GENさんのスポビズ日記

柳原 元の公式ブログ。IAAF国際陸連公認代理人。陸上選手の海外サポート業務を中心に日々の活動状況などを綴ります。

’92バルセロナ五輪のあるシーン

2012-06-15 12:51:21 | 日 記
先日、ロンドン五輪の陸上・日本代表選手が発表されました。
順当に選ばれた人、最近急成長した中で選ばれた人などなどその顔ぶれやメディアでのコメントを見ている
だけでも今から本番が楽しみです。
一方で長年の努力が報われず残念ながら代表の座を獲得できなかった選手もいます。
最近ではソーシャルメディアなどを通じてそういった選手のコメントや想いもひと昔前では比較にならない
ほど多く目にする事ができます。
代表の座を獲得できなかった今、どんな言葉をかけても単なる慰めにしかならないよ、と言われそうですが、
それでもやはり五輪という高い目標に向かって日々色々な事を犠牲にし、努力してきたプロセスにこそ
競技スポーツに取り組む本当の価値があると思います。

数々の名シーンを生み出してきた五輪。私が特に気に入っている、そして今でも時々観るシーンがあります。
92年バルセロナ五輪・男子400m準決勝のレース。優勝候補の一角イギリスのデレク・レドモンド選手。
レース中盤、突然の肉離れで立ち止まるもその後集まったメディカルスタッフらの制止を振り切り、脚を
引きづりながら自分のレーンを走りだすレドモンド。
更に場内に実の父親が飛び込んで来て最後の直線を一緒に歩きながらゴール。その後に湧き起こった大きな
スタンディング・オベーション。
どんな苦境の中でも一歩を踏み出す事の大切さを教えてくれるシーンです。

今回五輪に臨む選手の中にはその過程で強烈なプレッシャーやもしかしたら体調不良等で万全の状態で
臨めない状況に陥る選手もいるかもしれません。
一方、今回努力実らず代表になれなかった選手の皆さん、今は失意のどん底にあるかも知れません。
どちらの側でどんな苦しい場面にあっても次の一歩を踏み出す事が決して無駄ではない、より大切な
ものを得る一歩になる事を忘れないでほしいと思います。

この20年前の動画に登場するレドモンド選手は、今回五輪開催国イギリスの選手ということもあり、
改めてこのシーンへの想いが募りました。

Derek Redmond reaches the goal(音声出ます)

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