 かつお一本釣りの操業を終えて  (生徒作文)

2013年12月13日 09時16分46秒 | 25年度 乗船実習

かつお一本釣りの操業は11月21日から始まり、11月29日に終了しました。
この間、連日好漁が続いたケースは1度だけで、獲れたり獲れなかったりする日が続きました。

29日は、最終日にして初めての朝一、6時15分から操業が始まりましたが、6kgサイズを64尾とあまり数は出ませんでした。
ここでは、操業最後の29日に、大型カツオに挑んで力不足を痛感した、K君の作文を紹介します。

今日は、最後の操業でした。
朝から大きなカツオが釣れていたので、朝から好調でした。
本数は少なかったけれど、なかなか釣り応えのあるカツオで楽しかったです。

操業が始まってから何日か経ち、日数を重ねるたびに、慣れてきて、力をどれくらい入れれば丁度良い具合にあがるか分かりました。
最初の頃は、力の調整が分からなくて、ホームランをしてしまいました。
そして、最初は、大きいカツオが来ると、腰が曲がってしまっていて、変な体制で釣っていました。

どのような体制で釣れば、良いかバケの動かし方など、「やいづ」の船員さんから多くのことを学びました。
重いカツオが来て、釣るときに、最初の方はまだ上がるのですが、何回も釣っていくと腰が痛くなってしまいました。
だけど、そこで腰を曲げてしまったら、釣りにくくなってしまい、しかも身長が小さいので、腰を低くしてしまうと上がらなくなるそうです。

バケの動かし方も自分の想像とは、ちょっと違った誘いでした。
学園を卒業したら、カツオ船に乗りたいと思っているので、この「やいづ」乗船実習のカツオ一本釣りは、本当に役に立つ実習でした。
でも、この実習船とカツオ一本つりの民間船とでは、全然違い、同じように見てはいけないと思いました。

ここでは、大きいカツオを2丁ハネ(竿)で釣ったりしますが、
民間船に行くと、2丁ハネなんてやってもらえなくて、どれだけ重たくても、自力で上げなければ、いけません。
なので、民間船に行くまでに、力をつけなくてはいけないと思いました。
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