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嵐電北野白梅町駅と一体化したバス停の顛末

関連ブログ・・・2021/6/20付「 緊急事態宣言解除後も京都市内の観光客向けバスは復活しません」、2021/9/28付「 京都市内の観光客向けバスは10月も復活しません」、2022/1/23付「京都市バスの観光客向け急行バスは事実上廃止のようです

京都市北西部を走る嵐電(京福電気鉄道嵐山線・北野線)は沿線に嵯峨野・嵐山、竜安寺、御室仁和寺、東映太秦映画村、広隆寺といった数多くの観光地がありますが、ターミナル駅の1つである北野白梅町駅が老朽化していたため、2019年~2021年にかけて駅舎新築・バリアフリー化・交通結節機能の強化が図られました。

https://www.keifuku.co.jp/upImage/newsRelease/1607404358_011887700.pdf

その一環として、ホームのすぐ北側にバス停を設けて電車とバスの乗り換えが簡単にできるようにし、2020年3月20日からここに京都市バスの観光客向け路線である急行102号系統の金閣寺・北大路バスターミナル方面行きが発着するようになりました。

 ※この時点の急行102号系統の運行経路=北大路バスターミナル~千本北大路~金閣寺道~北野白梅町~出町柳駅前~銀閣寺道~錦林車庫前、昼間30分間隔で運行

しかし・・・

この時点で既にコロナ禍が始まっており、主なターゲットだったインバウンド客は姿を消していました。

そして、全国を対象とした緊急事態宣言の発出により、2020年4月20日から「平日は通勤時間帯以外本数半減、土休日は運休」の措置が取られました。

https://www.city.kyoto.lg.jp/kotsu/page/0000269361.html

その後状況の好転に伴い元の便数に近づけられたものの、改めての緊急事態宣言の発出に伴い2021年4月25日からは他の急行系統ともども全面運休となり、

https://www.traicy.com/posts/20210425207764/

あとは上記ブログの通り、10月に措置が全面的に解除され、全国の1日の感染者数が100人未満になることがあっても再開することなく、2022年3月19日のダイヤ改正に伴い正式に休止となりました。「春や秋の観光シーズンに観光客の増加により混雑が予想される場合は臨時便を運⾏して対応する」とあるものの、インバウンド客は当面戻ってこないので、事実上の廃止状態です。

つまり、この「嵐電北野白梅町駅と一体化したバス停」が観光客に役立った期間はほとんどなかったことになります・・・

3月19日時点の現地の様子を報告します。

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