GENさんの陸上ワールド

柳原 元の公式ブログ。WA世界陸連公認代理人。海外サポートしているクライアント選手、チームの活躍ぶりなどを綴ります。

ヤンキースタジアムに学ぶ

2014-08-03 18:03:56 | スポーツビジネス
先日NY滞在中に念願かない試合観戦に訪れたヤンキースタジアム。

110年以上の歴史を持ち、世界のプロスポーツチームの中で第4位の資産価値
(野球チームでは第1位)を持つニューヨーク・ヤンキース。
まさに世界最高の野球チーム。

そして09年に完成したこの新しいスタジアム。日本の野球や陸上のスタジアムと
何が違うのか。そんなことを考えながら中に入ってみました。

↓新しいながらも歴史伝統を感じさせる入り口エリア。


↓スタンド裏のスペースは広大なスペース。
 いくつかあるグッズショップも大盛況でした。


↓試合観戦しながらゆっくり飲んだり食べたり。
 というか、このエリアにいる人達ははっきり言って真剣に試合観ている人はあまり
 いませんでした。


↓外は暑いので、中に入ってみると、野球場とは思えない雰囲気のバーやレストラン
 スペースが。店内には幾つかスクリーンがあって試合も観れますが、ここでは更に
 多くの人が試合そっちのけで呑んだり、食ったり、おしゃべりしたり。
 野球観戦というよりは完全にパーティー、社交の場と化していました。
 そして、この写真の奥には何と本格的な寿司カウンターまでありました。


↓このレストランで頼んだバーガー。
 中に入っているのはハンバーグではなく、なんとローストビーフ。
 柔らかくてウマい!これだけでも食べにくる価値ありって感じでした。
 ナプキンのロゴマーク、細かい所までお客さんの目を引く仕掛けがあります。


↓この日は日曜ということもありスタンドはほぼ満席状態。
 試合前の国家斉唱。そして恒例の7回の「God Bless America」と「Take Me Out to
 the Ballgame」を皆で歌い、気持ちをひとつに。
 その他にもスタジアムが試合前から試合の合い間まで様々な仕掛けがあり、本当に
 スタジアムが一体となってお客さんを楽しませてくれるといった印象。
 さすがエンターテイメントビジネス先進国アメリカといった感じで、野球に興味が
 ない人でも行って楽しめる、つまらない内容の試合でもまた行きたくなる、まさに
 そんな気持ちにさせてくれるスタジアムでした。


日本でも2020年の五輪開催が決まり国立競技場の建て替えをはじめ色々なスポーツ
施設が今後出来ていくのでしょうが、建物の外観だけでなくそこで来場者(その試合や
スポーツにあまり関心の薄い人も含め)をどうやって楽しませるのかといったソフトの
部分も今からしっかり考え議論してほしいものです。




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