静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

44期生の主機関(エンジン)分解・組立ての実習   生徒作文

2013年09月20日 13時42分18秒 | 学園行事
漁船の機関室には、主機関の外にも様々な機器が所狭しとあり、その機能や仕組みを覚えることは容易ではありません。
しかし、学園には、実際の漁船に搭載されているものと同じ600馬力の低速ディーゼルエンジンとその実習システムがあります。
生徒達は、この機関実習システムで構造や仕組みを、実践的・効率的に学ぶことができます。

今回の実習では、外したナットを誤ってオイルパンの中に落としてしまうハプニングもありましたが、
無事回収することができ、事なきを得ました。

  (N君の作文)
18日~19日に、学園に赤阪鐵工所の方が来てくださって、学園にある主機の分解、整備、試運転を行った。
1日目は、主機のシリンダーを分解し、講師の方に教えてもらいながらシリンダーカバー、吸気弁、シリンダーダイナー等を分解した。
主機関は部品が多く、ボルトは一つひとつの大きさもバラバラで、スパナやモンキーなど沢山の道具を使った。

シリンダーカバーを外して中のピストンを見ると油でベトベトだった。
その他の部品も一つひとつ丁寧に外していって、各部分をきれいに洗い、擦り、最後にウェスで拭くと光っていた。
戻す時(組立て)は、分解前と同じにように戻さないと、動かなかったり、故障の原因となるので慎重にやった。

ボルトにも数字や印を書いて、戻す時に間違えないようにした。
今回、6番シリンダーだけでも部品が沢山ありすぎて、すべてのシリンダーをやるとなると気が狂いそうだなと思った。

ちゃんと分解前のように動くのか心配だったけど、いざ圧縮空気で始動させると、他のシリンダーとともに音を出しながら動き始めた。
自分はとてもうれしかった。


   昨年のブログも見てください。
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 低速ディーゼルエンジン600馬力の分解・組立実習
 エンジン分解・組立実習 生徒感想文
コメント
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