静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

親父と冬のキンメダイ・カジキ漁 (生徒作文)

2013年01月09日 08時59分25秒 | その他
3学期の始業式を8日行い、生徒達の新しい学園生活が始まりました。
お父さんが現役のキンメ一本釣り漁師で、冬休みに親子でキンメダイ・カジキ漁に行ってきた生徒がいます。
その時の様子を文章にしてくれましたので、紹介したいと思います。

 冬休みに金目(キンメダイ)漁に5回、メカジキ漁に1回行ってきました。
 実習船「やいづ」と違って、自分の家の船は小さいので、揺れがすごく辛かったです。
 金目釣りは慣れてくると、とても楽しかったです。

 メカジキは初めてだったけど、親父と協力して100キロを2本、30キロを1本獲れたので良かったです。
 メカジキだけでなく、多くのサメが食ってきて獲るのが楽しかったです。
 自分で銛で刺すと達成感がすごく、漁師ってやっぱりいいなと思いました。

 しかし、冬の海というものを経験したことがなかったので地獄でした。
 何枚服を着ても寒いし、水は冷たいので辛かったです。
 こういうことにも負けないでもっと頑張りたいです。

 正月休みや天気の悪い日が何日かあったので、久しぶりに地元の友達と遊べたので楽しかったです。
 乗船実習で一本釣りしてきたカツオも喜んで食べてもらって嬉しかったです。
 
 地元の行事で「せきふね売り」というものが正月にありました。
 「せきふね」というのは、(木製の)船の形をした小さいもので、航海の安全と大漁を祈願をするものです。
 漁師の先輩と1日かけて漁師の家を回り買ってもらいました。

 人生最後の冬休みは、色々なことが経験できたので、楽しかったです。
 卒業まで、あと2か月と時間がないので、もっと頑張りたいです。

 

 
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