GENさんの陸上ワールド

柳原 元の公式ブログ。WA世界陸連公認代理人。海外サポートしているクライアント選手、チームの活躍ぶりなどを綴ります。

2022年 九州実業団駅伝~黒崎播磨というチーム

2022-11-09 14:05:31 | 参加試合結果
11月3日(木)東日本地区と並んで開催された九州実業団駅伝。
この大会では黒崎播磨が念願の初優勝を果たしました。

●第59回九州実業団毎日駅伝競走大会

1位 黒崎播磨 3時間52分29秒
2位 九電工 3時間54分03秒
3位 トヨタ自動車九州 3時間54分23秒 
4位 安川電機 3時間55分49秒
5位 旭化成A 3時間55分53秒
6位 三菱重工 3時間56分48秒
7位 西鉄 3時間59分01秒
8位 戸上電機製作所 4時間00分41秒
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9位 ひらまつ病院 4時間07分07秒
※上位8チームが元日の全日本実業団駅伝(ニューイヤー駅伝)出場権を獲得。
全結果はこちら

ニューイヤー駅伝で最多25回の優勝を誇る旭化成。同駅伝で上位常連の三菱重工ら強豪チームがひしめく九州地区。今大会では1区から一度も首位を譲ることなく7区間中4区間(1,4,5,6区)で区間賞を獲得。圧倒的な強さをみせた黒崎播磨。創部は1961年と歴史のあるチーム。拠点は福岡・北九州市。関東地区のチームと比較して選手スカウト面でのハンデも否めない中、約10年前に就任した澁谷監督がそれまで低迷気味だった同部を地道に強化。近年マラソンでは細谷恭平選手(マラソンPB2時間06分35秒・日本歴代6位)、トラックでは田村友佑選手(10000mPB27分48秒42)ら個人種目でも日本トップレベルの選手を育成。今年のニューイヤー駅伝ではチーム最高順位の6位入賞。そして今回九州実業団駅伝優勝と、来年のニューイヤー駅伝ではベスト3、そして近い将来優勝が狙える位置にまで成長してきました。

今年に入りチーム独自の海外遠征も積極的に展開。上から、
1)9/18コペンハーゲン・ハーフの田村友佑選手


2)9/27ベルリン・マラソンの土井大輔選手


3)10/8シカゴ・マラソンの細谷恭平選手

📷1)、2)インプレスランニング
📷3)How Lao

初の海外マラソン出場ながら世界6大大会のひとつでもあるシカゴで見事6位入賞の細谷選手をはじめこれら選手を現地でサポートさせて頂きましたが、皆競技に対する意識レベルが非常に高く、とても純粋な気持ちで自身の競技と向き合っているという印象でした。「今後は世界に通用する選手の育成を視野により積極的に海外レースにもチャレンジしていく」と澁谷監督。まずは元日のニューイヤー駅伝で日本の陸上長距離界に新風を吹き込むようなレースを期待したいと思います。

黒崎播磨陸上の公式ホームページ

各選手の紹介記事(陸上ライター・寺田辰朗さんによる連載)

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